セガ、「SEGA PRIVATE SHOW 2011 SUMMER」開催
「StarHorse3」、「StarBoat」など注目作をプレイアブル出展


6月24日 開催


 株式会社セガは、今夏以降に稼動を予定しているアミューズメント施設向けタイトルを展示する、マスコミやオペレーター向けの内覧会「SEGA PRIVATE SHOW 2011 SUMMER」を開催した。

 今回の内覧会は、2月開催の「AOU2011」で発表されたタイトルがメイン。会場スペースの都合からか、主なプレイアブル出展タイトルは「StarHorse3 Season I A NEW LEGEND BEGINS」、「StarBoat」、「THAT'S PARADiCE」など、メダルゲームを中心に構成されていた。

 ここからは、映像出展およびプレイアブル出展タイトルから主だったものを順次ご紹介していく。




■ StarHorse3 Season I A NEW LEGEND BEGINS.

 競馬メダルゲーム「StarHorse」シリーズ最新作。最大の特徴は、初出となった「AOU2011」で来場者の度肝を抜いた豪奢なメインモニターとサテライト。DLPモニター3面、可動式サブ液晶モニター5面で構成されるメインモニターは、LEDとフラッシュライトを駆使した眩い演出でレースの臨場感を盛りたてる。32インチ・マルチタッチ液晶を搭載したサテライトの素晴らしさについては、「AOU2011」記事を参照していただきたい。可動式のリクライニングシートはふたり掛けが可能だが、ひとりのときは某超高級シートばりに全身を包み込むかのようなゴージャスな感触が味わえる。

 本作は、筐体もさることながら“中身”も前作を上回る進化を遂げている。競走馬の能力は、実際のレース結果を元に伸び代などを考慮しつつ最新データを翌月配信。現在活躍中の強豪馬と、手塩にかけた自家生産の愛馬を戦わせる醍醐味は、まさに本作ならではのもの。レースは、JRAだけでなく「ドバイワールドカップ」、「凱旋門賞」など海外レースをリアルにシミュレート。注目レースは「特設レース」として配信される。全員参加型のメインレースとひとり用のサブレースが同時に開催されるため、初心者から上級者までそれぞれのペースで育成やレースに没頭できる。実名馬を1年間限定で所有できる「レジェンドモード」では、1年間走りきると大量のボーナスメダルをゲット。馬券は3連単に対応し、0.1枚単位でのBETが可能。「STARHOUSE PROGRESS」で好評だった「ダブルチャンス」が演出を強化して復活しているのも注目ポイントのひとつだ。

 専用オンラインサービス「STARHORSE.NET」は、新たに「スタホ農園」がオープン。筐体でメダルを支払って「種」を購入し、STARHORSE.NETで作物を育成。収穫した作物は、追加メダルを支払うことなく飼葉として与えられる。既存ユーザーにとって気になる前作データは、厩舎名、ウイニングラリー達成状況などが引き継ぎ可能。現役馬と騎手に関しては、引退後(配合/継承可能)データとして引き継がれる。馬装、株券、騎手服装などのゲームアイテムは、前作の約1,300から約1,800(初期段階)に増加。繁殖馬株券は新デザインが採用され、実馬の写真を用いるなどファンにはたまらない仕様となっている。

 並々ならぬ力の入れ具合が感じられる本作は、ゲーム本編だけでなく周辺の施策についてもさまざまな試みが予定されている。同社は、SNSポータル構想「スターホースSNS『みんなのスタホ』」を施行。「うまいるスタジアム」で獲得したメンコ、株券を実際の筐体でも使用可能にしたり、筐体の殿堂馬を「うまいるスタジアム」の配合・レースに使ったり、チームを結成してランキングを競うなど、ゲームやコミュニティ機能との連動を予定。また、競馬情報サイト「netkeiba.com」、「競馬総合チャンネル」、「無料・競馬競輪競艇」とのコラボレート、TVCMの投入により、さらなる新規ユーザーの獲得に努めるとしている。2011年冬稼動予定。







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■ StarBoat

 “水上の格闘技”といわれるボートレースを題材にしたマスメダルゲーム。プレーヤーの分身となるボートレーサーの育成とBetゲームがそれぞれ楽しめる。筐体右上にある大時計は、単なるオブジェではなくれっきとしたギミック。スタートはもちろん、ダブルチャンス演出とも連動しレースを熱く盛り上げる。レース実況は、競艇番組でおなじみの「内田和男」アナウンサーの音声合成が用いられる。

 BOAT RACE振興会、(財)日本モーターボート競走会、(社)日本モーターボート選手会とライセンシーを結び、平和島ボートレース場、住之江ボートレース場といった東西2大レース場、2010年賞金王の「中島孝平」選手、「松井繁」選手、「濱野谷憲吾」選手、「魚谷香織」選手ら現役ボートレーサー100人以上がそれぞれ実名で登場。ボートレースをテーマにした人気コミック「モンキーターン 」に登場する主人公「波多野憲二」選手、「洞口雄大」選手、「青島優子」選手がゲストキャラとして参戦する。

 ボートレーサーの育成は、性別、性格、顔パーツなど細かく設定が可能。設定後はボートレーサー養成学校「やまと学校」に入学。「スタート訓練」、「ペラたたき」などの訓練メニューをこなし、スキルを磨きつつ実在の現役ボートレーサーと競い合う。好成績を記録すればクラスがアップし自室が豪華になるほか、さらに多くのレースが斡旋されるようになる。Betゲームは、単勝、2連複、2連単、3連単、サイド、ライドといった6種類の舟券が購入可能。ボートレース初心者向けに、購入時はアイコンによるガイドが付加される。2011年末稼動予定。






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【協力】BOAT RACE振興会
(財)日本モーターボート競走会
(社)日本モーターボート選手会
ボートレース平和島
ボートレース住之江



■ WORLD CLUB Champion Football Intercontinental Clubs 2010-2011(映像出展)

 アーケードゲームとトレーディングカードを融合させた“アーケードトレーディングカードゲーム”の先駆者的なタイトル「WCCF」シリーズ最新作。10-11シーズンの最新データに対応し、サントスFC、マルセイユ、ドルトムント、アヤックス、CSKAモスクワ、ベンフィカなど7クラブを追加した全22チームが登場。日本代表でも活躍する人気選手など、新選手が多数登場。過去シリーズのカードも使用可能となっている。

 「WCCF IC 09-10」で復活したデータ対戦大会は、アジアチャンピオンと日本チャンピオンで世界一を争う「ワールドウィナーズチャンピオンシップ」を新設。また、店内で好成績を残した選手を称える「店内ベストイレブン表彰」、大幅な成長をうながす「チャレンジマッチ」、途中出場の選手が高パフォーマンスを発揮する「スーパーサブ効果」、「チーム士気効果」、さらにはチームの育成方針によって監督自身も成長していく「新練習」といった数々の新システムを導入。前作以上にバリエーション豊かな試合と育成が楽しめる。

 選手カードは、直線をメインとしたデザインに一新。過去シリーズで好評を博した「オールタイムレジェンド」が約1年ぶりに復活するほか、前作で多くのファンから注目を集めた日本代表がスペシャルカード(黒)同等のカテゴリーで登場する。レアカードは「World-Class GK(Goal Keeper)3種」、「World-Class CB(Center Back)3種」、「World-Class SB(Side Back)3種」、「World-Class DM(Difensive Midfielder)3種」、「World-Class CM(Central Midfielder)3種」、「World-Class OM(Offensive Midfielder)3種」、「World-Class SA(Side Attacker)3種」、「World-Class SS(Second Striker)3種」、「World-Class CF(Center Forward)3種」、「Most Valuable Player(世界最優秀選手)1種」、「All Time Legends(サッカー史に残る伝説的選手)?種」の計11カテゴリとなっている。2011年冬稼動予定。





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The game is made by Sega in association with Panini.



■ 戦国大戦-1570 魔王上洛す-(映像出展)

 戦国時代を舞台にしたトレーディングアーケードカードゲーム「戦国大戦」シリーズ最新作。ファン待望の新カード100枚以上が追加され、「浅井朝倉家」、「本願寺」といった2勢力が初登場。特殊レアリティ「戦国数寄(SS)」カードは全カードが一新される(前作のSSカードも引き続き使用可能)。花澤香菜さん、杉田智和さんなど人気声優を多数起用している。

 新要素では、1カ月間の獲得石高で順位を争う「守護争奪戦(月間都道府県別ランキング)」を開催。守護争奪戦は地域にちなんだ称号をかけて戦うもので、上位入賞者には翌月の間使用できる「特殊称号」が付与される。また、全国対戦モードで「正5位Cリーグ」に昇格すると、登録可能な最大コストが「8コスト」から「9コスト」に増加。デッキバリエーションと戦略が、さらに奥深いものとなる。

 戦闘システムでは、鉄砲攻撃によるノックバック、新特技「狙撃」、柵による鉄砲防御と鉄砲隊を巡る戦いの駆け引きが新たに追加される。また、既存の武将カードの能力見直しも含めた大幅な調整が行なわれ、さらに遊びやすくなっているという。7月下旬稼動予定。






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■ ボーダーブレイク エアバースト Ver.2.5 (映像出展)

 最大20人のリアルタイム対戦を実現したハイスピードロボットチームバトル「ボーダーブレイク」がバージョンアップ。目玉は、新イベントバトル「大攻防戦」の追加。ひとつだけの“コア”をめぐり、「攻撃陣営」と「防衛陣営」にわかれて戦うというもので、「攻撃陣営」は「防衛陣営」が守るコアを破壊すれば勝利。「防衛陣営」は制限時間までにコアを破壊されなければ勝利となる。

 新規マップもとより、ブラスト・ランナー(迅牙)、武器、装備が多数追加される。また、ブラスト・ランナーのカスタマイズに、色や形を組み合わせてマークをエディットできる「エンブレム」を実装。コラボレーション「エンブレム」なども登場し、より個性的なカスタマイズが楽しめるようになる。6月29日稼動予定。







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■ その他の主な出展タイトル

【THAT'S PARADiCE】
エアブローで回転しながら浮遊するダイスがキャッチーなメダルゲーム。3つのダイスの目を予想するシンプルなルールが特徴。履歴やカンを頼りに出目パターンを予想していく。12月稼動予定

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【LADY LUCK】
100円、メダルのどちらでもプレイできるメダルゲーム。「Hot Shot PROGRESSIVE」、「LUCKY!大富豪 “LL”」、「THE HOUSE OF THE DEAD “LL”」、「10HAND POKER “LL”」、「サンバ DE アミーゴ “LL”」といった5種類のゲームが1台で楽しめる。2011年秋稼動予定

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【シャイニング・フォース クロスレイドVersion A(映像出展】【DARTSLIVE2】【まんぷくすいぞくかん】
新種族「ビーストハーフ」、新イベント「トレジャーハント」、新ボスや新モンスターの追加など大幅にパワーアップ。会場では次バージョンを鋭意開発中とアナウンスされた。現在稼動中ネットワーク対応メダルゲームの最新バージョン。専用ICにプレイおよびカスタマイズデータが保存可能。CCDカメラ付のオンライン対戦、新ゲームコンテンツの配信などネットワークをフル活用。現在稼動中画面内の魚などに餌を食べさせるメダルゲーム。4画面すべて連動しているのが特徴。一定条件を満たすと巨大魚や竜宮城が出現するなど、楽しいフィーチャーを多数用意。今夏稼動予定

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(2011年 6月 24日)

[Reported by 豊臣和孝]