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TGS2013 セガブースレポートその1
「PSO2」ステージでは秋以降のアップデート内容が次々発表!
「龍が如く 維新!」ヒロインおりょうを演じるのは桜庭ななみさん!
(2013/9/19 23:13)
いよいよ東京ゲームショウ2013が幕張メッセで19日に開幕した。セガのブースがある2ホールでは、多数の新規タイトルの体験台が設置されていると共に、動画配信を行なう、セガ・スタジオのステージが行なわれていた。
本稿では、このセガ・スタジオで行なわれていたステージの中から、「ファンタシースターオンライン2(以下、「PSO2」)」、「ファンタシースター ノヴァ(以下、「PS NOVA」)」、「龍が如く 維新!」の3タイトルの内容について、新たな情報を中心にダイジェストでお届けしていこう。
「PSO2」には秋の大規模アップデート第2弾で新難易度スーパーハードが登場
「劇場版 魔法少女まどかマギカ」とのコラボレーションなど新情報が盛りだくさん
「PSO2」ステージには、シリーズプロデューサーの酒井智史氏とシリーズディレクターの木村裕也氏が登場。まず、両氏は9月4日のアップデートで起きたアップデートプログラムの不具合についてユーザーにお詫びするとともに、今後のチェック体制をさらに強化するとともに、ユーザーの皆さんが安心して楽める内容にしていくことで、失われた信頼を回復していきたいと、今後への決意を語っていた。
続いて行なわれた「PSO2es」のクローズドβテストに関するステージでは、約70%のユーザーから続けてプレイしたいとの返答を得たアンケートの内容を発表するとともに、不満点として上がった内容について、さらなるクオリティアップを目指していくことを話していた。
いよいよ始まった「PSO2」のステージでは、新情報として10月上旬に配信開始予定となっている秋の大規模アップデート第2弾「超越者たちの戦い」の内容について紹介。その中では、新たなクエスト難易度となるスーパーハードが登場することや、新たな浸食核を持つ「ブーストエネミー」、クラスレベルの上限が65に引き上げられ新スキル&潜在能力が追加されること、新レア武器・レアユニットの追加といった大きなアップデートから、料理人のNPCフランカの衣装が変化すること、新たなインタラプトイベントとなる「時限爆弾解除」、新レアエネミーとなるタガミカヅチ、新ACスクラッチ「アルティメットファイター」の映像、新緊急クエスト「境界を破る闘将」など、多数の内容が公開された。
さらに、10月下旬配信予定の内容として、「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」とのコラボをサプライズ発表が行なわれた。鹿目まどかと暁美ほむらのコスチュームと武器迷彩、キュゥべえのマグが登場する。
そして11月に配信予定の冬の中規模アップデート「海底に煌めく光彩」の内容として、惑星ウォパルの新フィールド「海底」についても紹介。だるま落とし的なギミックがある新ボスエネミー「デコル・マリューダ」、極彩色の美しいグラフィックスと触手による強力な攻撃を持つ新ボスエネミー「ビオル・メデューナ」の内容も公開されている。なお、こちらの内容については東京ゲームショウのセガブースで体験することができるので、気になる方は訪れてみてはいかがだろうか。
数々のアップデート内容により、盛りだくさんとなっていた「PSO2」ステージ。酒井氏によると12月のアップデート内容について22日の「PSO2放送局」で発表するかも!? とのことだったので、ファンの皆さんはこちらのステージについても忘れずにチェックしてほしい。
「PSO2」と同じ世界観ながら新たな遊び方を用意した「PS NOVA」
超巨大なボス「ギガンテス」との戦いについて開発者が自ら解説
続いて行なわれたのは、9月9日に行なわれた「SCEJA Press Conference 2013」で発表されたばかりの新プロジェクト「PS NOVA」のステージ。こちらのステージには、セガのプロデューサーである都築靖之氏とディレクターの山下浩平、開発を担当しているトライエースのプロデューサーである田村裕志氏が登場。多くが謎につつまれている本作の紹介が行なわれた。
まず、本作の開発が始まった経緯については、まだまだネットワーク環境を持っていないユーザーから、「PSO インフィニティ」のようなアドホック接続で楽しめるタイトルを望む声が数多く寄せられたことと説明。また、「PSO2」の世界観を同一としながらもフォトンが使えない「マキア」という新しい惑星を舞台にすることで、サバイバル感があふれるオリジナルストーリーが展開されることなどが発表されている。
バトルシステムについては「PSO2」を踏襲しつつも、ハードがPS Vitaということで独自のカスタマイズを施しているとのことだ。また、アドホック通信ならではの声をかけあえる距離感だからこそできる熱い共闘プレイも特長との説明が行なわれている。
続いて山下氏により、超巨大なボスエネミーである「ギガンテス」との戦闘による解説が行なわれた。「ギガンテス」の戦闘ではパイルと呼ばれる巨大な銛のような武器が有効であることと、足場を作ることで高い位置にある部位に対して攻撃することができ、部位を破壊することに成功すると弱点になること、突き刺したパイルを攻撃することで大ダメージを与えられることなどが紹介されている。
以上のように、ストーリー性を重視した1人プレイと、アドホック通信による超巨大なボスとの共闘プレイが「PS NOVA」の特長といえるだろう。「ファンタシースター」シリーズのファンの方はもちろん、ストーリー性の高いRPGやアクションRPGが好きな方にとっても、気になるタイトルとなりそうだ。
「龍が如く 維新!」ヒロインのおりょう役を演じるのは桜庭ななみさん
もちろん音声だけでなく本人が3DCGとしてゲーム中に登場
「龍が如く 維新!」のステージでは、「龍が如く」シリーズといえばこの人、総合監督の名越稔洋氏とプロデューサーであり脚本と演出を務める横山昌義氏が登場。シリーズでは「龍が如く 見参!」以来の、現代が舞台ではない「龍が如く」となる本作について2人は、史実を曲げないようにしながら、ありえる設定にして歴史を面白おかしく楽しめるようにしている、と開発方針を語っていた。
続いて、本作のヒロインとなるおりょう役を演じるのは桜庭ななみさんと発表。ステージに登場した桜庭さんは、おりょう役に決まった際のことについて、「『龍が如く』シリーズファンの周りの友達に自慢しました!」と嬉しそうにコメントしていた。また、おりょうを演じる際に苦労した点として、鹿児島出身の桜庭さんが京訛りのしゃべり方をするために、京訛りの言葉を聴いてから後に単にまねるだけではなく演技したというエピソードを披露していた。
続いて上映されたPVでは、これまでのシリーズに登場していたキャラクターたちが幕末の重要人物となって登場しているストーリーとともに、刀と銃そして格闘と、より多彩になった「ケンカバトル」、シリーズではおなじみとなっている夜の盛り場での遊びや、PS Vitaとのクロスプレイにより遊べるバトルダンジョン、シリーズおなじみのヒロインである遥とのファーミング要素を含んだ穏やかな生活が楽しめるアナザーライフなどの新要素も公開。これまでのシリーズ以上に、盛りだくさんの内容が感じられるPVとなっていた。
(C)SEGA