ニュース
ゲームセンターCX スーパーマリオ30周年SPステージに宮本茂氏登場!
「マリオメーカー」で有野課長作成のトラップコースが炸裂!
宮本茂さんも思わず「もう1回いい?」と泣きの1回!
(2015/4/25 19:55)
1985年9月13日に「スーパーマリオブラザーズ」がファミコンで発売されてから今年で30周年! というわけで、「ニコニコ超会議 2015」の会場では、「ゲームセンターCX」によるスペシャルステージが開催された。
放送作家の岐部さんがMCを務めるなか有野課長が登場! さすがの大人気に超満員の会場も、生放送のコメントも多いに盛り上がる。と、同時にどうやらパーマをあてたらしい有野課長の髪にコメントが集中。課長いわく「部長を目指しているので部長ヘアーにしました!」とのこと。
最初のコーナーは「スーパーマリオブラザーズ」の生挑戦に有野課長がチャレンジ! 挑戦するのはなんと、最初のステージ1-1。さすがにそれは有野課長であっても簡単にクリアできるはず……と思いきや、AD矢内さんが登場し、ゲームキューブ用のマット型コントローラーを取り出す! 足でマリオを操作する「足マリオプレイ」であり、有野課長のマットプレイ披露というわけだ。
足でスタートボタンを押しつつ「課長オーン!」のお馴染みの決めセリフでスタート!
1番最初のクリボーに2度やられてしまうも、最後の1機では「こうか!」と操作を理解してきたらしく、ラッキーも手伝って思いのほか順調に。ファイヤーマリオにもなって足先でちょいちょいとファイヤーボールも連発。クリボーに当たりつつもなんとか進んでいたものの、なんと時間切れが迫ってBGMが高速化!それに慌てたのか「あかん、違う、違う!」と操作がパニック気味になって、時間切れを迎えてしまった。
早くに足の痛みを感じ始めた有野課長のもとに、足マリオの実況プレイで有名なP-Pさんが1日ADの助っ人として登場!見本をみせてもらい再びチャレンジしたものの、落下につぐ落下で残念ながらガメオベラ(ゲームオーバー)に。そこでP-Pさんにゴール直前まで進んでもらい、ポールの前で「課長どうぞ!」と譲ってもらい、「……いいのかね?」と威厳たっぷりの課長プレイでジャンプ! 見事(?)ゴールを達成した。
続いては、2015年9月に発売予定のWii U「マリオメーカー」で有野課長がコースを作成!それにゲーム実況者やスペシャルゲストが挑むという、「有野からの挑戦」というコーナーが行なわれた。
パズルゲームが好きでマリオ好き、さらに何かを育てたり作ったりするゲームになると熱中する課長だけに「マリオメーカー」にもかなりハマったようで15時間をかけて渾身のコースを3つ作成!これがかなり斬新なコースとなっていた。
まずはゲーム実況者のキヨさんとP-Pさんが挑戦。そのコースはパズルゲームの好きな有野課長らしさ溢れる“進み方に思わず悩んでしまうようなトラップ”が満載!キヨさんとP-Pさんは困惑のままそれにハマり、それを見た課長は嬉しそうに「引っかかったー!イェーイ!」と無邪気に喜ぶ。
一方で、「マリオメーカー」オリジナルの「踏むと2匹に分裂する」デカクリボーやデカパタパタをうまく配置していたり、落下しそうなところにブロックが置いてあったりの救済処置もしっかりしているなど優しさも。さすが15時間もかけて製作しただけある考え抜かれた作りになっていた。それに助けられつつ、P-Pさんは慎重なプレイで仕掛けを見破っていき、なんとか最後の1機でゴール!
続いて2人目の挑戦者は、KADOKAWA・DWANGO代表取締役会長の川上量生氏が登場!ニコニコの創設者とも言える人だ。
川上氏が挑んだのは有野課長製作の水中コース。ブロックの道を迷路のように敷き詰めた迷路のような海の面で、ブロックを叩くとクリボーやパッ君フラワーが出現したり、デカクリボーが泳いで迫ってきたりと、なんだかメルヘンチックというかシュールなテイストの漂う地獄のようなコースになっていた。
これには元々あまり自信がなさそうだった川上氏は歯が立たずギブアップ。有野課長に見本を見せてもらうと、ボム兵の爆発で硬いブロックを壊すとショートカットできるなど、こちらも「お、『マリオメーカー』ってそんなこともできるんだ!」と感心するような、凝った作りになっていた。
有野課長からの挑戦はここまでで1勝1敗となったところで、いよいよ最後の挑戦者が登場。それはなんと、「スーパーマリオ」の生みの親である任天堂の宮本茂さん!! 先の2コースを裏で見ていたという宮本さんは、「ひどい、いじわるですよね(笑)」と苦笑い。お客さんのあまりの多さに驚きつつ、緊張の面持ちで挑んだ。
宮本さんが挑んだ3コース目は、最初に大きなパタパタがいて、その先にはクリボーが。甲羅を蹴っってBダッシュしていくと、頭上には「12th GCCX」の文字が。だが、それに感心していると小ジャンプ必須の段差があって落下、それを学んで飛び越えるとすぐに甲羅が跳ね返ってくるなど、和ませておいて仕掛けるという、デストラップが待っていた。
これには宮本さんも笑顔ながらも悔しそうな表情を見せ、有野課長が「こんな感じに行くんですよ」とプレイを見せられると、「もう1回!」と再チャレンジ。最初の難関を越えた先には「ジャンプ台がジャンプ台で跳ねるのでタイミングを合わせると高く飛べる」という仕掛けが待っていて、このアイデアには宮本さんも感心。見事にゴールまでたどり着いた。
遊び終えて宮本さんは、「やっぱりひどい! でも面白い!」と笑顔。有野課長も自分が作り込んだステージを遊んでもらって、いつもとは違う喜びがあったようだ。1時間の生放送で来場者数は10万人を越えるなど、さすがは元祖ゲーム実況者の貫禄。マリオメーカーの魅力も見事に伝えた充実のスペシャルステージとなっていた。
……それにしても、有野課長製作の「マリオメーカー」コースに自分で挑んでみたい人も多いはず。ぜひとも配信して欲しいところだ。