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「SCEJA Press Conference 2015」で「GRAVITY DAZE」の新プロジェクト発表

ファーストパーティタイトルとして「New みんなのGOLF」も発表

9月15日 発表

会場:東京ミッドタウンホール

ソニー・コンピュータエンタテインメント ワールドワイドスタジオの吉田修平プレジデント

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、9月15日に開催したプレイステーション関連の発表会「SCEJA Press Conference 2015」において、現在開発中のタイトルを一挙に発表した。

 同社の盛田厚プレジデントは「1年前にプレイステーション 4用タイトルとして発表したタイトルが、続々と発売され、4倍にも達している。これまでプレイステーション 3のユーザーだった人もPS4ユーザーになり始めている」とPS4が日本国内においても勢いに乗りはじめていることを示した。

 そして、SCEJAの盛田厚プレジデントに呼び込まれる形で登場したソニー・コンピュータエンタテインメント ワールドワイドスタジオの吉田修平プレジデントは国内タイトルを中心にビッグフランチャイズの続編などを発表していった。

「GRAVITY DAZE PROJECT」

 ファーストパーティのタイトル紹介の“トリ”を飾ったのがこの「GRAVITY DAZE PROJECT」だ。

 「GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動」はPlayStation Vita用タイトルとして2012年にリリースされ、ハードの機能を使い切ったタイトルとして絶賛された。その「GRAVITY DAZE」がプレイステーション 4用タイトルとしてリリースされることが決定した。

 重力を操り、広大な3D空間を縦横無尽に駆け巡ることができるアクション・アドベンチャーで、他のゲームにはない空を落ちる感覚は多くのプレーヤーを虜にした。このほどPS4版が発売されるということで、会場では非常に美しくなったグラフィックスのトレーラーが公開された。

 発売は12月10日でCEROレーティングはC(15歳以上対象)。また、フィギュア付きのCollector Editionも発売され、15日から予約が開始となった。

【GRAVITY DAZE(PS4)デビュートレーラー】

 吉田氏は「これだけでは終わりません」と「GRAVITY DAZE PROJECT」が進行中であることを明かし、その目玉になるであろうPS4用シリーズ最新作「GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択」を紹介。

 こちらもデビュートレーラーが公開されたが、若干アジアっぽい風景の町並みを舞台により滑らかなアクションが繰り広げられた。また、PS4のパワー炸裂と言った感じで、その街の細かい描写やアクションによってステージが壊れる様などオブジェクトの描き方はこれまでより数段上を行くものとなっている。

 またトレーラーでは2人で戦うシーンなども登場。これが他のプレーヤーと協力して戦うことができるのかどうかは謎だが、いろいろと楽しみなところだ。発売は2016年を予定。

【GRAVITY DAZE 2(PS4)デビュートレーラー】

「New みんなのGOLF」

 ついに「みんなのGOLF」が復活する。制作はこれまで通りClap Hanz(クラップハンズ)が手がける。プラットフォームはPS4。

 今作では、プレーヤーは自らの分身を作って、世界中のプレーヤーが集まるフィールドで伴にゴルフをしながら、成長や暮らしを楽しむゴルフエンタテインメントゲームとなる。ゴルフ場があるかなり広大な街を舞台にしているようで、実際公開されたムービーではいきなり釣りをするシーンなども映し出されていた。

 ある意味「みんなのGOLF オンライン」の流れをくむゲームになるのかもしれないが、アフロヘアのキャラクターが、みんなの注目を集めながらゴルフをするなど、アバターを着飾る要素や自分をアピールするモーションは豊富に用意されているようだ。

 吉田氏はシリーズ作品同様「どんな人でも楽しめる作品」を目指して開発中と語った。発売は来年を予定。

「Bloodborne The Old Hunters」

 「Bloodborne」の大型エキスパンションがダウンロードコンテンツとして配信されることが決定した。本編では少ししか語られなかった伝説の狩人の物語などが描かれる。さらには新たなる要素も追加されるなど、濃い内容となっている。

 11月24日配信開始。12月3日には本編とパックになったオールインワンのパッケージが発売される。

「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」

 「アンチャーテッド」シリーズ最新作が。グラフィックスの表現力が大幅に進化し、新たなアクションプレイもふんだんに盛り込まれ、大冒険活劇に仕上がっている。

 すでに海外での発売日が決定しているが、このほど日本でも3月18日に発売されることが決定した。これで全世界同時発売となる。

「CALL OF DUTY BLACK OPS III」

 発表会では、制作を担当しているTreyarchスタジオのマーク・ラミア氏のビデオレターが映し出された。マーク氏は、日本からも多くの人がβテストに参加したことに感謝の意を表すると伴に「日本中に次世代の『ブラックオプス』を広げたいと思います」とコメント。

 また、ゲームに関しても触れ、「4人協力キャンペーンモードや新しいムーブメントシステムを取り入れた最高のマルチプレーヤモードに、新しく追加したスペシャリストシステムやウェポンペイントショップなどカスタマイズ要素も取り入れました。1940年代のフィルムノアール調のゾンビモード「Shadows of Evil」をご提供できるのをうれしく思います」とアピールした。

「エアシップQ」

 発表会では盛田氏が、今年もインディゲームにコミットメントしていく姿勢を見せた。その1作として紹介されたのがCygamesから発売される予定の「エアシップQ」。

 「エアシップQ」はPS4/PS Vita用サンドボックス型アクションRPG。かわいいキャラと昔懐かしい雰囲気のグラフィックスが特徴的。掘って、作って、自分だけの船を作って冒険に出かけるゲームで、簡単、シンプルな操作で誰でも楽しめるようなゲームに仕上がっている。

【「エアシップQ」公式プロモーション映像】

(船津稔)