先行レビュー

美魔女対決が必見! AAAアクション「壊滅の潮汐」先行レビュー

「ジョジョ」「Fate」影響の召喚システムも爽快。攻撃多彩で戦闘が楽しい

【壊滅の潮汐(Tides of Annihilation)】
発売日:未定
価格:未定

 PC/プレイステーション 5/Xbox Series X|S向けに発売予定のアクションアドベンチャー「壊滅の潮汐(Tides of Annihilation)」。本稿では、中国・成都で開催された先行体験会のレポートをお届けする。

 「壊滅の潮汐」は、中国・成都のゲーム開発スタジオ「Eclipse Glow Games」によるシングルプレイ向けアクションアドベンチャーゲーム。異世界の侵攻によって「アーサー王物語」の世界と融合し、荒廃した現代のロンドンを舞台に、主人公のグウェンドリンが世界を救うため「聖杯の欠片」を求めて戦いへ身を投じていくという内容で、AAAクラスの壮大で作り込まれたタイトルとなっている。

 ちなみにEclipse Glow Gamesは150名以上の開発者がおり、「龍が如く」シリーズ、「アサシン クリード」シリーズ、「ペルソナ」シリーズなどの開発経験者も含まれている。その点でも、タイトルの規模感には期待ができる。発売日、価格は未定で、日本語は字幕での対応を予定。

主人公のグウェンドリン
【成都の風景】
中国西部の中心都市である成都。四川料理やジャイアントパンダの街として有名であるほか、工場地帯をリノベートしたクリエイティブパーク「東郊記憶(Eastern Suburb Memory)」など若者に人気のスポットもある。写真は東郊記憶のもの
火鍋をはじめとした四川料理が美味しい。店によっては変面ショーも見られる
成都と言えば「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」のパンダ。約260頭が飼育されており、まさにパンダだらけの楽園。夏休み期間ということで、地元の観光客もたくさんいた。お土産やもパンダ一色だった
三国志の諸葛亮を祀る「成都武侯祠」。「三国聖地」の石碑もある。周囲は古い街並みを活かした観光スポットにもなっている
【体験会会場】
体験会の会場は、アートの発信地でもある「東郊記憶」に出現。巨大なセットが組まれていた
騎士の彫像風セットもよくできている
グウェンドリンと写真が撮れるフォトスポットもあった
会場内もさらに豪華。会場入口には巨大な扉も
試遊会場は図書館風の場所に。中央に巨大な剣が突き刺さっているほか、ライトアップもされていた

騎士の召喚が戦闘のカギ。多彩な攻撃の選択肢に魅力

 今回の先行体験では、本作の中盤にあたるステージを体験できた。場所は大英博物館のような巨大な博物館。ステージ内を探索したりパズルを解きつつ、先へ進む内容を体験できた。

試遊版のメニュー画面
ニニアン。変身能力を持っており、グウェンドリンの味方
意思を持つガントレットの「Mercury」。手の部分をパクパクしながら唸り声を上げて喋る。見た目に反してコミカルなキャラクターで、ニニアンが言葉を理解するのでコミュニケーションは可能。ショップの店主にもなる
関羽がモチーフという「武聖」。グウェンドリンを導き、何度も共闘する重要なキャラクター。師匠のような役割を持つという
映画「シャイニング」のオマージュ……のような双子。謎のキャラクターだ

 戦闘の根幹となるのは「円卓の騎士」だ。グウェンドリンは騎士を召喚する能力を持っており、グウェンドリン自身による攻撃とは別に、戦闘中に騎士を呼び出して敵を攻撃できる。体験で使用できたのは「Bedivere」「Gaheris」「Gawain」「Kay」などで、円卓の騎士がモチーフとなっている。

 召喚にはメインとサブの2種類あり、騎士によってどちらに登録できるかが決まっている。騎士の登録はメインとサブの2人で1セットとなり、それぞれコンボの起点になるもの、グウェンドリンのスピードを上げるもの、時間を操るものなどの特徴があり、どう組み合わせるかが攻略のカギとなる。つまり、グウェンドリンの攻撃と騎士2人の攻撃、この組み合わせで戦闘を進めていくというわけだ。

騎士の召喚が戦闘のカギ。騎士の組み合わせは様々なパターンを試したくなる

 また体験中に使えた「Palamedes」はメインにもサブにも登録できるというパワータイプの騎士。メインではチャージから重いパンチを繰り出す攻撃、サブでは防御固めに役立つ能力を発揮する。Palamedesはグウェンドリンが動かせない仕掛けを動かしてくれるなど、探索にも役立ってくれる。

 なおEclipse Glow Games スタジオ責任者のAry Chen氏、本作リードプロデューサーのKun Fu氏によれば、本作の戦闘システムは「ジョジョの奇妙な冒険」や「Fate」などに影響を受けているそう。騎士はゲームの進行や、特定の敵を倒すことでも入手できる。騎士の収集も含めて楽しめそうな要素だ。

騎士の攻撃はワンパターンではなく、ゲージ消費によるさらなる攻撃が用意されおり、こちらの攻撃手段は多彩。様々な選択肢があるので、戦闘自体が楽しい
Eclipse Glow Games スタジオ責任者のAry Chen氏
本作リードプロデューサーのKun Fu氏

ボス戦ではギミックあり。美魔女「モードレッド」が登場

 戦闘ではこのほかに、敵が赤い閃光、黄色い閃光を放ってから攻撃してくるシーンもある。赤い光の攻撃は通常よりも強力だが、カウンターを決めることができる。黄色い光はジャンプで避けるしかないという攻撃。特にカウンターは敵に大ダメージを与えるチャンスになるので、リスク覚悟で狙っていく必要がある。

 大型のボス戦になると、ギミックが登場するものもある。今回戦ったのは、博物館のエジプト館と異世界が融合した「レッドサンド・フォールド・レルム」に登場する古代エジプトの神「アヌビス」。砂を操る攻撃を繰り出してくるほか、壁に閉じ込めてから砂嵐を起こすような攻撃も仕掛けてくる。

 攻撃は苛烈かつ強力なので何度かやられてしまうが、ギミックや攻撃パターンをしっかり理解すれば段々と倒せるようになる。ボス戦では騎士との連携で攻め立てるだけでなく、回避やカウンター、ギミックの攻略をしっかり行なうことが勝利につながるようだ。

様々攻撃を掻い潜りながら敵を追い詰めていくと、最後にはトドメを刺せる。これが爽快だ
倒すことで味方の騎士に加わることもある
今回戦えたボス「アヌビス」。アーサー王物語だけでなく、エジプトなど異なる神話世界の一端も採り入れられるそう

 またさらなるボス「モードレッド」とも対戦できた。モードレッドはグウェンドリンと同じく「聖杯の欠片」を求めているという魔女。騎士を操る能力も持っており、やっかいな連携攻撃を仕掛けてくる。グウェンドリンも魔法らしきものを操るので、(本当の意味での)美魔女対決である。

 モードレッドは通常の攻撃から強力だが、赤い閃光の攻撃を食らうとグウェンドリンのメインの騎士が奪われる。奪われた騎士はその能力でこちらを攻撃してくるほか、一定時間騎士の使用が不可能となる。赤い閃光の攻撃は通常以上に要注意だ。

 またモードレッドはさらなる奥の手を持っており、それがペンドラゴンを使役するというもの。ペンドラゴンはグウェンドリンの何倍もあり、空を駆けてブレスを吐いたり、地面からニョキッと出てきて地面を打ちつけたり、神出鬼没かつダイナミックな攻撃を放ってくる。さらにモードレッド手持ちの騎士の召喚攻撃も組み合わせるため、こちらを壮絶に追い込んでくる。ギミックはあるが、基本はしっかり避けて隙を攻撃することがキモ。中盤の大ボスといった感じで、ガッツリ楽しむことができた。

モードレッド。文字通りの美魔女
グウェンドリンを嘲笑うような攻撃を仕掛けてくる
攻撃を食らって少しキレ気味のモードレッド。表情がおっかない
お怒りのモードレッドはこちらの騎士を奪ってくる。実にやっかいだ
さらなる段階ではペンドラゴンが登場! 戦場も様変わりしてダイナミックな戦闘へと変化する
そして戦闘はクライマックスへ!

 体験ではこのほかにも、探索における衣装や装備の獲得、隠しボスとの戦いなどもプレイできた。

 隠しボスのなかには日本館のような場所に行き、侍の甲冑にアクセスすると戦える「ジェレイント」なるボスもいた。ゲームが進行する道とは真逆方向に進むことでたどり着くのだが、最初は剣を振るっていたと思ったら途中から獣のような姿に変身するなど、野獣のような敵となっていた。「ジェレイント」は使用可能な騎士の1人にもなるそうなので、どのように味方となるのか、本編での実装も楽しみだ。

ジェレイント
じっくり探索するのも楽しい
パズルを解くような要素もある
道中では衣装を入手することも(ステータスに影響する装備とは別)
衣装のパターン