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TGS2013 セガブースイベントレポートその4

「ソニック ロストワールド」、「うた組み 575」、「ぷよぷよテトリス」ステージ
開発者たちが各タイトルのアピールポイントをデモプレイをまじえながら紹介!

9月19日~9月22日 開催(21日、22日はビジネスデー)

会場:
幕張メッセ1~9ホール
入場料:
前売1,000円/当日1,200円(一般)
無料(小学生以下)

 東京ゲームショウ3日目となった9月21日、2ホールにあるセガブースでは、新たなタイトルとして、11時より「ソニック ロストワールド」、12時15分からは「うた組み 575」、14時45分からは「ぷよぷよテトリス」に関するステージが行なわれた。

 本稿では、この3タイトルに関するステージについて、新規情報を中心にダイジェストでお伝えしていこう。

簡単操作でステージを縦横無尽に駆け回れる「ソニック ロストワールド」
ワクワク感が止まらないサウンドにも要注目だ

セガ、「ソニック ロストワールド」プロデューサーの飯塚隆氏(写真左)とサウンドディレクターの大谷智哉氏(写真右)

 「ソニック ロストワールド」ステージには、プロデューサーの飯塚隆氏が登場。PVを上映して、ゲームの特長を紹介していった。その中で、3段階のスピード調節により初心者はデフォルトのゆっくりとした速度でじっくりと、上級者はスピンダッシュでこれまで以上にスピーディな展開が楽しめるということや、「パルクール」と呼ばれるシステムにより、一定以上のスピードで走ることで壁を走ったり登ったりできること、新たなカラーパワーはタッチやコントローラーを傾けるなど、それぞれ違った操作性で操作できること、3DS版で作成したラジコンというお助けアイテムをWiiU版に送ることができることなど、「ソニック ロストワールド」の特長について次々と紹介していった。

新たなカラーパワーが多数実装され、それぞれが独自の操作系を持った特殊能力を持っている。カラーパワーを使いこなすことがクリアのコツになりそうだ

ニンテンドー3DS版のみ、お助けアイテムであるラジコンを生産可能となっている
ただし、3DSで生産したラジコンをWiiU版へ転送可能だ
WiiU版では、2Pがラジコンを操作しての2人協力プレイが可能となる

 また、今回の新たな敵となるエッグマン六鬼衆について、ストーリーの途中でDr.エッグマンに対して反逆してエッグマンとソニック、テイルスに襲いかかるというストーリーの重要なポイントとなるムービーも紹介。「エッグマン六鬼衆に、ソニックとDr.エッグマンがどのように立ち向かっていくかについては実際のゲーム中でお楽しみください」とストーリーに対しても含みを持たせる紹介をしていた。

Dr.エッグマンに反逆し、ソニックとテイルス、Dr.エッグマンに襲いかかるエッグマン六鬼衆。Dr.エッグマンのロボットを乗っ取って利用していることも明かされており、ここからどのようなストーリーが展開されるか楽しみだ

 続いてサウンドディレクターを務める大谷智哉氏氏が登場。飯塚氏と大谷氏は「ソニック ロストワールド」のサウンドについて「テンポよく、ワクワクできるような、鼻歌で歌いたくなる曲作りを心がけていると話すとともに、曲を口ずさんだときに楽しい体験が思い出せるようなメロディにするように心がけている」とコメントすると共に、今回は「ソニック」シリーズで初めて、遊びの遊びの広がり感、大きさ感じてもらうために、PVにフルオーケストラの曲調を盛り込んでいることなども紹介していた。

 大谷氏はゲーム発売に先駆けて9月25日にメインテーマを含めた「ソニック ロストワールド」の楽曲2曲がiTuens Storeで先行配信されることを発表。「1曲150円なので、ゲーム発売までの期間のワクワク感を高めていっていただいて、また詳しい情報は出ますので、よろしくお願いします」と告知。発売が待ちきれないファンの方はこちらもチェックしてみてはいかがだろうか。

 最後に飯塚氏は「いよいよ開発も終わりまして、発売も来月に迫って参りました。WiiU版と3DS同時に10月24日に発売となります。1つ1つのステージに新しい驚きがありますので楽しみにお待ちください」とコメントして、ゲームの魅力が盛りだくさんに散りばめられたステージを締めくくっていた。

言葉を選んでリズムを刻む独特なゲーム性とは?
「うた組み575」ステージではデモプレイで特長を紹介

セガ、「うた組み575」アシスタントプロデューサーである清水大輔氏(写真左)とPR担当のちかタン氏(写真右)

 「うた組み575」のステージでは、アシスタントプロデューサーである清水大輔氏とPR担当のちかタン氏が登場。司会の女性2人と学校の授業を進めるような形でステージが進行していった。

 気になるリズムゲームの紹介部分では、操作は前面および背面タッチパネルのみの簡単操作になることや、リズムに合わせて流れてくるリズムに合わせてタッチすること共に、画面中に表示される歌詞の空白部分について、順序よく選択していくと完全一致となり高得点となることが紹介された。ただし、必ずしも正しくない順序で言葉を選んでも、VOCALOIDにより入力した歌詞に合わせて歌ってくれるため、あえて間違った歌詞を選んで楽しむこともできることも紹介されていた。

 ステージの最後、清水氏は9月22日の14時から東京ゲームショウの主催者ステージで行なわれるイベントの中で正岡小豆役の大坪由佳さんが登場して歌ってくれることを紹介していた。ただしこちらのステージは整理券が必要になるので、詳しくはセガの東京ゲームショウ公式サイトをチェックしてほしいとのことだった。

流れてくる8分音符型のターゲットをタイミングよくタッチしていこう。ピンク色は前面、青色のターゲットは背面タッチパネルでの操作になる
分割された歌詞の順番を選択するシーン。ここでは素直に「つむぎだす」とタッチすれば完全一致となる
曲が進んでいくと、歌詞の順番が逆になっていたり、4つに分割されていたりと、次第に難易度があがっていく

もしも、歌詞の順番を間違っていた場合でもVOCALOIDにより歌を歌っているため、途切れることなくそのまま歌ってくれる。あえて順番を間違えるのも面白いかも!?
一定の条件を満たすことで、ノリノリタイムと呼ばれるボーナスに突入する。ノリノリタイムでは気分が盛り上がる演出を楽しめる
リザルト画面では、プレイの内容に合わせてスコアが表示される。配信をより盛り上げるために、より高得点を狙っていこう

「ぷよぷよテトリス」ステージにルルー役の近藤佳奈子さんとウィッチ役の佐倉薫さんが登場
公開収録あり罰ゲームをかけた対戦プレイありのステージの結末は!?

「ぷよぷよテトリス」のプロデューサーであるセガの細山田水紀氏

 「ぷよぷよテトリス」のステージでは、まずプロデューサーである細山田水紀氏が登場。「ぷよぷよテトリス」について細山田氏は「『ぷよぷよテトリス』は4機種で作っているんですけれど、PS3で『ぷよぷよ』が出るのは初めてなんですね。お待たせしましたということで大画面でお楽しみいただければと思います」とコメント。また対戦モードについても、ぷよぷよ3人対テトリス1人のような、アンバランスな対戦をすることができたり、「スワップ」と呼ばれる切り替わって遊べるモードなど、豊富な対戦モードを準備しているとアピールしていた。

 続いて「ぷよぷよ」のキャラクターであるルルー役の声優である近藤佳奈子さん、ウィッチ役の佐倉薫さんが登場。2人に対して細山田氏は、この日のために用意してきたというドラマの台本を取り出し、サプライズの公開収録が始まった。ドラマの内容はルルーとウィッチがファッションセンスが良くなる薬を作るというストーリーで、キャラクターの個性が生き、最後のオチありの内容となっており、会場を訪れたファンの皆さんの大きな拍手を受けていた。

 続いて始まったのは、特別に用意したというPlayStation 3版の対戦ROMを使用しての、近藤さんと佐倉さんの、負けたほうは激辛カレーを食べるという罰ゲームまで用意された対戦コーナー。近藤さんが「テトリス」佐倉さんが「ぷよぷよ」でプレイするという形で対戦スタート。この日に用意されたクラシックと呼ばれる対戦ルールでは「ぷよぷよ」で連鎖を行なうと「テトリス」側の下からブロックが、「テトリス」側が複数ラインを消すと、「ぷよぷよ」側におじゃまぷよが降ってくるという、シンプルなルールとなっていた。
 対戦の結果は、佐倉さんが2セット連取するという形で佐倉さんの勝利!しかし罰ゲームに関しては、近藤さんは喉が大事な声優であり、次の日にステージを控えているということで、細山田氏が代わりに食べることに。激辛カレーを口にした細山田氏は、口を押さえながら水が入ったペットボトルを2本続けて飲み干しているほど苦しんでいた。

 こうして、公開収録あり、対戦デモありの楽しいステージは終了。「ぷよぷよ」と「テトリス」の両方が好きな人はもちろん、「ぷよぷよ」が好きな人、「テトリス」が得意な人も楽しめる「ぷよぷよテトリス」。落ちモノパズルの2大タイトルの共演とあって、多くのファンが楽しめるタイトルとなることを期待したい。

細山田氏が公開収録用の台本を取り出して、サプライズの公開収録がスタート
デモ対戦の結果は佐倉さんの勝利!お邪魔ブロック下からせり上がる「テトリス」側は若干不利だったかも?
七味にハバネロ、タバスコに加えてサドンデスソースが加えられた激辛カレー。細山田氏がしばらくしゃべれなくなるほどの辛さだったようだ

(菅原哲二)