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「Assassin's Creed Syndicate」から「FOR HONOR」までUbiタイトルが揃い踏み!
どれがお好み? Ubisoftカンファレンスの注目作を総まとめ
(2015/6/16 18:30)
フランスの巨大ゲーム企業のUbisoftが開催したUbisoft E3 2015 Conferenceでは、あらかじめ予告されていた「Assassin's Creed Syndicate」や「Tom Clancy's The Division(ディヴィジョン)」、「Tom Clancy's Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)」に加え、新作として剣術アクション「FOR HONOR」、「ゴーストリコン」シリーズ最新作「Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands」などもお披露目された。
これらはすべて別項にて紹介済みとなっているが、本稿ではこれらをまとめ、カンファレンスで発表されたタイトルを網羅しつつ、注目ポイントとあわせてご紹介していきたい。
アサシンにも武器革命! 「Assassin's Creed Syndicate」
注目タイトル筆頭として挙げられるのは、「アサクリ」シリーズ最新作「Assassin's Creed Syndicate」だろう。
本作の舞台は産業革命時代のロンドン。主人公のアサシンは組織された仲間と共に、強欲にまみれ腐敗した権力者やギャング団に戦いを挑んでいく。アサシンブレードからグラップルガンのようにワイヤーが飛び出して空中を移動できたり、走る馬車を乗り継いで逃げる敵を追いかけたり、当時の状況ならあり得そうなアクションが楽しめる。
また本作はFrye姉弟という双子のアサシンが主役で、弟のJacob、姉のEveiが協力し、弱い立場の民衆を率いていく物語が展開される。接近戦もパワーアップし、仕込み杖や投げナイフを使った大立ち回りが可能となっている。
本作についてはカンファレンスで上映されたシネマティックトレーラーだけでなく、ゲームプレイトレーラー最新版、またPlayStationカンファレンスで上映されたEveiがフィーチャーされたトレーラーも公開されているので、ここで紹介しておく。
特にゲームプレイトレーラーでは接近戦やワイヤー射出による移動、馬車を乗り継ぐアクション、さらに走行する機関車の上での戦闘など見どころが詰まっているので、ぜひご覧いただきたい。プラットフォームはPS4、Xbox One、Windowsで、北米で10月23日発売予定。
麻薬組織をぶっ潰す!「Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands」
カンファレンスの最後に発表された「ゴーストリコン」シリーズ最新作「Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands」。「ゴーストリコン」といえば戦争や紛争の中で暗躍する特殊部隊「ゴースト」をテーマとしたシリーズなのだが、本作では雰囲気が異なり、公開された映像を見る限りでは、世界に広がる麻薬組織の壊滅が目的となっているようだ。
特殊部隊と言うには半袖姿のラフな格好で、どちらかというと「ファークライ4」のような山岳地帯を歩く様子や、草の生い茂る山中、牧場、市場を進むシーンも見られた。デモ映像の状況下は「トラックに積まれたコカインを破壊、もしくは奪還せよ」という作戦だと思われるのだが、ゲームは「目的だけ決まっているから後の作戦は任せる方式」となっている。リーダーを殺してから逃走を焚きつけても良し、正面から勝負を挑んでも良し、ステルスでひっそりと遂行しても良しといった感じ。
これらのプレイがマルチ前提なのか、ソロでも可能なのかはわからなかったが、自由度の高さ、壮大さ、派手さのポテンシャルは十分に感じられた。価格も発売日も未定ということだが、続報を今から楽しみにしておきたい。
サムライも登場! 骨太剣術アクション「FOR HONOR」
続いてご紹介したいのは、「ファークライ」シリーズ、「アサクリ」シリーズ、「ウォッチドッグス」など大ヒットタイトル/シリーズを生み出してきたUbiの看板スタジオ「Ubisoft Montreal」による完全新作「FOR HONOR」。
本作は近接戦闘(Melee)特化型の剣術アクションで、サムライ、西洋騎士、バイキングの時空を超えた戦いが楽しめるというもの。4対4のマルチプレイでありながら、NPCを含めた大人数がフィールド上に登場し乱戦を行なう。
戦闘はかなり骨太で、騎士ならロングソードをぶんと振り回して重い一撃を与えるような攻撃だが、サムライは足蹴などで牽制しつつ、立ち回りからの一閃を狙う。騎士は騎士っぽい構えをしているし、サムライは剣道で親しんだような中段の構え、上段の構えなども見せて、剣術の異種試合が実現されている。
攻撃がクリティカルにヒットすれば肉と骨を断ち切る瞬間にガッと手応えがあり、ズシンと致命傷部分まで到達する。攻撃するタイミング、それを剣で受けるか体術で避けるかなど、駆け引きが重要となっている上、相手に助っ人が登場したりすれば多人数を意識した立ち回りも必要となる。今回はバイキングの様子は見られなかったが、それでもストイックで骨太な世界であることは伝わってきた。2016年発売予定で、PS4、Xbox One、Windows対応。
3年目の特殊モード公開「Tom Clancy's The Division」
E3に登場し続けて3年目の「Tom Clancy's The Division」。北米の発売日が2016年3月8日とついに決まり、MMOスタイルのシューティングRPGタイトルの全貌が明らかにされつつある。
今回カンファレンスで公開されたのは、「Dark Zone」と呼ばれるマルチプレーヤーモード。「Dark Zone」は本編とは切り離されており、ストーリーなどには特に影響を与えない独立ゲームモードとなっている。
ニューヨークの中でも隔離された地域で展開され、敵NPCが待っているだけでなく、そこには他プレーヤーも数多く集まる。フィールドの中では色々とアイテムを集められるが、脱出する前に死んでしまうとアイテムはすべて没収(その場に落とす)されてしまう。
そもそも協力プレイが主軸としてあるゲームなので他のプレーヤーと一致団結した方が生き残る確率は高まるのだが、このシステムによって一時は協力していてもアイテムを手に入れた途端に誰が裏切るかわからない状況となる。どのようなバランスになるかは不明だが、「疑心暗鬼」がテーマになっているようだ。対応プラットフォームはPS4、Xbox One、そしてWindows。
団結力が問われる協力モード公開「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」
カンファレンスに2年続けて登場の「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」では、5人協力によるCo-opモード「TerroHunt」のデモプレイが披露された。
PvPモードでは1つの建物の中で人質の取り合いっこが行なわれるが、このTerroHuntでは侵入経路から突入作戦、立ち回りまでをプレーヤーたちで話し合い、作戦を完遂できるかどうかがメインとなっている。デモではAIと戦いながら目標物まで辿り着き、一定時間その場を確保することで作戦成功となっていた。
どんどん変わる戦況に対応していくPvPに対して、Co-opモードは役割の遂行と団結力がより求められる。ゲームとしては異なる性質となっているので、TerroHuntも要注目だ。PS4、Xbox One、Windows対応で、北米で10月13日発売予定。
まだまだあるぞ! その他発表タイトル
・「South Park: The Fractured but Whole」
・「ANNO 2205」
・「Just Dance 2016」
・「Trackmania Turbo」
・「The Cew Wild Run」
・「Trials Fusion - Awesome Level MAX」