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「FFXIV: 新生エオルゼア」、「パッチ2.1 覚醒せし者たち」体験レポート
対人戦、ハウジング、ダンジョン攻略……遊びの幅はさらに広く、奥深く!
(2013/12/21 00:00)
「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」は、12月17日にアップデート「パッチ2.1 覚醒せし者たち」を実装した。実装は多少遅れがあったものの、実装直後、ワールドに接続できなくなるような混雑状態、いわゆる“ログイン祭り”になるほどの盛況で、現在も昼夜を問わずプレーヤーが活発にコンテンツを楽しんでいる状況だ。
「パッチ2.1 覚醒せし者たち(以下、「パッチ2.1」)」で「FFXIV: 新生エオルゼア」は大きく変わった。遊びの幅が広がり、プレーヤーはより多彩なコンテンツを遊べるようになった。ユーザーの交流の幅も広がり、より楽しく、手軽に自分なりのプレイスタイルを模索できるようになったと思う。「パッチ2.1」の感触をレポートしていきたい。
「パッチ2.1」がもたらした幅広い楽しさと、活気ある世界
「パッチ2.1」は「FFXIV: 新生エオルゼア」に活気とプレーヤー達の大きな人の流れをもたらしている。筆者自身が何となく感じていた“閉塞感”が払拭された実感がある。
正式サービスから3カ月、レベル50に到達してメインストーリーをクリアしたところでの達成感はあったものの、そこから先の装備を強くするための「アラガントームストーン」収集のため同じコンテンツを周回して、「大迷宮バハムート」を目指すというところに自分の価値観が“固まって”しまっていたのだ。頻繁に繰り返されるパーティ募集のシャウトが「クリアした人のみ限定でバハムートやります」。「ワンダダッシュ、やり方がわかっている人」といった感じで、「置いていかれる」という焦りが生まれていた。
実際は決してそんなことはなく、生産職をやってみたり、ギルドリーヴに挑戦したり、世界を見て回るとゲームを楽しむ方法はたくさんある。しかし、そこは“ソロプレイの道”だと感じてしまっていた。やはり他のプレーヤーと一緒に戦いたいし、難関を乗り越えていきたいという希望を叶えるのは、限られたエンドコンテンツの繰り返しが1番なのかもしれないと“思い込んでいた”のだ。
しかし、「パッチ2.1」で大量のコンテンツが導入され遊びごたえが増したと共に、プレーヤーが求めるものへの道筋が増え、様々な“選択肢”が生まれた。そしてより幅広いプレーヤー間での交流が可能になったと感じられた。
まず、“道を行き交う人”が多くなった。新コンテンツが大量に導入されたからということもあるが、「パッチ2.1」導入前は、3つの国の首都以外は、効率の良い「F.A.T.E.」が発生する地域や、「アラガントームストーン」が交換できるキャンプ・レヴナンツトールといった場所に停滞しやすい感じだったが、実装後は様々な場所に移動していく冒険者が見られる。人が動き世界に“活気”がもたらされているのを確かに感じた。
交流というところでは「コンテンツルーレット」が多くのプレーヤーと触れあえる機会をもたらしてくれている。これはワールド間を越えパーティーをマッチングするコンテンツファインダーの新要素であり、希望を出したプレーヤーはパーティーを求める所にマッチングされる。メニューとしては「ローレベル」、「ハイレベル」、「メインクエスト」、「ギルドオーダー」の4つがある。
コンテンツルーレットは各項目に1日に1回“特別ボーナス”がつく。50レベルのキャラクターならばアラガントームストーンが入手できるし、それ以外のキャラクターならば経験値が多くもらえる。ボーナスを得た後でもルーレットでのマッチングは追加経験値が得られるのでジョブ育成にもってこいだ。集団でモンスターを討伐するF.A.T.E.と異なりジョブならではの動きを覚える練習としてもダンジョンはいい。
特に気に入ったのがローレベルだ。サービス当初からプレイしている人は上級ダンジョンを周回するようになり、サービス初期の初心者はパーティを募集してもマッチングがうまくいかない場合があった。このローレベルで初心者とふれあいが楽しめるようになるのだ。「FFXIV: 新生エオルゼア」のダンジョンは様々なギミックがあり、攻略法がわかっていないと難しいところがある。先輩としてクリアするヒントを提示できるところもいい。
新機軸、というところでは「ウルヴズジェイル」だろう。「FFXIV: 新生エオルゼア」にPvP要素を加えるコンテンツであり、4対4で、レベル30と、レベル40、レベル50の対戦が楽しめる。今回はレベル30の対戦を数戦体験してみたが、レベル30の場合は、使えるスキルが少なくなるので、戦い方はシンプルになる。手軽な雰囲気での戦いを体験できた。
レベル50でキャラクターのポテンシャルをフルに活かし、固定パーティ同士のマッチングというガチのマッチングも用意されている。PvPを目的としたLS(リンクシェル)の募集もあったりと早くも新しい遊び方が生まれているのを感じた。
PvPに有利なスキルの模索、瞬間的に状態を回復させるポーションの準備とショートカットの配置、PvPをすることで得られるポイントを使った対戦専用装備やアイテム、専用スキルなど、ダンジョン攻略とはベクトルの異なる“道”があり、こちらにハマるプレーヤーも多くなりそうだ。今後は公式の対戦大会なども期待できそうである。
「パッチ2.1」はこれまで以上にコミュニティが“散らばっていく”感じがいい。「コンテンツルーレットいいね」、「トレジャーハントおいしい」、「事件屋クエ面白いな」などなど、プレーヤーがばらばらなコンテンツを楽しんでいて、「お、じゃあ俺も次はそれを遊んでみようか」という気持になる。これまではキャラクター育成と装備の入手に集中していたゲームプレイが、広がった実感がある。「FFXIV: 新生エオルゼア」は「パッチ2.1」により、より遊びごたえのあるMMORPGに進化したと感じている。































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