ニュース

TGS2013 セガブースイベントレポートその3

「龍が如く 維新!」今野杏南さんが遊女の杏南役としてゲーム中に登場!
「初音ミク」関連タイトルステージでは開発者たちがこだわりのトークを展開

9月19日~9月22日 開催(21日、22日はビジネスデー)

会場:
幕張メッセ1~9ホール
入場料:
前売1,000円/当日1,200円(一般)
無料(小学生以下)

 東京ゲームショウ2日目となった9月20日、2ホールにあるセガブースでは、14時15分より「龍が如く 維新!」のステージ、そして、15時30分からは「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」と「初音ミク Project mirai 2」について開発者たちがトークを繰り広げるステージが行なわれた。

 本稿では、この3タイトルに関するステージについて、新規情報を中心にダイジェストでお伝えしていこう。

グラビアアイドルとして人気の今野杏南さんがステージに登場
遊女の杏南役としてゲーム中に3DCGとなっての出演を発表!

人気グラビアアイドル今野杏南さんが、あでやかな遊女の姿でステージに登場

 「龍が如く 維新!」のステージでは、19日に行なわれたステージに引き続き、総合監督の名越稔洋氏とプロデューサーであり脚本と演出を務める横山昌義氏が登場。「龍が如く 維新!」についての紹介を行なっていった。

 その中で、新たな情報としてグラビアアイドルとして人気の今野杏南さんが、遊女の杏南役として出演することが発表となった。また、今野杏南さんについては声だけの収録ではなく、顔はもちろん体全体についてもキャプチャした、まさに現実と同じままの姿での登場となる。

 また、今回のステージの中で興味深い話となっていたのが、「龍が如く」シリーズではおなじみの企業とのタイアップについて。名越氏は企業とのタイアップについて、「『龍が如く 見参!』のときは時代劇でタイアップはちょっと……と思っていたが、今回は積極的にお祭り要素として盛り上がるようならば、いろいろと工夫をして入れ込んでいきたいな、ということで入れてあります」とコメント。多数の企業タイアップが京の町並みを彩るようだ。もちろん、幕末の雰囲気を壊さないように、幕末にふさわしい姿での登場となる。現代の企業が幕末の京都でどのように再現されるかについても、楽しみに待っていてほしい。

声はもちろんボディラインについてもキャプチャされた姿での登場。遊郭の遊女として登場する彼女とミニゲームで対戦して勝利すれば、セクシーなごほうびシーンが見られるかも!?

3人の開発者が初音ミク愛にあふれたトークを展開した「初音ミク Project mirai 2」ステージ
「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」ではプロデューサーがこだわりのポイントについて解説

左から「初音ミク Project mirai 2」の開発メンバーである、あさぽん氏、さよぽん氏、佐藤一樹氏の3人

 15時30分から行なわれた「初音ミク Project mirai 2」のステージでは、開発メンバーのあさぽん氏、さよぽん氏、佐藤一樹氏が登場。開発チーム内の鉄の掟や、ミクさんがどれくらい好きか?好きな楽曲は何か?についてといったテーマについて、ミクさん愛にあふれた熱いトークが展開された。

 また、予約特典を紹介するパートでは、予約特典となっているねんどろいどとショウワノートが製作したミライノートの実物も紹介。ミライノートについては、表紙だけではなく裏側のデザインや初音ミクのぬりえのページがあることが紹介されている。

数量限定版に付属する「ねんどろいどぷち 初音ミク Project mirai 2 Ver.」の実物を紹介
予約特典のショウワノート株式会社製造のB5サイズノート「初音ミク学習帳」。裏表紙は、鏡音リン・レン、巡音ルカ、KAITO、メイコが集まったデザインとなっている
気になるノートの中身については、ぬりえのページが用意されていることが確認できた

株式会社セガの「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」プロデューサーである林誠司氏

 続いて行なわれた「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」のステージでは、プロデューサーである林誠司氏と着ぐるみのミクナノーさんが登場。ミクナノーさんが時おり甲斐甲斐しく林氏の汗をぬぐう場面も見られるなかトークが進行していった。

 トークの中で林氏は、「初音ミク -Project DIVA- F 2nd」の開発テーマについて、「これまでの『初音ミク -Project DIVA-』とこれからの『初音ミク -Project DIVA-』が共鳴するといいますか、これまでのというのは、特にPSPでも100曲くらいのリズムゲームを作ったりだとか、150~160種類モジュールを作ったりだとか、そういった中からユーザーさんの声を伺いながらセレクトしたものを、新しい現在の力でリメイクしてみたというのが、これまでの『初音ミク -Project DIVA-』なのですが、新しい楽曲だとか新しいモジュール、新しい試みを『DIVA- F 2nd』として皆さんにお届けできればなと思っています」と意気込みを語った。

 また、「『初音ミク -Project DIVA- F 2nd』では新しい試みとして被写界深度(ピント)を使った演出により奥行きが感じられるようにしていることや、光やスモークであったりだとかを『初音ミク -Project DIVA- F』でもがんばったのですが、それ以上に作り込んでいます」と例を挙げながらクオリティアップしたポイントをアピール。さらには、新たにキャラクターの背中にコスチュームが食い込むようになっているなど3Dならではの細かな点についてもこだわって作っていることを紹介。これまで以上に進化した「初音ミク -Project DIVA-」が期待できることは間違いないだろう。

 ゲーム性の部分についても、「初音ミク -Project DIVA- F」で追加したスクラッチを進化させた、リンクスクラッチとダブルスクラッチという2つのシステムを追加し、リンクスクラッチは線でリンクされたスクラッチターゲット、ダブルスクラッチはタッチパネルを2カ所を同時にこすることで高得点が得られるようになっている。

 また、東京ゲームショウ2013のセガブースで体験プレイできる試遊台について、チャレンジアイテムを2つ装備できるようになっており、2つ装備した場合ではNORMALでもクリアするのは難しいのではないかと、進化したシステム部分についても紹介していた。

 最後に、気になる体験版の配信日について林氏は「東京ゲームショウ最終日となる9月24日の14時からメインステージで行なわれるステージ内で発表する予定なので、そこまでお待ちください」とコメント。気になるファンの方はこちらのステージについても忘れずにチェックしていただきたい。

着ぐるみのミクナノーさんが時おり林氏の顔の汗をぬぐう場面が見られる中ステージは進行
夜景の中でのライティングや、色鮮やかなバラの花など、より印象的な演出が施されている
ステージ上のスモークのエフェクトやステージ全体の奥行き感など、よりリアリティあるグラフィックスにも注目だ

(菅原哲二)