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始めるなら「漆黒のヴィランズ」が無料開放された今!「FFXIV」完全スタートガイド

【「ファイナルファンタジーXIV」フリートライアル】

 「ファイナルファンタジーXIV(以下、FFXIV)」のフリートライアルで遊べる範囲が4月28日に拡張され、「新生エオルゼア」から「漆黒のヴィランズ」まで4つの拡張パッケージが無料でプレイできるようになった。

 フリートライアルはいわゆる体験版だ。通常体験版といえば、製品版の序盤を少しだけプレイできたり、専用の体験版ソフトで遊ぶようなものを想像するはずだ。だが「FFXIV」の体験版は一部制限があるものの、課金プレイヤーと全く同じようにストーリーやバトルを楽しむことができる。

 「漆黒のヴィランズ」は、「暁月のフィナーレ」と共に「FFXIV」シリーズ最高峰との呼び声がある名作拡張パッケージであり、それがすべて無料で遊べるというのだから、その太っ腹ぶりに驚かされる。

最新拡張パッケージ「白銀のワンダラー」が発表された

 先日開催された北米でのファンフェスティバルでは、新拡張パッケージ「白銀のワンダラー」が発表された。発売は2027年1月。実は今の時期は、「FFXIV」を始めるベストタイミングだ。新拡張パッケージまで約8カ月。今始めれば、新拡張パッケージの発売までに、既存のストーリーをすべてクリアして現役プレイヤーと共に新しい物語を楽しむことができる。そのためか、最近ワールド内では新規の若葉マークが目につく頻度が高くなったように感じる。

 だが今更10年越えのオンラインゲームが楽しめるの? という当然の疑問を感じる人もいるだろう。MMOを遊んだことがなく、何が必要なのかどうすれば始められるのかわからないという人もいるだろう。

 そこでこの記事では、なぜ今始めるべきなのかという理由に加え、「FFXIV」を始めようと思っている人が迷わずスタート地点を迎えることができるよう、プラットフォーム選びや各種手続きから、序盤を進める際のコツを紹介したい。ネタバレはないので安心して読んで欲しい。

【1分でわかる 「ファイナルファンタジーXIV」-無限に広がる 冒険の世界-(Ver.)】

□「ファイナルファンタジーXIV フリートライアル」のページ

なぜ“今”「FFXIV」を始めるべきなのか?

今始めると「白銀のワンダラー」に間に合う

 前述したとおり、今から始めると最新の拡張パッケージ「白銀のワンダラー」発売までに現役プレイヤーに追いつくことができる。

 追いつけるというのは、文字通り同じスタートラインに立てるということだ。「FFXIV」では装備に「アイテムレベル」という独自のレベルがある。同じレベル50のキャラクターでもアイテムレベル90の装備と130の装備では、130の装備を付けているほうが全体のステータスが高くなる。そして前の拡張パッケージで最強装備のアイテムレベルが130だった場合、次の拡張では序盤で140や150の装備が手に入るようになり、最強装備のアイテムレベルは200以上になる。こうしてゲーム進行に伴い、どんどん装備を更新し続けていく。

 ストーリーを進めている間は、クエスト報酬でどんどん新しい装備が手に入り、レベルもどんどん上がっていくので、装備の不足で困ることはない。そして、終盤近くになるとメインストーリーの中でジョブ専用装備という、かっこいい装備を全員がもらえる。

 少なくともメインストーリーを進めている中ではベテランと新人の差はなく、誰もが自分のペースでストーリーを楽しむことができる。

グラフィックスアップデートで世界はより美しく

 「FFXIV」では、「黄金のレガシー」に合わせてグラフィックアップデートが行なわれた。フィールドのオブジェクト設置数が増えて、水や光沢の質感がよりリアルになった。以前はフィールドの雑草がカメラに近づくとテクスチャーのジャギーが目立ったが、間近に寄せてもエッジがくっきり表現されるようになった。また装備の染色が2カ所を別々に染めることができるようになり、バリエーションの幅が広がった。

背景の密度が高くなり、近く草もはっきり表示されるようになって、スクリーンショットを撮る楽しさが増した

 さらに、装備の見た目だけを別の装備に変更する「武具投影(ミラージュプリズム)」のジョブとレベルの制限がなくなった。長い間武具投影は、それを装備できるジョブ、自分のレベルよりも下の装備でしか使用することができなかった。しかし、現代のプレイヤーが求める自由度を実現するため完全に廃止され、例えば白魔導士のジョブ専用装備の見た目を吟遊詩人に反映するといった自由な着こなしが可能になり、コーディネート幅は天文学的なバリエーション数に広がった。

フレームやフィルタ効果などを組み合わせて撮影できる
エモートを任意の場所で止めたり、照明や被写界深度を変えて撮影。さらに一度攻略したダンジョンなら、撮影場所として入ることもできる
武具投影と「グループポーズ」という撮影機能を使ったスクリーンショット撮影は、それだけで何時間も遊べる「FFXIV」の人気コンテンツ。ジョブやレベル制限がなくなりますますバリエーションが広がった

序盤のクエストは整理され、NPCと共に全コンテンツを攻略可能

 2020年頃に序盤のクエストが整理され、以前よりも速いペースでストーリーを進めることができるようになった。

 また以前は他のプレイヤーとパーティを組む必要があったメインストーリー上のパーティーコンテンツ(ダンジョンやボス戦)は、すべて「コンテンツサポーター」というNPCを連れて一人で攻略できるようになった。

 他のプレイヤーとのパーティプレイはオンラインゲームの醍醐味ではあるが、人が集まるのを待つ間長い時間プレイの進行が止まってしまうのはストレスだった。NPCを伴っての攻略は、好きな時間に攻略できるというメリットともに、主要なキャラクターたちと一緒に攻略できることで、物語への没入感を高めることができる。

 もちろん、希望すればパーティプレイも可能だ。自分でパーティ募集を出すことはできないが、人の出している募集に入ったり、自動マッチングで遊ぶことができる。

メインクエストのダンジョンやボスはすべてNPCと一緒にソロで攻略できる

「暁月のフィナーレ」で1つの大きな物語が完結

 無料公開された「漆黒のヴィランズ」の次の拡張パッケージである「暁月のフィナーレ」で、「ハイデリン・ゾディアーク編」と名づけられた大きな物語が完結する。MMORPGの物語は永遠に完結しないと思っている人もおおいだろうが、「FFXIV」は1つの拡張パッケージの中での物語はその拡張パッケージ内で完結する。そのため、スタンドアロンのRPGと同じように壮大な物語を無料で、たっぷりと遊ぶことができる。

一介の冒険者だったプレイヤーは、光のクリスタルを巡る物語へと巻き込まれていく

ゴールドソーサーでは本格的な麻雀も楽しめる

 「FF」シリーズのファンにはおなじみのゴールドソーサーは「FFXIV」にもある。カードゲームやアスレチック、宝くじなどいろいろなミニゲームを楽しめるが、その中には本格的な麻雀ゲーム「ドマ式麻雀」もある。NPC対戦、プレイヤーとの対戦が可能で、半荘戦、東風戦で遊ぶことができる。主要なキャラクターがボイス付きで応援してくれる「応援演出」もある。

 「FFXIV」は「最高位戦日本プロ麻雀協会」の第51期スポンサーを務めており、開発スタッフがゲストを読んで卓を囲む「ドマ式麻雀大会」も毎年開催され、配信されている。麻雀に寄せたCMもあり、一部には「冒険もできる麻雀ゲーム」として認識されているという噂もある。

「FFXIV」のゴールドソーサー
アクションや射撃、レースなど様々なミニゲームが楽しめる
NPCやプレイヤーと本格的な麻雀が楽しめる

多彩なタイトルとのコラボコンテンツが揃っている

 これまで「FFXIV」では様々なタイトルとのコラボコンテンツを公開してきた。期間限定のものもあるが、「ファイナルファンタジータクティクス」、「モンスターハンター」とのコラボなどは常設コンテンツとしてもちろんフリートライアルでも遊ぶことができる。「漆黒のヴィランズ」まで開放されたことで「NieR:Automata」とのコラボである「ヨルハ ダークアポカリプス」も無料で遊べるようになった。このコラボでは2Bや9Sの衣装や髪型が手に入りコスプレが楽しめる。

「NieR:Automata」とのコラボは、「漆黒のヴィランズ」で実装された24人用アライアンスレイド「ヨルハ ダークアポカリプス」として遊ぶことができる

「FFXIV」を始める前に準備すべきこと

遊ぶために必要なもの

 「FFXIV」を遊ぶには、「スクウェア・エニックス アカウント」、PCまたはゲーム機、ネット回線が必要だ。

 「スクウェア・エニックス アカウント」はスクウェア・エニックスのMMORPGを遊ぶ際に必須となる。すでに持っているならそれを使用してフリーアカウントに登録することができる。なお、ゲームのアカウントは狙われやすいので、プレイを始める前に必ずスマートフォンの認証アプリなどで二段階認証の設定をしておこう。ちなみに設定すれば、ゲーム内でテレポ代が安くなるボーナスを受けることができる。

PS4版は無料でPS5版にアップデートが可能

 PS4版でスタートして、パッケージもPS4版を購入した人がその後PS5を購入した場合、「PS5アップグレード版」を無料でダウンロードすることができる。昔PS4で遊んでいて、久しぶりにPS5で再会を考えている人は活用してほしい。

 4月に開催された北米ファンフェスでの基調講演では、すでに「FFXIV」の容量がPS4の限界に近付いており、「白銀のワンダラー」の途中でサポートが終了する可能性があるということがアナウンスされた。

 また、夏にはSwitch2版のβテストが行なわれる予定だ。参加条件等の詳細は今後発表される予定だ。

PCの性能が心配ならベンチマークソフトで試してみて

 プラットフォームはPC、Steam、Mac、プレイステーション 4、プレイステーション 5、Xbox Series X|Sと幅広い。ゲームのクライアントはPC版とMac版は公式サイトから、それ以外はそれぞれの公式サイトからフリートライアル用のクライアントをダウンロードすることができる。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク

 「FFXIV」のアカウントは基本的にはクロスプラットフォームなので、PCでもPS4/5でもXbox Series X|SでもMacでも同じキャラクターデータを共有することができる。例えばPS4版で作ったキャラクターを、PC版でもそのまま遊ぶことができる。ただし、有料版を遊ぶ時にはそれぞれのパッケージを購入する必要がある。

 PC版が自分の環境で動くかどうか心配な人はベンチマークソフトで性能を試してみることができる。スクウェア・エニックスは「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」を無料で配布しているの。このベンチマークソフトで10,000以上のスコアが出るなら快適にプレイできるはずだ。

□動作環境のページ

□「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」のページ

プラットフォーム選びではPC版とSteam版に注意

 プラットフォームを選ぶ際気を付けたいのが、Steam版とPC版はどちらか一方でしかキャラクターを紐づけることができないというところだろう。例えば最初にSteam版でフリートライアルを始めて製品版に引き継いだ場合、そのキャラクターはSteam版、PS4/5版、Xbox Series X|S版、Mac版とデータを共有できるが、PC版とは共有することはできない。

 PC版も同様で、Steam版とはデータの共有ができない。2つのパッケージに差があるわけではないのでどちらで初めても構わないのだが、もしSteam版で始めたなら、今後発売される拡張パッケージもSteam版を購入する必要があるということは留意しておいてほしい。

フリートライアルでできること、できないこと

 フリートライアル版では「漆黒のヴィランズ」までに追加されたすべてのジョブをレベル80までプレイすることができる。コンテンツについてもメインクエストはもちろん、サブクエストから高難易度コンテンツまで、ほとんどのコンテンツを遊ぶことができる。

 だができないこともある。特にRMT(リアルマネートレード)などの不正行為に繋がりやすいトレード関係や、ハラスメントが問題になりやすい対人戦などのコンテンツには多くの制限がある。ここではフリートライアルでは制限されている内容を紹介したい。

所持できるギルは30万ギルまで

 所持金は30万ギルまで。これはメインクエストを進めていると、いつの間にか貯まっている程度のかなり少ない金額だ。これはフリートライアルのキャラクターがRMTに利用されないようにするための措置だ。

 「FFXIV」をプレイしていて、不愉快なRMTの宣伝シャウトを耳目にすることはほとんどない。しかし、運営側からは定期的にRMTで処分されたアカウント数が発表されており、確実に不正行為をしている人間は存在している。そのため、所持金やトレードに厳しい制限が入っているのは、フリートライアルを開放するにあたり不可避なものなのだ。

プレイヤー間取引は不可能

 プレイヤー同士でギルやアイテムをやり取りする「トレード」、プレイヤーが出品したアイテムを購入できる「マーケットボード」は使うことができない。また、アイテムを預かったり、マーケットボードへ出品してくれる「リテイナー」、プレイヤー間でアイテムなどのやり取りができる「モグレター」も使うことができない。

フリーカンパニーに所属できない

 プレイヤーが集まって作成するフリーカンパニーを利用することができない。また、プレイヤー用のチャットシステムである「リンクシェル」や「クロスワールドリンクシェル」に加入することはできるが、自分で作ることはできない。

パーティに加入することはできるが、自分で募集を出すことはできない

 コンテンツの攻略からイベント告知まっで幅広く使われているパーティ募集掲示板でのパーティ募集ができない。ただし、人の募集に参加することはできる。また、自動的にパーティをマッチングする「コンテンツファインダー」は利用することができる。

絶コンテンツ、対人戦コンテンツには参加できない

 「絶」コンテンツには参加することができない。そもそも零式など高難易度コンテンツで鍛えた歴戦の光の戦士が挑む最難関コンテンツなので、フリートライアルで参加しようと思う人はいないだろう。またクリスタルコンフリクトやフロントラインなどの対人戦コンテンツにも参加できない。

キャラクター作成完了! いざエオルゼアへ!

選べるワールドは32。今後は全ワールドでマッチングが可能に

 キャラクターを作る前に、まずはどこで遊ぶかを決める必要がある。「FFXIV」には、データセンターとワールドという区割りがある。日本人向けには、Elemental、Gaia、Mana、Meteorという4つのデータセンターが稼働している。

 ワールドはデータセンターの中の小さな区分けで、それぞれのデータセンターに各8つずつ、合計32のワールドがある。中には混雑しているために新規キャラクターの作成ができないワールドもある。逆に、新規キャラクターを作ると経験値にボーナスが入る優遇ワールドもある。

最初に遊びたいデータセンターを選ぶ

 公式プレイヤーズサイト「The Loadstone」のワールド稼働状況ページで、現在のワールドの状態を確認することができるので、新規で始めるならできるだけ優遇ワールドで始めることをオススメしたい。ボーナスが入る分新規が集まりやすく、仲間も見つけやすいはずだ。

プレイヤーズサイトやランチャーでサーバーの稼働状況を確認できる

 以前は別のワールドに行くにはそのワールドにキャラクターを作る必要があったが、現在はワールド間テレポという仕組みがあり、リムサ・ロミンサ、グリダニア、ウルダハのエーテライトから同じデータセンター内の別のワールドへ移動することができる。

 また、キャラクター選択画面からデータセンター間の移動も可能になった。さらに、日本、北米、欧州といったリージョンの内部であれば、データセンターをまたいだパーティ募集やマッチング、ワールド間テレポが可能になる仕組みのテストが「白銀のワンダラー」までの間にスタートする予定だ。

初期クラスでスタート地点と最初のジョブが決まる

 「FFXIV」には多彩なジョブがあるが、それらは攻撃を受け止める盾役の「タンク」、回復役の「ヒーラー」、攻撃主体の「DPS」というロールに分かれている。キャラクター作成時にはそれぞれタンクは「剣術士」と「斧術士」、ヒーラーは「幻術士」、DPSは「格闘士」、「槍術士」、「弓術士」、「呪術士」、「巴術士」の計8つのクラスから選ぶことになる。

キャラクター作成時に、8つのクラスからスタートするクラスを選択する
最初に選んだクラスが何であっても、後々すべてのジョブを習得することができる

 クラスによってスタート地点が決まっており、「斧術士」と「巴術士」はリムサ・ロミンサ、「剣術士」と「格闘士」、「呪術師」はウルダハ、「幻術士」と「槍術士」、「弓術士」はグリダニアがスタート地点となる。それぞれのクラスには、クラスクエストがありストーリーを追いながら新しい技を覚えることができる。

 「あれ、白魔導士や竜騎士はどこにいるの?」と思う人もいるだろう。「FFXIV」ではレベル30まではクラス、その後それぞれのクラスに対応する「ジョブ」クエストを通じて「ジョブ」を修得できるようになる。

 例えば「幻術士」を30まで育てると「白魔導士」を、「槍術士」は「竜騎士」のジョブを修得することができるようになる。「巴術士」は「召喚士」と「学者」という2つのジョブを習得することができてお得だ。

クラスチェンジが可能になると、新しいクラスが取得可能になる
レベル30でジョブを習得できる

 「FFXIV」は1人のキャラクターですべてのジョブを習得できる「アーマリーシステム」を採用しているので、好きなジョブを好きなように育てていけばいい。筆者は今回斧術士でスタートし、転職が開放された時点で巴術士も修得。レベル30からは、戦士と学者、召喚士を同時に育てている。

 学者と召喚士は経験値を共有するため、どちらを育ててももう片方にも同じだけ経験値がはいり、一気に2つのジョブを育てることができる。優遇ワールドではメインクエストとクラスクエスト、ジョブクエストという最低限のクエストだけでも経験値が余り気味になるので、最初から複数のジョブを育てることで無駄なく使うことができる。

生産系のジョブはレベル10から修得可能

 クラフターとギャザラーという生産系のジョブは、レベル10で転職が可能になると、各都市にあるそれぞれのギルドで取得できるようになる。また、「蒼天のイシュガルド」以降に追加された新ジョブは対応するクラスがない。「忍者」や「侍」、「赤魔道士」や「暗黒騎士」などのジョブは、それぞれの修得条件を満たすことで修得できるようになる。

 残念ながらフリートライアルでは、「暁月のフィナーレ」で追加された「賢者」と「リーパー」、「黄金のレガシー」で追加された「ヴァイパー」と「ピクトマンサー」は修得できない。とはいえ、フリートライアルでも戦闘系ジョブを17ジョブ、クラフター8ジョブ、ギャザラー3ジョブにエクストラジョブの青魔道士まで無料で遊べるのだから、十分過ぎるというか、遊びきれないほどのボリュームであることは間違いない。

生産系のジョブは「甲冑士」や「裁縫士」など8種類ある
採集系のジョブは「採掘師」、「園芸師」、「漁師」の3種類

キャラクターコンフィグのおすすめ設定

 「FFXIV」では機能やユーザーインターフェースをかなり細かくカスタマイズすることができる。その中でも序盤に設定しておくと便利なものをいくつか紹介したい。

一度見たコンテンツ内のカットシーンをスキップする

 「操作設定」内にあるカットシーンスキップ設定で、一度見たカットシーンをスキップすることができる。ダンジョンのスタート演出など1度見れば以降はスキップしても構わないものを自動で飛ばせるようになる。

バトルエフェクト設定は自分以外は簡易表示がおすすめ

 デフォルトではパーティ全員のバトルエフェクトが表示されるため、人数が多い戦いではまぶしすぎて敵が見えにくいことがある。「操作設定」の「キャラクター」にあるバトルエフェクト設定でパーティを「簡易表示」、他人を「表示しない」にしておけば、操作しやすくなる。

「HUDレイアウト変更」で画面を見やすくカスタマイズ

 「システムメニュー」の「UHDレイアウト変更」からは画面に配置されているアイコンやミニマップなどの位置やサイズを変更することができる。タンクなら敵のリストを見えやすい位置に置いたり、ヒーラーならパーティリストを操作しやすい場所に置いたりと4つのレイアウトを記録して切り替えることができる。

便利な定型チャットを使いこなそう

 「FFXIV」はMMORPGなので他の人とチャットでやり取りをする機会がある。「FFXIV」には便利な定型チャットが用意されている。チャットをアクティブしてからキーボードなら「Tab」キー、コントローラーなら「RB」ボタンで呼び出せる。

 緑と赤の矢印で囲まれたメッセージは多言語に対応しており、日本人には日本語に見えるが、英語、ドイツ語、フランス語のクライアントを使用している人たちにはそれぞれの言語に見えるので、日本語が通じない相手ともコミュニケーションをとることができる。

定型チャットはダンジョンでのあいさつなどに多用されている

メッセージが噴き出しのように表示されるチャットバブル

 昨年実装されたパッチ7.3で、チャットをフキダシように表示するチャットバブルが実装された。デフォルトではオフになっているので、表示したい場合は「キャラクターコンフィグ」の「チャットログ設定」の中にある「チャットバブル設定」に入り、「チャットバブルを有効にする」にチェックを入れる必要がある。

 画面が広くて、戦闘中にチャット欄に気が回らない人は、オンにしておけば他人のメッセージが見えやすくなる。

多くのプレイヤーからの要望が実現し、チャットバブルが使えるようになった

「攻略手帳」や「武具投影」など早めに開放したいシステムたち

見た目の不満を解消してくれる染色と武具投影

 メインクエストを進めていくと報酬やドロップでどんどん装備が手に入る。だが、もらえる装備は色がバラバラだったり、デザインがイマイチだったりする。そんな時に頼りになるのが、レベル15で修得できる「染色」と「武具投影」だ。

武具投影はベスパーベイで解放できる

 どちらもベスパーベイの砂の家近くのベンチに座っているスィルゲイムから受けられるので、早めに修得しておけば見た目を変えることができるようになる。マーケットボードが使えないので、自分で手に入れた装備にしか使えないのが難点だが、コーディネートを楽しむことはできるようになる。

 染色に使うカララント(染料)は以前は大量に存在したが、4月28日のアップデートで「ノーマルカラー」という1つのアイテムにまとめられた。白いカララントのアイコンだが、これ1つで85色の染色が可能だ。

カララントは「ノーマルカラー」だけにまとめられた

宿屋のミラージュドレッサーでコーディネート

 主要都市にある宿屋に泊まると、「ミラージュドレッサー」と「愛蔵品キャビネット」を使うこともできる。「ミラージュドレッサー」はレベルやジョブが合わないために使っていないが、デザインは気に入っているという装備を「幻影化」して収納し、ミラージュプレートというプリセットに登録しておくことで、まとめて見た目を変更できる便利な機能。登録したミラージュプレートは、レストエリア内であればキャラクター画面から呼び出して使うことができる。

宿屋のミラージュドレッサー。20パターンのセットを登録できる
頭装と胴装備が一体になったヘヴィアイアンアーマー。顔が見えない!
こんな時には、持っている装備を組み合わせて見た目を上書きできる

 レベル15になるとリムサ・ロミンサで髪型を変えるためのクエストを受けることができる。クエストを終了すると宿屋に「美容師の呼び鈴」が追加される。変更料は1回2,000ギル。髪型のほか、髪の色や眉、唇の色、刺青や傷などをカスタマイズすることができる。

序盤のボーナスとして活用できる「討伐手帳」

 最初のクラスクエストをクリアすると「討伐手帳」がもらえる。この手帳はクラスごとに対象となる敵が書き込まれており、指定された数を倒すとボーナス経験値がもらえるというもの。1~3匹の雑魚を倒すだけでけっこうな経験値がもらえるので、ぜひ早めに開放しておきたい機能だ。

討伐手帳

毎日のプレイでボーナスがもらえる「攻略手帳」

 レベル15以上で「海都で待つ仕事」というクエストでリムサ・ロミンサを訪れた際に冒険者ギルド内にいるイ・トルワンからもらえる手帳。

 「コンテンツルーレットで、ダンジョンを3回攻略する」や「F.A.T.E.で最高評価を5回獲得する」、「ゴールドソーサーのミニゲームを3回達成する」などたくさんの条件が設定されており、日々のプレイの中で自動的に達成するとボーナスのお金と経験値がもらえる。こちらも早めに開放しておきたい手帳だ。

攻略手帳

あとはひたすらメインクエストを追いかけよう!

メインクエストをひたすら追いかけろ。ただしスキップせずに

 「FFXIV」のメインストーリーはクエストを追いかけることで進んでいく。メインストーリーは、メテオマークと呼ばれる炎のような形のアイコンで表示されるので、このマークをひたすら追いかけていけばいい。

 自動移動やルート上に光線が浮かぶようなガイドはないが、マップのメテオマークとミニマップに表示されるクエストの方向を示す矢印を頼りに目的地を目指す。

 この際、ストーリーを楽しみたいなら、ぜひクエストのテキストを飛ばすことなくすべて読み進めて欲しい。「FFXIV」では、クエスト中のテキストにかなり力が入っている。クエスト進行中には状況に合わせてNPCのセリフが変化するが、中にはそのクエスト中にしか見ることができないセリフもあり、NPCを伴っている時にはクエストを受諾したあと周囲のNPCみんなから話を聞くのが定番だ。

 世界設定にこだわるプレーヤーになると、クエストが一段落するとその場にいないNPCのセリフが変わっていないか拠点を回って確認して回ることもあり、思わぬ場所の思わぬキャラクターのセリフが変化しているのが見つかったりと、もはやイースターエッグ探しに近い状況だ。

 クエスト中などに、いろいろなところにいるNPCから話を聞いて回るのも、本作の楽しみ方の1つなのだ。ぜひメッセージを飛ばすことなく、たくさんの会話を楽しんでほしい。

+マークの付いた機能開放クエストは最優先でこなそう

 サブクエストには、ギザギザのないマークで表示される通常の「サブクエスト」と、+マークが付いた青っぽいアイコンで表示される「機能開放クエスト」がある。

 大量にあるサブクエストは、世界観に色どりを添えるエピソードがいろいろと揃っている。だが全部やっているといつまでたってもメインが進まないので、初回はすべてスルーして後からサブジョブを上げる時などに活用するのがいいかもしれない。

 機能開放クエストでは「武具投影」や「染色」、各種手帳やマウントなど、プレイを便利にしてくれる要素やカスタマイズ要素を開放することができる。これらは見つけたらすぐに開放しておいた方がいい。たいていは会話だけの短いクエストで機能が開放される。

砂の家へは「移動券」で楽々移動

 「新生エオルゼア」のストーリーでは、序盤はすべて徒歩での移動になり、煩雑な移動がストレスになりやすい。特によく行くことになるのにエーテライトがなく、移動が面倒な場所が数カ所ある。その筆頭が「砂の家」だ。

 「FFXIV」には「もしミン」という言葉がある。暁の血盟のリーダーであるミンフィリアがリンクパールを通じて「もしもし、ミンフィリアよ」としょっちゅう冒険者を呼びつけることから生まれたミームだ。

ミンフィリアに出会うことで物語は次の段階に進んでいく

 暁の血盟の本部があるベスパーベイには、テレポ用のエーテライトがなく、昔は毎回ホライズンから足跡の谷を越えて徒歩で行くか、リムサロミンサまで行って船便を使うしかなかった。そんな不便な場所なのに、何度も気軽に呼び出すから「またミンフィリアから呼び出しが!」と多くのプレイヤーを戦々恐々とさせた。

 だが、現在では初回に砂の家に行った時にクエスト報酬として「転送網利用券:ベスパーベイ」がもらえるようになった。バッグに入っているので、呼び出されたらこれを使えばベスパーベイの入り口にテレポすることができる。

「転送網利用券:ベスパーベイ」

どこからも遠いレッドルースター農場に簡単に行く方法

 ラノシア地方、低地ラノシアの北にあるレッドルースター農場は、斧術士のクラスクエストに関わりがあり、頻繁に行くことになる人も多いはずだ。だが近くにはエーテライトがなく、ラノシアの辺境と呼んでもいい場所だ。

リムサ・ロミンサの船着場。漁師ギルドのすぐ横にある

 だが楽をする方法はある。レッドルースター農場の横にはラノシアの冒険者用ハウジングエリア「ミスト・ヴィレッジ」がある。レベル5で開放でき、以降はリムサ・ロミンサの漁師ギルド手前にある「船着場」から無料で移動することができる。

ミスト・ヴィレッジ

 現在30区あるが、どの区でもいいので選んで「移動」を押すと、ミスト・ヴィレッジの船着場に到着する。すぐ側にある簡易エーテライトから「ミストゲート・スクエア」に移動してハウジングエリアを出るとそこはもうレッドルースター農場横だ。

ミストゲート・スクエアから出ると、レッドルースター農場の横に出る

バスカロンドラザーズはクォーリーミルから

 グリダニアにある酒房「バスカロンドラザーズ」も序盤に何度か訪れる場所だ。おそらく初めて訪れる際には中央森林側から行くことになるだろう。その際、もう少し奥にある拠点「クォーリーミル」のエーテライトと感応しておくと、次回からはクォーリーミル経由で少し楽に行けるようになる。

酒房「バスカロンドラザーズ」

メインクエストをクリアするとエオルゼアのフライングが開放される

 以上3つは徒歩で移動する際のTIPSだが、フライングが開放されればどこだろうと素早い移動が可能になる。「新生エオルゼア」のメインクエストをクリアすると、エオルゼア全域でフライングが自動的に開放される。それ以降は移動が一気に楽になるはずだ。

 ちなみに「蒼天のイシュガルド」以降は、基本的にはそのエリアにある「風脈の泉」をすべて集めて、フライングに必要なクエストをすべてクリアすると開放されるようになる。

名作過ぎて、おすすめせずにはいられない

 「漆黒のヴィランズ」と「暁月のフィナーレ」は、「旧FFXIV」から解消されることなく積みあがってきた様々な伏線をすべて解消してくれる総まとめ的な物語だ。

 物語の起承転結でいえば、「旧FFXIV」と「新生エオルゼア」が「起」、「蒼天のイシュガルド」と「紅蓮のリベレーター」が「承」、「漆黒のヴィランズ」が「転」、「暁月のフィナーレ」が「結」に当たる。大きなサーガの中のクライマックスに当たる部分なので、面白いのは当然ともいえるが、それだけではない。

 フィールドの造形美やカットシーンの演出、キャラクターにフォーカスしたMMOらしからぬストーリーなど、「新生エオルゼア」から開発が積み上げてきたMMORPGを面白くするテクニックが凝縮したパッケージでもある。

「漆黒のヴィランズ」は前3作とは全く別の世界で物語が展開していく

 筆者が初めて「漆黒のヴィランズ」をプレイした時、誇張抜きに辞め時を見失うほどに面白かった。早く結末を知りたいという気持ちと、ずっとこの物語を楽しみ続けたいという気持ちがせめぎ合いつつ、何度も涙しつつ結末を迎えた。次々に明らかになる事実と新たな謎、展開していくドラマに多くの人が感情を揺さぶられた。そんな名作が無料で遊べるというのだから、もうおすすめせずにはいられないのだ。

 現在、休止中の人に向けて、6月14日23時59分までの期間中、「FFXIV」を無料で遊べる「無料ログインキャンペーン」が開催されている。キャンペーン期間中は、最初にログインした時点より連続して4日間(ログインした日より3日後の23時59分)無料で遊ぶことができる。遊べる範囲は自分が権利を所有しているパッケージまで、例えば無料の間に「黄金のレガシー」を進めるには、「黄金のレガシー」のパッケージが必要になる。

□無料ログインキャンペーン

 実はパッケージを購入するのも今がお得だ。現在、「FFXIV」の各種パッケージが半額で購入できる「パッケージ50%オフセール」が開催されている。PS4/5、PC、Mac版は5月27日まで、Xbox Series X|S版は5月21日19時まで、「黄金のレガシー」までの権利と30日間のプレイ無料がついた「コンプリートパック」は3,190円、「漆黒のヴィランズ」までの権利が入った「スターターパック」は2,420円で購入できる。どちらのパッケージにも30日間の無料期間が付いてくる。なお、一度パッケージを適用すると、30日の無料期間後からは、月額のサービス利用料金が必要になり、フリートライアルには戻れないので留意しておいてほしい。

□50%オフセールのページ

進化を続ける「FFXIV」。一緒に新しい世界に突き進もう

 というわけで、ここまでプレイに必要な準備や、便利機能、おすすめの設定などについて紹介してきた。ごちゃごちゃと細かい説明をしてきたが、つまるところ「FFXIV」は12年目を超えてなお、遊びやすさを追求して進化を続けているということだ。

 12年経った古いコンテンツではなく、様々な箇所に細かい見直しが入り最新に更新されている。そして、来年1月の「白銀のワンダラー」によって「FFXIV」はさらなる進化を遂げる予定だ。現在のデイリーボーナスを軸としたプレイが見直され、より自由度の高いプレイが可能になるよう日々のルーチンが見直される。操作の難しいスキル回しについても、より操作しやすい「エヴォルブモード」という新しいUIが実装される。

 実際、「FFXIV」がどう進化していくのかは、現役で遊んでいる我々も実装されて触ってみるまでは分からない。そういう意味で現役も新規も新しいコンテンツを遊ぶ時のワクワク感は変わらない。ぜひ進化を続ける「FFXIV」の今を実際に遊んでみて、これからの進化を共に体験して欲しい。