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WeMade Online、MMORPG「RaiderZ」の先行体験会を開催
高いアクション性やスキル構成など、高いゲーム性を感じる作品
(2013/3/25 12:31)
WeMade Online は3月24日、ALIENWARE ARENA in アイ・カフェ AKIBA PLACE店にて、MMORPG「RaiderZ」の先行体験会を開催した。この体験会では、事前の抽選で選ばれた参加者に加え、プレスもゲームを体験できたので、スクリーンショットとともに紹介したい。
「RaiderZ」は韓国MAIET entertainmentが開発したMMORPGで、フリーターゲッティング方式のアクション性の高い戦闘が大きな魅力となっている。韓国ではおよそ1年前からサービスが行なわれており、北米やヨーロッパでもサービスされている。今回はキャラクター作成や序盤のゲーム展開に加え、強力なボスモンスターとのバトルも体験できた。
CBTの日程を発表、チュートリアルはいくつもの職業を試せ、演出も凝ったものに
今回の体験会では、司会をアイドルの階戸瑠李さんと、WeMade Online「RaiderZ」運営チームの横山遼氏が務め、参加者にゲームを説明しながら進行した。その中で、「RaiderZ」運営チーム長の税所邦彦氏によって「RaiderZ」のクローズドβテストの予定日が発表された。
クローズドβテストは募集期間は3月26日~4月2日23時59分まで、希望者から抽選で4,000名となる。公式ページ以外でも各種メディア枠が用意されるが4,000名が総数だ。テストの実施期間は4月5日17時~4月9日22時までの予定だ。
「RaiderZ」ではベリックスという惑星を舞台にしている。ある時、レンデル大陸に1個の巨大隕石が落ちた。その石は周囲のものを変成させる力を持ち、レンデル大陸のローランド国はこれまでの金属以上に強力な「ベラシウム」を作りだし、そのベラシウムで作り出した武器により、王国は栄えた。
しかししばらくたつと隕石の恐ろしい力が明らかになった。隕石の周囲の生物が怪物に変貌し、人間を襲い始めたのだ。ローランド国は壁を作り隕石によってゆがんだ怪物を防ごうとするが、ベラシウムに魅せられた周辺国がレンデル大陸の混乱を大きくしていく。プレーヤーはその混乱の中、自分の夢を叶えるべく、傭兵となって飛び込んでいくのだ。
体験会ではキャラクター作成から行なった。「RaiderZ」でのプレーヤーキャラクターは種族は人間のみで、「ディフェンダー」、「バーサーカー」、「クレリック」、「ソーサラー」の4つの職業から1つを選択する。男女ともにスタイリッシュな雰囲気で、男は渋いタイプにもできる。髪型なども多数用意されていた。また、顔に入れ墨を入れたり、傷跡風の模様をつけることもできる。
最初のチュートリアルでは、NPCと共に侵入してくる敵を食い止めるというもの。敵と味方が入り乱れる戦場は派手で見応えがある。さらに落ちている光ってる武具を取ると、最初に選んだ職業だけでなく、様々な職業のスキルを使えるのが面白い。
「RaiderZ」はTPSと同じように、Wで前進、AとDで左右に動き、Sで後退する。左クリックで攻撃、右クリックでガードする。右クリックの攻撃は連打すると様々なモーションで技を繰り出していく。通常の場合は連打により武器をふるうモーションとなるが、チュートリアルの落ちている武器を拾った時は、強力なスキルがマウスボタン連打だけで出るようになっている。
チュートリアルで様々な技を使い、職業のイメージをつかみ、もう1度自分のイメージに合った職業を選ぶことができる。さらに巨大なボスも出てきて、かなり派手なシーンが連続する。基本操作を覚えるだけでなく、各職業を紹介し、派手なシーンを見せてくれるこのチュートリアルは面白く、ゲームへの興味が高まった。
自分なりの戦い方が模索できるキャラクタービルド。アクション性の高いボスバトル
チュートリアルを終えると、「海賊の港」という場所に転送される。ここでは巨大なヤドカリ「シールドクラブ」や、半漁人「シーエボス」が海岸からひっきりなしに襲いかかってくる。周辺の兵も防衛のために活躍している。NPC達が戦いを繰り広げているシーンは新鮮だが、アクティブモンスターのため、プレーヤーが近づくと囲まれてしまうことも多い。WeMade Online ではサービス時にはノンアクティブにする考えだという。
シールドクラブを倒すと殻が割れて体力回復アイテムが、シーエボスを倒すと巨大な棍棒が入手できるこの棍棒は一定時間強力な攻撃ができるようになる。このように、「RaiderZ」は敵のドロップで様々な効果をもたらすものがあるという。エピックモンスターの「ブリア/テレウド」という植物のモンスターは、根でダメージを回復するのだが、攻撃して切り落とせれば体力回復ができるという。
初期クエストを終えると騎乗用ペットが入手できる。これはレンタルで、今後様々な乗り物が登場するという。周辺では、崩れかけた建物や、凶暴化した熊なども確認できた。フィールド上の巨大ボスもいるとのことだ。
次に高レベルキャラクターを体験した。「RaiderZ」ではスキルの習得により“マルチクラス”が可能となっている。レベルアップ時に入手できるスキルポイントを使って、「ディフェンダー」、「バーサーカー」、「クレリック」、「ソーサラー」の4つから好きなスキルを取り、自分なりのカスタマイズが可能だ。
スキルはある一定数特定の職業で入手するとパッシブスキルが発動するようになる。パッシブスキルは職業を底上げしてくれるもので、1つの職業で多く割り振るほどパッシブスキルが増えていく。スキルをどう取っていくか悩ましいところだろう。また、スキルの使用は武器での制限を受ける。例えばソードを持っているとクレリックのスキルは使えない。こういった場合はTABキーで武器を持ち替えたり、メイスメインで戦うスタイルでスキルを習得することを考えていく必要がある。
どうスキルを取っていき、どんなプレイスタイルを作っていくかは、プレーヤー達の大きな関心となりそうだ。この自由度の高いキャラクターメイキングは本作の最大の特徴であり、韓国などでも議論が盛んだという。「アリーナ」での3対3、5対5での対戦コンテンツも用意される予定で、モンスターとの戦いだけでなく、対戦やチームでの役割に特化したスキルの割り振りもできそうだ。
「RaiderZ」の目玉の1つが「エピックモンスター」だ。エピックモンスターはフィールドに登場することもあれば、MOフィールドで戦うこともできる。本作では最大5人でのパーティが可能で、今回は「ディアゴ」という雪男のようなモンスターと戦った。筆者はディフェンダーで戦ったのだが、他のMMORPGのように盾役と言っても、敵の攻撃力が高く、すぐに倒されてしまう。適正レベルの敵というのだが、かなり連携をうまくしなくてはならないと感じた。
スキルへの理解も重要だ。本作では回避しながら攻撃するスキルもあり、敵の挙動を見極めることで戦い方が見えてくると言う。ディフェンダーといえど1カ所にじっとしているだけでなく、回避しながら戦うことを求められる感じだ。また、クレリックの治療スキルはサークル内で効果を発揮するなど、他のプレーヤーとの位置取りも重要だ。
右クリックのガードもうまく使っていくことで敵の攻撃を止められる。しかし中には即死攻撃もあり、敵のモーションを見極めることはとても大事だと感じた。結局ボスには勝てなかった。ゲームとキャラクターにかなり習熟しなくては難しい、ただの力押しではなく、アクションゲームのような濃い駆け引きが楽しめるバトルだと感じた。
体験会内容はここで終了だが、特別に今後実装される「アサシン」も見せてもらった。素早い攻撃が魅力のキャラクターで、短剣を武器に使う。ボスモンスターの周囲を舞うように動き回り、敵を切り刻めるキャラクターで、同じアタッカーであるバーサーカーの重い動きとはまた違った味がある。こちらの実装も楽しみだ。
「RaiderZ」はスキル構成やアクション性の強いボスバトルなど、かなり“本格的”なMMORPGだと感じた。プレーヤーはゲームをやりこむことでより効果的なキャラクタービルドやモンスターの攻略を行なっていくだろう。ゲーム性にこだわった作品というところで、注目されるのではないだろうか。26日からはクローズドβテスト募集が行なわれる。多くの人にチェックしてもらいたい作品だ。
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