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【スマホアプリ今日の1本】フリック操作でスピードコマンドバトル! 「ブレイブリーアーカイブ」
RPGの基本を外さず、かつスマートフォンに最適化された正統派RPG
(2015/1/27 00:00)
2012年にニンテンドー3DSソフトとして1作目「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー」が発売され、今年の4月23日には第2作「ブレイブリーセカンド」の発売が予定されている「ブレイブリー」シリーズ。
これまでに1作目の完全版であり2作目の体験版でもある「ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル」が発売されているほか、PC用ブラウザゲーム「ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ」も配信されている。
そして「ブレイブリーセカンド」の発売まで3カ月と迫ったこの1月、「ブレイブリー」シリーズ初のスマートフォン展開となる「ブレイブリーアーカイブ ディーズレポート」が配信された。本作はルクセンダルクの中央に位置する「図書館」を舞台としたRPGで、シリーズの世界観の中でクリスタルの「知識」を探すためダンジョン攻略に挑んでいくというもの。
本作は「ブレイブリー」シリーズの1つという位置づけとなっているが、シリーズキャラクターが登場する以外はゲームシステムもストーリーもオリジナルのため、前知識なしで楽しめる。むしろ本作はターン制コマンドバトルをスマートフォン用にアレンジしたバトルシステムが特徴となっており、これによってスマホゲームとしても質の高い作品に仕上がっている。
パーティーは5人+他プレーヤーから借りられる助っ人の6人で、ダンジョン内の敵をすべて倒してクリアしていく、というのがゲームの流れ。バトルではコマンド選択がフリック入力となっていて、文字入力のようにキャラクターのアイコンをタッチ→スライド操作で攻撃方法を選択していく。
1ターンでの攻撃回数はターン開始ごとに6個配られる「ジェム」の数だけ可能で、敵を倒す度に1個ずつプラスされていく。つまり攻撃回数は最低6回だが、敵を倒せばその分追加攻撃ができ、キャラクターが強いほど押せ押せの感じでプレイできるようになっている。
またジェムには特殊効果が付属しているものもあり、これを消費しての攻撃では行動を2回繰り返したり、全体攻撃になったり、物理/魔法攻撃が強力になったりする。キャラクターごとに繰り出せる攻撃、魔法が異なるので、攻撃の順番とジェムの組み合わせを考えていくことで戦闘はさらに有利になっていく。ほかにも敵を「打ち上げる」攻撃、「落とす」攻撃があり、打ち上げてから落とすことで追加ダメージを与えられるなど、攻撃手順によって戦闘の有利さに繋がる要素が詰まっている。
突き詰めれば色々と考えることはあるのだが、それでいながらスピード感を持ってプレイできるというのも特徴的で、本作ではフリック入力によって攻撃が積み上がっていき、それを順番に消化していくように攻撃が発動されていく。慣れてくるとフリックによってコマンド選択をガンガン行なえるようになるし、入力に時間制限はないので、じっくり考えるというのももちろんアリだ。
キャラクターはダンジョンをクリアするごとに経験値を獲得して成長し、攻撃も段々とパワーアップしていく。こうしたレベル上げも楽しいし、より強いキャラクターが手に入る「ガチャ」に必要な「結晶石」も序盤はどんどん手に入るので、「ブレイブリー」シリーズを愛するRPGファンやスマホ世代のゲームプレーヤーもどちらも楽しめるだろう。「ブレイブリーセカンド」の発売に先立って、本作で「ブレイブリー」の世界観を味わっておくのもオススメだ。
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