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映像×音響×絶景で魅せる! 東京シティビュー「薬屋のひとりごと」展示イベントレポート

キーワードは“舞”。猫猫の舞、壬氏の舞が幻想的演出で追体験

【TVアニメ『薬屋のひとりごと』 × 東京シティビュー】
8月1日~10月26日 開催
開催時間:10時~22時(最終入館21時30分)
会場:六本木ヒルズ森タワー52階 東京シティビュー
入場料:
一般2,200円~

 TVアニメ「薬屋のひとりごと」と、東京シティビューとが初のコラボレーションを行ったイベントが8月1日から10月26日まで開催される。場所は東京・六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビュー。

 正式なイベント名は、「TVアニメ『薬屋のひとりごと』 × 東京シティビュー 舞が織りなす幻想の世界 -天空に響く、舞のしらべ-」。TVアニメ「薬屋のひとりごと」は、主人公の毒と薬に異常な執着を持つ薬屋の娘・猫猫(マオマオ)と、謎多き美形の宦官・壬氏たちが、後宮を舞台に巻き起こるさまざまな事件と謎に巻き込まれていくストーリー。2023年10月にテレビアニメ第1期が放映され、猫猫の痛快なヒロイン性に加えて本格的なミステリ、異国情緒溢れる世界観で紡ぎ出される人間ドラマが数多くの共感を集め、老若男女に愛される作品となった。

 2025年1月からはテレビアニメ第2期が放映され、さらに2026年10月より第3期が分割2クールで放送されることが決まっているほか、シリーズ初となる劇場版「劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝」が12月11日公開予定となっている。

 会場には、本邦初公開となる2等身の猫猫像が展示されたほか、イベントのタイトルにもある“舞”をキーワードに、アニメ「薬屋のひとりごと」にて猫猫、壬氏、そして楼蘭の舞うシーンを中心にしたエリアが設けられるなど、“魅せるイベント”として仕上がっていた。さらに、3面プロジェクタを使用した特別映像が上映されているほか、これまでのイベントでは見られなかったアイテムの紹介コーナーなども用意されている。

 今回、開催前日となる7月31日にメディア向け先行内覧会が行われ、オープニングセレモニーに「薬屋のひとりごと」の大ファンというお笑い芸人、パンサーの菅良太郎さんがゲストとして登壇した。ここでは、その模様を簡単にお伝えすると共に、展示内容も紹介していこう。

菅さんは「牛黄」を買うほど「薬屋のひとりごと」のファン

 オープニングセレモニーは、各所で「薬屋のひとりごと」に対する作品愛を語ってくれているという、お笑い芸人・パンサーの菅氏を招いてのトークショーから始まった。

 菅氏はステージに立つと、開口一番「原作者みたいな雰囲気で来ましたけれど、ただのファンでございます」と、早速笑いを取りに行くコメントで場の雰囲気を和ませてくれた。司会者の「どこから『薬屋のひとりごと』に入ったのか」という質問には、「作品の入口になったのはコミカライズから」で、TVアニメに関しても「テンポ感も良く、光が美しくて動きの繊細さがある」と語った。

 またステージ上では、本イベントのために作られた特製の2等身の猫猫像がお披露目された。これを見た菅氏は「足を組んで座って、薬を混ぜているときのキラキラしている感じがとても可愛らしいですね」と語り、続けて「アニメの声でシーンが再現されそうな感じも良いですね」とも付け加えた。

 展示内には劇中に登場するさまざまなアイテムが飾られているのだが、そのうちの一つには非常に高価な牛黄(ごおう・牛の胆嚢中にできた結石)が入っていた巾着袋も含まれている。あらかじめ展示を見ていた菅氏は「牛黄が憧れで(現物が)欲しかったので、1万円くらいしたのですが買ってしまいました」と、驚きのエピソードを披露してくれた。

 こうして各展示エリアでの盛り上がる場面をそれぞれ語ってくれた菅氏は、最後に2等身猫猫とのフォトセッションを行い、オープニングセレモニーは終了となった。

舞を踊る猫猫をバックに、2等身猫猫と共にポーズを決めてくれた菅氏。

映像と音響にこだわった展示だけでなく、その他の見所もタップリ

 ここからは、4つの展示エリアを順番に紹介していこう。エリア1は、「-猫猫 星月夜の舞-」と題したエントランスエリア。ここに入ると、東京シティビューの壮大な景観をバックに、猫猫の映像を見ることができる。設置されたモニターは正面1台、左右各8台の合計9台。映像は数分に一度、身請けした妓女のために、猫猫が外壁の上で踊るシーンが流れる。日中でも感動的だったが、夜景と合わせてみると、現実の空がそのまま物語の舞台へと変わったと思ったことだろう。

数分に一度、すべてのテレビ画面に猫猫の舞うシーンが流れる。その映像美も見所の一つだ。
展示の上部には、4種類の服を着た猫猫と壬氏のイラストが飾られている
壁面には、TVアニメ第1期と第2期を通した人間関係の相関図が掲げられている
本イベントのために、猫猫と壬氏のミニボイスドラマと猫猫役の悠木碧さんと壬氏役の大塚剛央さんの振り返りトークを限定収録した、Spotify特別音声ガイドも用意されている。非常に面白かったので、ぜひ聞いて欲しい。なお音が漏れないよう、イヤホンを用意するのを忘れずに

 続いてエリア2「-薬と毒-」では、作中で重要な役割を果たす薬や毒をエピソードと共に展示。TVアニメを視聴した人であれば、これらのアイテムが登場するシーンが脳内に思い起こされることだろう。さらに、本邦初公開となる2等身の猫猫像も特別展示されているので、その可愛さをしっかりと味わっておきたい。

エリア最初には、宮廷をイメージしたエントランスや、猫猫が毒や薬となる野草を探していた場所を模した原っぱが再現されている。その隣には、劇中に登場する主要な毒や薬も印象深いセリフと共に展示
2等身猫猫像が鎮座しているのは、足繁く通うことになる医局。そこをバックに薬を擦っている姿は、まるでアニメから飛び出してきたかのよう。ここはフォトスポットとなっているので、想い出作りに撮影していこう。

 エリア3は、「-壬氏 月精の舞-」と銘打たれている。ここは、月の精に会いたいという異国の特使から寄せられた難題を、壬氏が猫猫に相談するシーンを目にするところから開幕。アニメのエピソードを追体験できる形での展示となっているので、壬氏の舞を見て感動した人には嬉しい演出となっているに違いない。

猫猫が捕らえていた蛾を放して光の演出をした場面、そして草むらから、壬氏が舞い踊るところを見ている猫猫の視点で再現したシーンなどを追体験できる。映像の美しさもさることながら、音響の素晴らしさも特筆すべき点だ
TVアニメ第2期第29話にて、月精が舞を披露した後に忽然と消えた場面で、猫猫が月を指さして発するセリフ「ディアーナ」と言うシーンを再現したフォトスポットが用意されている。ここに立ち、月に向かって人差し指を伸ばせば、あなたも猫猫に!?

 最後となるエリア4「-楼蘭 最期の舞-」。一族を守るため、そして自らの過酷な運命に終止符を打つため、世紀の悪女を演じた楼蘭の美しくも悲しい最期の舞を、3面スクリーンを活かした大迫力の映像で鑑賞することができる。空間を包み込む音響とダイナミックな演出を通じて、あの瞬間の緊迫した空気感や楼蘭の秘めた思いに迫ることができるだろう。

TVアニメ第2期のクライマックスとなる、楼蘭の舞。そのシーンを特別編集し、圧倒的スケールで上映している。数分ではあるものの、その間は息をするのも忘れてしまうほどだった。

 最奥にはイベントの思い出を形にして持ち帰ることができる、オリジナルグッズを取り揃えた物販コーナーが用意されている。今回のイベントのために作られたグッズだけでなく、さまざまなアイテムが取り揃えられているので、ファンならずともあれこれ欲しくなってしまうこと間違いなしだ。

グッズは種類豊富に並んでいるので、展示を見終わったらジックリと選びたい。また、12月に公開予定の映画ポスターも貼り出されているので、こちらも見逃さないように。

映像美と迫力ある音響で、“舞”のシーンを中心とした物語の名場面を追体験

 舞をテーマに構成された今回のイベントは、アニメ「薬屋のひとりごと」作品の世界に迷い込んだかのような壮大な展示空間を楽しめるだけでなく、海抜250メートルから眺める都内屈指の絶景と融合した演出によって、これまでにない幻想的な情緒に満ちた特別なひとときを堪能できる内容となっている。開催期間も約3ヶ月間と長いので、昼と夜それぞれの表情を見比べてもいいだろう。

 これまでの「薬屋」の展示イベントと比べると展示のボリュームは少し大人しめだが、そのぶん映像美と迫力ある音響へ振っているので、ただ眺めるだけではなく全身で味わうことができたのも素晴らしいところ。秋からTVアニメ第3期が始まるが、その前に見ておけばこれまでの名場面を思い出すこともできるので、気になった人は是非足を運んでほしい。

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