タイトー、DS「クッキングママ 3」完成発表会を開催

シリーズ累計700万本を超える「おままごと」をテーマにしたお料理ゲームの最新作


11月25日 開催

【クッキングママ 3】
11月26日 発売予定

価格:5,040円

CEROレーティング:A(全年齢対象)



タイトーAM事業本部CS開発部プロデューサー 神村氏

 株式会社タイトーは、ニンテンドーDS用おりょうりアクションゲーム「クッキングママ 3」の完成発表会を東京・新宿文化クイントビルにて開催した。

 「クッキングママ」は、DSのタッチペンを様々な料理器具に見立て、料理を作る過程を楽しめるゲームとして2006年に発売。北米および欧米など海外などを含め、現在シリーズ類計700万本を販売している人気タイトルとなっている。

 最新作である「クッキングママ 3」は、ゲームモードに工程に沿ってママと一緒に料理を作る「ママとおりょうり」、ゲームに登場する友達に料理をごちそうできる「ごちそうしよう」、制限時間内にどれだけ食材を切れるかなどのミニゲームを最大4人で楽しめる「うでだめし」、完成させた料理の画像を記録できる「にっきをつけよう」の4つを収録。

 また新モードとして、食材を組み合わせて料理を作る「くみあわせてみよう」と、ママから頼まれた食材を買ってくる「おかいものをしよう」の2つが実装されている。そのほかにも、通信機能を利用してDS用「ガーデニングママ」で採れた食材が貰える機能「ガーデニングママ」がオプションに追加される。

 レシピにはカレーやハンバーグなど子供に人気のあるものをはじめ、酒の肴として好まれる一夜干しなど80種類以上を収録しており、レシピに合わせて食材を調理するミニゲームは、「クッキングママ 2」の150種類から200種類以上へとパワーアップ。見本と同じような絵を描くものを含め、多数のミニゲームが新たに収録される。

 発表会にあたりタイトーAM事業本部CS開発部プロデューサーの神村氏が登場。プロモーションムービーの上映後、「本作は、新しく遊べるユーザーも安心して遊べるように、ままごとの楽しみ方、誰でも楽しめる手軽さを大切にしながら、これまでのシリーズを遊んでいる人にも楽しんでいただけるよう、様々なゲームモード、プレイボリューム、『ガーデニングママ』との連携など、シリーズ最高の『クッキングママ』が完成した」とコメント。前述の本作の特徴の説明を行なった。


本作の制作コンセプトは、様々なゲームモード、プレイボリューム、『ガーデニングママ』との連携など、シリーズ最高のクッキングママと神村氏は語る


Cooking Mama Ltd.代表取締役社長 長嶋健氏
試遊台も設置されており、会場内でクッキングママ3を体験することができた

 神村氏の説明がひとしきり終わると、クッキングママの生みの親でもあるCooking Mama Ltd.代表取締役社長の長嶋健氏が登場。

 本作の手ごたえについて聞かれると、「毎回そうですが、その時々のベストで作っていきたいなと……自分のある力の中、スタッフの持っている力をすべて出して、遊んでいただいた方たちに喜んでいただけるものができたかなと思っています」とコメントし、続いて開発経緯について説明した。

 初代「クッキングママ」を開発するに至ったのは、長嶋氏の2人の娘が「おままごと」をやっており、その様を見て、「どんな年の世代でも“ままごと”ってやるんだな」と思ったところが企画の原点だったと語る。

 プロトタイプの「クッキングママ」を作ったあとのエピソードとしては、実際に娘さんたちに遊んでもらったり、α、β版と開発が進むにつれて、娘さんの友達たちにも遊んでもらい、自分が思ったよりも、包丁や皮むきなどを一生懸命やっていたり、特に、イカの皮むきなど実際に家ではやらせてもらえないことがあったり、魚の3枚おろしなど、家では今までできなかったことをムキになってやっていたのが印象的だったと語っていた。

 また長嶋氏は、「海外での販売本数は他人事のようにすごいなと感激するだけで、関わっていただいた各メーカーさんに感謝をさせていただくのと、いろんな方々に支えられて感謝しています」と語る。シリーズの世界的ヒットにより、長嶋氏は海外に仕事で行ったおりのエピソードとして「ロンドンに行かせていただいた時に、空港でクッキングママを遊んでいるのを見たり、パリなど市内でも子供たちが遊んでいるのを見ると、この作品で感激というか感謝というかありがたいなといつも思っております」とも語っていた。ちなみに海外版の「クッキングママ」シリーズは、日本語版のレシピなどが使用されているが、「日本食の美味しさは世界的にも共通なのと、料理という部分でヒットしたのではないか」と語っていた。


【PVカット】

【スクラッチ】
ママからのご褒美でスクラッチを削るとアイテムがもらえることも

【組み合わせてみようレシピ】
2つの素材を組み合わせて料理を作っていくモード

【おかいものをしよう ミニゲーム】
「おかいものをしよう」では、お店にいる人に接触するとミニゲームがプレイできる
【おしゃれしよう 衣装コレクション】
集めたアイテムでママの衣装を変更できる

【日記をつけよう】
上手に料理ができ上がったらシールを貼って日記を作成できる

(c) 2006, 2009 COOKING MAMA LIMITED / Published by TAITO

(2009年 11月 25日)

[Reported by 鬼頭世浪]