セガ、PS3「龍が如く OF THE END」右も左もイトウ……のゾンビ!
テリー、デビット、エスパー3人の「イトウ」さんがゾンビとして登場!
株式会社セガが3月17日に発売を予定しているプレイステーション 3用アクションアドベンチャー「龍が如く OF THE END」。昨年末にも新たにマッサージ嬢役として小森 純さんが登場することが明かされたが、1月14日、メディアを集めて行なわれた発表会において、3人の「イトウ」さんが新たに登場することが明らかにされた。
その3人とは、テリー伊藤さん、デビット伊東さん、エスパー伊東さん。3人はゲームの舞台である架空の巨大歓楽街“神室町”に突如出現する「ソンビ」役として登場するという。ゾンビだからといって開発チームが手を抜くわけはない。実際に本人の顔をスキャンして制作した、三者三様のゾンビの姿をごらんあれ。
【テリー伊藤さん】 | ||
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ゲームの出演は初めてで今回ゾンビ役として出演しますが、実は僕自身がソンビなんで全く違和感がないと思います。僕をゾンビ役にキャスティングした時点でこの作品は成功ですよ。今後は「龍が如く」も良いですが、僕を主人公にした「テリーが如く」なんて作品も面白いと思いますよ。 |
【デビット伊東さん】 | ||
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一昨年、映画「山形スクリーム」(2009年公開、監督・竹中直人)でゾンビの役を演じたので、ゾンビ役の演技には自信がありました。完成した自分のCGキャラクターのクオリティーが高くて「このままだと役者いらなくなっちゃうな」と思いましたよ。ゾンビになったデビット伊東に是非ご期待下さい! |
【エスパー伊東さん】 | ||
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“ゾンビゲーム”が好きでよくプレイしていたので出演の話を聞いた時は嬉しかったです。僕も死んだと思っても死んでないゾンビみたいなキャラクターなので、今回のゾンビ役はピッタリだと思いますよ。今作では僕を倒すのにかなり苦労すると思うけどみなさん怒らないでね。ハィ~ッ! |
■ 笑いの絶えないトークに名越監督もニッコリ
テリーさんがトークを飛ばし、デビットさんがそれに突っ込んで、マイペースなエスパーさんに、2人が話題を振りつつ次の質問へという展開。やや脱線気味のトークが続いたが、名越監督がしっかり締めてくれた |
発表会には、名越稔洋総合監督と、ゾンビ役の3人の「イトウ」さんが続々と登壇。公式サイトにもアップされている最新動画がまず上映された。いよいよ、「龍が如く」らしさを感じさせるストーリーの片鱗が見えてきたと感じられる動画だ。さらに、3人のプロモーション映像が上映された。
――みなさん、映像をご覧になられてのご感想は?
テリー:びっくりしました。こういう監督なんで、ここで会っている分にはいいですけれども、歌舞伎町では会いたくないなと。私生活からかもし出す雰囲気が「龍が如く」なんで、目も合わせたくないんで……そういう方が作る作品なんで……収録したのは昨年の夏だったんですが、改めて映像を見てさすがだなあと。
デビット:とにかくテリーさんがかっこいい。エスパーはそのまんま。なんも加工してなかったね。
エスパー:何も加工されてなかった(会場笑)。
テリー:でもエスパーはこれまた町で会いたくない。
エスパー:去年の夏の話ですけれど、渋谷でカ○アゲに合いました。「店で暴れただろう、お前覚えてないのか」って連れて行かれて、店に行ったら、10人ぐらい待ち構えてるんですよ。有り金全部取られちゃった。
デビット:いくらもってたの?
エスパー:5万ぐらいですかね。
デビット:持ってるね~。
エスパー:本当は、「このマージャンの機械壊したんだから、100万よこせ」って言われたんですよ。
デビット:警察に訴えたの? 次の質問行きましょう。
――今回、お3方を起用した理由をお聞かせください。
名越:実は、いろんなミッションがたくさん入ってるんですけれど、確実に出会うわけではないかもしれませんが、普通にゲームを遊んでいたら出会えるミッションを探していく楽しみをゲームの中に入れたいな、ということで、どうせなら理由というか、ミッションに紐付けがほしいな、と名前で紐付けてみました。日本の中で有名な苗字といえば、「鈴木」さんなんてありますけれど、集まってもらって面白い、という意味で考えていくと「イトウ」なんて面白いものが作れそうだなと(会場笑)。
テリー:たぶん伊東美咲さんには断られたと思います(会場笑)。
デビット:ということは語呂合わせですか?
名越:そうとも言います。
デビット:聞けてよかった。今聞いておかないと、普通に居ると(監督が)怖いんで(笑)。
――公開した映像の手ごたえはいかがですか?
名越:はい。すごくいい感じで。今回公開したのはごく一部なので、ゲーム中で出会ったときのインパクトは、映像を眺めている以上に面白いと思いますし、バトルができたり、エスパーさんとは卓球ができたりしましたけど、一緒に遊ぶことができて、いろんな楽しみ方を発見してもらえればなと思います。
――テリーさんにお聞きします。実際に顔をキャプチャーしたときはいかがでした?
テリー:こんな風になるとは思わなかったんですよ。もちろん「龍が如く」は知っていたんですけれども、どんな風に映像の中で(自分を)出してもらえるんだろうと思っていたところ、本当にすごい迫力なので、ぜひ皆さんにすべて見てもらいたいなと。新しいキャラクターというか持ち味を発見できたと思います。
――デビットさんは、映画にゾンビ役として出演されたことがあったそうですが、今回と比べてどうですか?
デビット:映画のときは、メイクに3時間、出演10秒(笑)という状況で撮影が行なわれていたんですよ。一瞬でパンッと終わって、また待ち時間があって……という。今回は、フェイスキャプチャーという機械……これ皆さんに経験してほしい。一瞬なんですよ。で、この映像になるんですよ。まあ、加工技術は当然あるんでしょうけれども。ちょっと僕は今回撮影している間、しゃべりながらどうなるんだろうなって思っていたんですけれども、映像を見てうれしかったですね。なおかつゲームの中に自分が入っているということがもっとびっくりで。なおかつ、テリーさんがめちゃくちゃカッコイイ(笑)。エスパーはそのまんま。
――エスパーさんは、ゲームを遊ばれていると伺ったんですが……そのゲームに今回ご出演なされて、今のお気持ちはいかがですか?
エスパー:「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」なんて好きですね。昔ゲームセンターに勤めてたんで。友人からも「ゾンビみたいなやつ」って言われているので、こう見えても結構タフなんですよ。うれしいです。
テリー:……太らないよな。
デビット:その体形、維持してるの?
エスパー:食べても太らないんですよ。
デビット:胃下垂?
テリー:結婚はどうするの?
エスパー:ではここで……みなさん、よろしくお願いします。
テリー:今度、「イトウ会」を作ろうと思っているんですよ。
デビット:その話はしなくていいじゃないですか。ここで(会場爆笑)。すいませんでした。
――皆さん、ゾンビ役での出演のオファーを聞いたときの感想は?
テリー:僕はうれしかったですね。普段から生放送で「テリー伊藤」(というキャラクター)を出しているんですよね。ゾンビ役というのは普段の自分にない……僕はもともと演出家なんで、誰かに演出されるという機会があまりないので、監督に演出してもらえるということで楽しみだったんですが、本当に僕らの想像を超えるすばらしい作品になっていますし、僕の新しい一面を引き出してくれていると思うので、大変感謝しております。
デビット:マネージャーが「龍が……」って言った瞬間に「お願いします」、「ぜひお願いします」って言いましたからね。「龍が如く」は知っていましたし、まさか出演できるとは思わなかった。やっぱり僕らの子供のころから、あこがれなわけですよ。アニメを見てきて、ゲームを遊んできて、中に入れる(出演できる)なんてありえないことなんですよ。芸能人だろうが一般人だろうが、(出演できるとなったら)皆さん「お願いします」っていうと思うんですよ。だから今回は「ありがとうございました」しかないです。
エスパー:(自分は)適役だと思いますね。デビットさんと同じようにゲームに出たかったので。ゲーム大好きなんで。うれしかったです。
テリー:で、結婚どうするの?
エスパー:どうしましょう?
デビット:どういうのがタイプ?
エスパー:性格が合う人が。僕が酔っ払っても許してくれる人。
テリー:酒癖が悪いんで、たぶん無理だと思います。
――最後に、ファンの方にメッセージを。
テリー:3月に発売ということで、まもなくだと思いますので、ぜひ楽しみに。非日常の映像がたくさん出てきます。「ああ、買ってよかった」って皆さんが必ず思うような作品になっていると思うので、ぜひ期待してください!
デビット:次回は、プレーヤーの方々がゲームに出演できるように監督にお願いしておきます(笑)。
エスパー:町を舞台にしたシューティングゲームなので、絶対面白いと思います。私も自分で買います!
名越:「龍が如く」はもうかれこれ通算6作にもなって……今うれしいなと思ったのは、(みなさんが)喜んで話を受けていただいたとお話を聞かせていただいて、(1作目の頃は)「それは一体なんだ?」、「何でタレントが出なきゃいけないんだ」と言われたこともありました。そこから1作ごとにファンが増えていって、1作で60万本とか売れるタイトルになって、認知も上がってきた。そしてこういう場で新しいトライをさせていただけるようになって、感無量ですね。僕はいろんなメディアが大好きですが、ゲームというメディアではっちゃけていろんなトライをやっているよと。いろんな可能性がまだあるよ、ということを発信できればと心から思っています。もちろん、ゲームの内容も面白いものになっていると思いますので、よろしくお願いします。
(C)SEGA
(2011年 1月 14日)