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3連休はこれを遊べ! 「新生FFXIV」パッチ2.1コンテンツ10選

世界観が深まる「蛮族デイリークエスト」、大好きなダンジョン「カッパーベル」、可愛くて強い「モグル・モグ戦」

シルフもアマルジャも面白い。凝った内容が多い「蛮族デイリークエスト」

シルフのクエストはへんてこなものが多い

 「蛮族デイリークエスト」は各蛮族の掘り下げが楽しい。グリダニアでシルフのクエストが、ウルダハでアマルジャのクエストがそれぞれスタートし、蛮族ストーリークエストを経て、毎日挑戦できる蛮族デイリークエストを受けることができる。アマルジャ族とミコッテが妙に仲が良かったり、シルフ一族のへんてこなクエストは種族への興味が惹かれるし、1クエストの時間が短く気軽にプレイできる。

 各種族のマウントに乗れるクエストがあったり、アマルジャ族の場合は大きな塔を壊すというギミックをMMOフィールドでやったりする。シルフが“変なもの”に化けるクエストは何度やっても笑みが浮かんでしまう。様々なアイディアを盛り込んでいるのが感じられる。各種族の友好度を上げることでクエストが増えるということなので、これからもこつこつやっていきたい。

 50レベルのキャラクターならば報酬で哲学が入手でき、友好度が上がれば神話も手に入る。ただ、蛮族デイリークエストはレベル42~43以上のもので、サブクラス育成にも使える。ワガママを言えば、レベル30くらいから挑戦できる要素があっても良かったように思える。今後、蛮族デイリークエストは他の蛮族にも適用される予定と言うことなので、中間レベル向けのものも期待したいところだ。

【蛮族デイリークエスト】
シルフの「くさ~いいたずら」はモルボルの胆汁や腐ったドングリなど、本当にくさそうな材料を集める
メインクエでは敵対的なアマルジャ族だったが、蛮族クエストをすすめることで理解が深まる

すこぶるお気に入りの「騒乱坑道カッパーベル銅山」。ギミック重視のダンジョン攻略

個人的に好きなカッパーベル。ギミックが凝っているのが楽しい

 パッチ2.1で追加されたダンジョンの中では、「騒乱坑道カッパーベル銅山」が特に好きである。モードゥナで受ける「カッパーベルで消えた者」のクエストをクリアすることで挑戦できる。

 他には「怪鳥巨塔 シリウス大灯台」、「妖異屋敷 ハウケタ御用」の2つが追加されており、こちらでは歯ごたえのある敵との戦いがたっぷり楽しめるが、「カッパーベル」は比較的敵が弱めで、ギミック重視の設計が気に入ってる。最初に友達と制限時間いっぱいまで要素を調べ、解法を見つけられたというところも思い入れを生んでいるかもしれない。

 カッパーベルは毛むくじゃらでウサギのような耳が生えたスプリガンというモンスターが中心で、特殊なゴーレムと1体化して“操縦”する中ボスのスプリガンまで出てきたりする。この敵と戦うときには爆弾を運びゴーレムの足下に置くのだが、特にララフェルが爆弾を持つととてもかわいらしい。爆弾はそのままだと爆発してしまうので急いでゴーレムのそばに置き離れなくてはならず、どんなキャラクターでもあたふたしているように見えるのが楽しい。

 ボスは「復讐のウラノス」という敵で、すり鉢状のフィールドで戦う。ペットのワームがすり鉢の外縁を回っており、この敵を止めるために「結晶石」を採取しなくてはならない。普段はすり鉢の中心で戦いながら、ときおりワームを乗り超えて結晶石を取りに行っていたのだが、コンテンツルーレットで行ったとき、ナイトがボスそのものを外周まで誘い出してきて驚いた。より安定して戦える新戦法を教えてもらえた。“新しい出会い”で戦いが洗練されてくるのは楽しい。

【騒乱坑道カッパーベル銅山】
筆者の知識がクリアへの役に立ったり、よりよい攻略法を教えてもらったり、「FFXIV: 新生エオルゼア」のダンジョンは繰り返しプレイが楽しい

新しい出会いをもたらすパーティ募集機能。より繋がりやすくなった世界

ユニークな募集は、つい参加したくなる

 パーティ募集はパッチ2.1以前はシャウトのみだったが、パッチ2.1ではシステムとして「パーティ募集」機能を使ってメンバーを募集できるようになった。インスタンスダンジョンや蛮神戦の募集のみならず、トレジャーハントやF.A.T.E.の募集などもあり、LS(リンクシェル)やFC(フリーカンパニー)に頼らない募集を行なっているプレーヤーも多い。

 エンドコンテンツである「大迷宮バハムート」の募集は、高いアイテムレベルやクリア経験を条件としていたり、ガチガチの募集が多く、筆者自身まだ1度も挑戦できてない。ただ、パッチ2.1以前から大迷宮バハムートに参加していた人にとっては、かなり参加しやすくなっているため、1度試してみるのはアリだろう。

 現在、パーティー募集機能で、もっとも有用活用されているのは、「レリッククエスト」だろう。真蛮神戦のほか、ドルムキマイラとハイドラという特別なボスと戦う必要があり、この募集が盛んに行なわれている。

 とりわけ熱いのが「真蛮神」だ。真蛮神戦はギミックをしっかり覚えないと勝てない。募集に応じる人は不慣れな人も多いが一方で「あきらめずにがんばろう」という熱意がある。真蛮神戦はCF(コンテンツファインダー)でも参加できるが、もし制限時間内でクリアできなかった場合はパーティも解散されてしまう。

 一方パーティ募集はワールド内なので、あきらめずに再挑戦もできるし、ロール編成を調整したり、変則的なものに変えたりすることもできる。こういった繋がりは記憶に残り、他の募集で集まったとき、「あの時の募集で一緒になりましたね」なんていう会話も生まれたりもする。コンテンツルーレトよりしっかりした、LSやFCよりはゆるい繋がりを体験できる。

【パーティ募集での冒険】
ワールド内の募集なため、苦戦によって制限時間が切れても、同じメンバーで再挑戦できる

コミカルだけど手強い「善王モグル・モグXII世討滅戦」

 パッチ2.1でメインストーリーも拡充され、暁の血盟の新たな旅立ちが描かれる。謎めいた登場人物も登場するのだが、新たな物語のためのプロローグという感じが強い。今回のメインストーリーの中で特に面白かったのが「善王モグル・モグXII世討滅戦」だ。この戦いはメインストーリーの後半部分であり、ダンジョンやギルドオーダーも含めていくつかのクエストをクリアしなくてはいけないので、挑戦できるまでは少し時間がかかる。

 「善王モグル・モグXII世討滅戦」では多くの家臣を従えるモグル・モグと戦う。家臣のモーグリ戦いの中でモグル・モグが召喚されるという展開が楽しい。家臣のモーグリはナイトや黒魔道士など職業の特性を持っており、決められた順番で倒す必要がある。

 最初は剣と盾を持ったクプディ・クープの1匹だが、それから6匹のモーグリが現われる。巨大化する詩人のプクシ・ピコと黒魔道士のプクラ・プキは優先して倒したい。7匹を倒すとモグル・モグが召喚される。7匹も復活しかなり激しい戦いになる。筆者の場合、初挑戦はリーダーに指示された目標を追いかけるだけで一杯一杯だった。

 この戦いに勝利するとアイテムレベル75の武器が入手できる。レリックよりはアイテムレベルが低いが、モーグリがあしらわれたユニークな武器であり、メインストーリーで突破した後も繰り返し挑戦したいコンテンツだ。

【善王モグル・モグXII世討滅戦】
かわいらしいが強いモーグリーの王との戦い
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(勝田哲也)