バンダイナムコ、「ガンダムVS.」シリーズ最新作
PSP「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS」
株式会社バンダイナムコゲームスは、PSP用チームバトルアクション「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS」を12月3日に発売する。価格は6,279円。CEROレーティングはA(全年齢対象)。アドホックモードと、メディアインストールに対応。
現在アーケードで好評稼動中の「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT」が、「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS」となってPSPに登場する。本作に登場する機体は、ガンダムシリーズで活躍した主役機を中心に60機以上を収録し、PSP版ならではのオリジナル要素を多数追加している。また、「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT」で導入された「NEXTダッシュ」システムは、本作にも搭載されている。このシステムの導入により、ゲームのスピード感が向上し、爽快感溢れる対戦を楽しむことができるという。
「NEXTダッシュ」システムとは | ||
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アクション中にジャンプボタンを素早く2回押すことで、どんなアクション中でも強制的にキャンセルすることができ、そのままダッシュ移動へ移行することができるシステム。例えば、攻撃が外れた場合の隙をなくしたり、連続で攻撃を仕掛けたり、通常では不可能なコンボを決めることもできる |
■ ゲーム機初参戦となるユニコーンガンダム
「ガンダム」シリーズ最新作として注目を集めている「機動戦士ガンダムUC」からは、主役機である「ユニコーンガンダム」の参戦が決定している。ユニコーンガンダムは、AC版では9月上旬より隠しキャラクターとして使用することが可能となったが、本作ではデフォルトキャラクターとして登場することが判明している。ユニコーンガンダムの特徴であるデストロイモードへの変形も完全再現され、性能が大きく変化する高性能な機体として扱われているようだ。
【ユニコーンガンダム】 | ||
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【ユニコーンモード】 | 【デストロイモード】 | |
連邦宇宙軍再編計画の一環である「UC計画」の最終段階として開発された実験機。通常はユニコーンのような一本角の形態で行動するが、デストロイモード発動時は全身の装甲が展開して額の角がV字型に変形、ガンダムタイプの顔が現われる |
ユニコーンモードでは、リロード可能なビーム・マグナム、射撃チャージのビーム・ガトリングガン、サブ射撃のハイパー・バズーカといった豊富な射撃武器を持っている。デストロイモードは、出撃から一定時間が経過することで発動可能になる。このモードを発動すると外見の変化だけでなく、格闘戦での攻撃力が大幅にアップする。
ユニコーンガンダム【コスト:3,000】 | ||
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ユニコーンモード | デストロイモード | |
メイン射撃 | ビーム・マグナム | ビーム・バルカン |
射撃チャージ | ビーム・ガトリングガン | ビーム・トンファー(突進) |
サブ射撃 | ハイパー・バズーカ | ビーム・サーベル(投擲) |
特殊射撃 | デストロイモード発動 | |
格闘 | 格闘 | ビーム・サーベル |
特殊格闘 | リロード | |
モビルアシスト | リゼル |
ユニコーンモードでは多彩な射撃攻撃を得意とする | デストロイモード発動の条件は一定時間の経過 | デストロイモード中は格闘性能が飛躍的に上昇するという |
■ ミッションに挑み、MSをカスタマイズすることができる「NEXT-PLUS」モード
PSP版オリジナル要素にして、最大の魅力となるのが「NEXT-PLUS」モードにあるという。このモードでは、自分の好きなモビルスーツ(MS)を4機選び1つのチームとして数々のミッションにチャレンジすることができる。ミッションをクリアすることで、経験値を得ることができ、得た経験値を使ってMSの強化を行なうことができるようだ。成長要素は他にも用意されているというので、やり込み派プレーヤーも満足できる内容となっている。
さらに、本作はアドホックモードに対応しているため、最大4人までの通信対戦を行なうこともできる。そして通信プレイは、本作の最大の目玉である「NEXT-PLUS」モードにも対応しているという。これにより、友達と協力してミッション攻略を楽しむことができる。
【「NEXT-PLUS」モード】 | ||
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選べるMSは、ミッションを進めていくことで増えていくという | ミッション内容は様々で、ミッションに適したMSを選択することが勝利の鍵となるようだ | ミッションクリア時に得た経験値を使ってMSをカスタマイズすることができる |
■ ゲームの基本は2on2のチームバトル
バトルの基本は2on2のチームバトルで、4人のプレーヤーが2人ずつのチームに分かれて対戦を行なう形となる。プレーヤーが1人の場合は、僚機の操作はCPUが行なってくれるので、1人でも安心してプレイすることができる。勝敗は、ゲーム画面左上に表示される「戦力ゲージ」によって決定される。戦力ゲージは敵機を撃破すれば、そのコストに応じて敵チームの戦力ゲージが減少し、自機や僚機が撃破されれば自チームの戦力ゲージが減少する。先に戦力ゲージをゼロにしたほうが勝利となる。
基本操作は方向キーで8方向に移動し、ジャンプボタンでジャンプ、サーチ/ロックオンで敵機のサーチとターゲットの切り替え、射撃・格闘ボタンで攻撃を行なうというシンプルなものとなっている。この基本操作に加えてボタンの組み合わせにより、特殊格闘や特殊射撃などのアクションを行なうことができる。
・ ジャンプ
ジャンプボタンを押し続けている間は、ブーストゲージを消費しながら上昇を続けていくことができる(ブースとゲージが無くなると落下してしまうが、着地することでゲージは回復する)。ジャンプ中は、方向キーで移動方向を制御することが可能。
・ ステップ
方向キーを同じ方向に素早く2回入力すると、ステップ行動を行なうことができる。ステップ行動は素早いということが特徴で、敵の攻撃を回避するのに適している。ただし、ブーストゲージが必要となる。また、空中でもステップは可能となっており、空中での攻防には欠かすことができない要素だという。
・ シールドガード
登場するMSの中にはシールドを装備している機体もある。これらの機体は方向キーを素早く下上と入力することで、装備しているシールドで敵機からの攻撃を防ぐことができる。回避しきれない弾幕などを無傷で防げるという優れもの。
・ ブーストダッシュ
ジャンプボタンを素早く2回入力すると、方向キーを押している方向に高速移動することができる。ジャンプと同様にブーストゲージを消費するが、なんらかのアクションを行なっている最中にブーストダッシュを行なうと、そのアクションをキャンセルして、ブーストダッシュで移動することができる。
・ NEXTダッシュシステム
NEXTダッシュシステムは、「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT」で採用された新システムの1つで、上記の「ブーストダッシュ」と同じものと考えていいだろう。ありとあらゆるアクションをキャンセルすることができるので、隙の大きい攻撃を外してしまった場合に、攻撃アクションをキャンセルして次の行動に移るといったことができる。防御に関するだけでなく、攻撃時にも威力を発揮し、上手に使うことで連続アタックを仕掛けることもできるという。
ガンダムナタクのメイン射撃 |
ウイングガンダムゼロカスタムのチャージショット |
ユニコーンガンダムの格闘 |
ガンダムシュピーゲルの分身殺法 (特殊格闘) |
ユニコーンガンダムのモビルアシスト |
・ メイン射撃
メイン射撃は本作の基本となる攻撃手段。MSによって武器は異なる(リロードによって即座に弾数を回復できたり、換装によって武装の性質が変わるものもある)がビームライフルなどの射撃武装で相手に攻撃を行なう。射撃を行なうと、武装の残弾が消費され、弾数がゼロになると射撃を行なうことができなくなる。
・ チャージショット
チャージショットは、一部の機体のみ使用可能な攻撃。射撃ボタンを押しっぱなしにすることでチャージを行なうことができる。機体によってはチャージにレベルがあり、ボタンを押す時間が長ければ長いほど、攻撃の威力を上げることができる。チャージをMAX状態にするには、時間がかかるというデメリットがある。
・ サブ射撃
メイン射撃の補助的な意味合いを持つ射撃攻撃。サブ射撃にも弾数は存在するので弾切れには注意が必要だ。また、MSによって性質が大きく異なるという。
・ 特殊射撃
射撃とジャンプボタンを同時に押すことで、特殊射撃を行なうことができる。サブ射撃と同様にMSによって性質が異なるものが多いようだ。特殊射撃を行なうことで、武装変更することができるMSも存在する。
・ 格闘
格闘は、ビームサーベルなどの格闘戦用の武器で敵機を攻撃する。接近した状態でないと攻撃を当てることはできないが、格闘ボタンを連打することによって連続攻撃を仕掛けることができる。MSの中には、クローや拳、投げといった特殊なタイプも用意されている。
・ 特殊格闘
格闘とジャンプボタンを同時に押すことで特殊格闘になる。基本的には格闘武器による攻撃だが、MSによっては相手の不意を突くような特殊な攻撃や、一撃必殺の大技を繰り出すことができる。
・ モビルアシスト
MSごとに設定されたアシスト機体を呼び出して、様々な効果を持つ支援を受けることができる。攻撃タイプの支援効果を持つモビルアシストの中には、1度だけの射撃を行なうものもあれば、自機に追随して連続攻撃を行なってくれるものもあるという。モビルアシストには使用回数制限が定められており、使用回数がゼロになると使用することができなくなる。ただし、再出撃時には使用回数は回復するので、積極的に使っていくといいだろう。
■ 巨大モビルアーマー(MA)が敵機として登場!
本作のCPU戦では、特定ターゲットの撃破が条件となるステージが登場する。このようなターゲット撃破ステージでは、コースやステージによってCPU専用機体としてMAが出現することもあるという。登場するMAの機種は豊富に用意されているようだ。
【登場するMA】 | ||
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α・アジール | クィン・マンサ | ザンネック |
■ PSP版だけに登場するMS
本作にはPSP版オリジナル要素として、「新機動戦記ガンダムW EndlessWaltz」から「ウイングガンダムゼロカスタム」と、「ガンダムナタク」の参戦が決定している。ここでは、PSP版だけに登場するMSを紹介していく。
【ウイングガンダムゼロカスタム】 | |
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「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」において、ヒイロ・ユイが搭乗したMS。チャージショットのツインバスターライフルがマルチロックオン対応となり、2機を同時に攻撃できるようになるなど、ウイングガンダムゼロに比べ戦況に柔軟に対応できるMSとなっている |
ウイングガンダムゼロカスタム【コスト:3,000】 | |
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武装名 | |
メイン射撃 | バスターライフル |
射撃チャージ | ツインバスターライフル |
サブ射撃 | マシンキャノン |
特殊射撃 | 飛翔 |
格闘 | ビームサーベル |
モビルアシスト | ガンダムデスサイズヘルカスタム |
【ガンダムナタク】 | |
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「新機動戦記ガンダムW EndlessWaltz」において、張五飛が搭乗したMS。射撃武装を持たないが、かなりの遠距離まで伸びる両手のドラゴンハングが強力。射撃チャージでは2機を同時攻撃できるマルチロックオンが可能だ。特殊射撃のドラゴンハング「掴み」では相手を掴んだ後に様々な派生攻撃をしかけることができる |
ガンダムナタク【コスト:2,000】 | |
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武装名 | |
メイン射撃 | ドラゴンハング |
射撃チャージ | ダブルドラゴンハング |
サブ射撃 | ツインビームトライデント(投擲) |
特殊射撃 | ドラゴンハング(捕縛) |
格闘 | ツインビームトライデント |
特殊格闘 | ツインビームトライデント(突進) |
モビルアシスト | サーペント |
「機動戦士ガンダムOO」からは、セカンドシーズンの主役機「ダブルオーライザー」の参戦が決定している。巨大なビームソード「ライザーソード」や量子化による攻撃回避など、劇中で描かれていた性能がどのように再現されているのかが、気になることろ。
【ダブルオーライザー】 | |
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ガンダムエクシアの後継機であるダブルオーガンダムと、支援機オーライザーがドッキングした姿。GNソードの換装によって様々な武装を使用することができ、トランザム発動中はライザーソードや量子化が可能になる |
ダブルオーライザー【コスト:3,000】 | ||
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GNソードIIモード | GNソードIIIモード | |
メイン射撃 | GNソードII・ライフルモード | GNソードIII・ライフルモード |
射撃チャージ | GNソードII・ライフルモード(一斉/拡散) | |
サブ射撃 | GNソードII・ライフルモード(高出力) | GNミサイル |
特殊射撃 | 換装(GNソードIII) | 換装(GNソードII) |
格闘 | GNソードII | GNソードIII |
特殊格闘 | トランザム/ライザーソード | トランザム/トランザム格闘 |
モビルアシスト | セラヴィーガンダム |
さらに、ダブルオーライザーのライバル機である「リボーンズガンダム」の参戦も決定している。リボーンズガンダムは、「機動戦士ガンダムOO」セカンドシーズンで刹那のダブルオーライザーと死闘を繰り広げたイノベイター「リボンズ・アルマーク」が搭乗していたMS。劇中では、意外な性能を持っていたMSだけに、本作でどのように再現されているのか?ということが非常に気になるが、今回はCGのみの公開となっているので、今後の情報を楽しみに待っていてもらいたい。
【リボーンズガンダム】 |
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(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・毎日放送
□バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS」のページ
http://www.gundam-vs.jp/nextplus/
(2009年 10月 2日)