株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント（SCEJ）は、PSP用「パタポン 3（仮）」の新たなる体験版「パタポン3 ～ビックリたっぷり！100時間体験版～」を、2011年1月6日から公式ホームページやPlayStation Storeなどで配信を開始する。

　同作の体験版は6月に第1弾がリリースされ、ユーザーからの反響も大きかったという。ここで得られた要望を吸い上げ、豊富なやりこみ要素を盛り込んだのが第2弾となる今回の体験版となる。まだタイトル名から「（仮）」の文字が取れない内にユーザーの意見を取り込み基本となるゲームシステムに磨きをかけている同作の完成が楽しみなところ。

　体験版ではシングルプレイはもちろんのこと、アドホック/インフラストラクチャーの両モードに対応したマルチプレイでもプレイできるモードが用意されている。

【新たなるヒーロー】

　ヒーローの登場、4人パーティーによる部隊編成、クラスやスキルシステムの導入、装備品の強化要素などの新システムの導入により、ゲームとしてのやりこみ度がより高くなっている。

　シングルプレイでは、パーティー編成においてクラスやスキルを組み合わせて、自分のイメージした戦い方をいかに実現するかが大切な要素となっている。今回の体験版では、前衛/中衛/後衛それぞれに3クラスずつ、合計9クラス用意されている。たとえば、前衛であれば敵の攻撃を受け止める盾役などがあり、ほかにも仲間を癒すヒーラー役、パーティの攻撃力を上昇させるサポートに徹する役回りなどがある。これらをどのように配置して、戦闘の中で効率よく攻めと守りを組み立てていくのかが重要だ。

　強力な技を持つヒーロー役を中心に、仲間となるトン・チン・カン（パタポンズ）のクラスやスキルについて試行錯誤を繰り返しながら最強のパーティーを目指し、クエストを攻略していくこととなる。

【シングルプレイ】

　マルチプレイでは、一転してヒーロー同士の夢のパーティプレイが可能となる。アドホック/インフラストラクチャーの両モードに対応しており、いろいろな場面で様々なモードを楽しめるようだ。

　挑戦するクエストによってどのようなパーティ編成を組み上げるかを仲間同士で戦略を練り、ヒーローの能力を活かした戦い方を目指すことで、様々なヒーローの技が飛び交う、シングルプレイとはまた違ったプレイが可能となる。

　ユーザーからのフィードバックではチャットシステムへの要望が多く寄せられたと言い、膨大な量の定型文を用意したさらに進化したチャットシステムも導入されている。また、仲間同士のコミュニケーションもより重要となった。これは「チーム機能」と呼ばれる新システムの1つで、ある種「ギルド」のようなもの。チーム全体に与えられた目標を達成するために皆で頑張ったり、インフラストラクチャーモードでのチームメンバーとのマッチングが容易に行なえるようになるなど、マルチプレイを楽しめる特典が用意されているようだ。

【マルチプレイ】