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恐竜たちが住む世界で生き残るスマホ向けRPG「Durango」

リアルな生物、キャラクターの生活感、フィールドの描写が魅力

11月20日~23日開催



会場:韓国釜山BEXCO

 かわいいデザインのキャラクターが多いNEXONブースの出展作の中で、独特の存在感を放っていたのがモバイル向けRPG「Durango」である。巨大な恐竜や、は虫類がいる中を進んでいく女性キャラクターという、強烈なビジュアルイメージで多くの人の目を惹いていた。

 本作は、「マビノギ」でアートディレクターを担当し、「マビノギ英雄伝」を手がけたイ・ウンソク氏の最新作となる。サービス時期は未定だが、アートにこだわるイ氏らしい、ビジュアルとゲーム性を両立させたケゲームとなりそうだ。

狩り、生産、巨大恐竜たちとの戦い……提示される多彩なイメージ

小型恐竜に囲まれている人たちを発見。絶対に生き残れなそうなシチュエーションだ
象の祖先となる、原始ほ乳類
人々の生活描写にも注目
会場では恐竜ロボットと記念撮影もできた

 「Durango」のテーマは「恐竜時代に放り込まれた現代人が生き残るために活動していく」というものだ。歩き回る女性キャラクターは様々な古代生物と遭遇する。ステゴザウルスや、ティラノサウルスといった恐竜、ゾウや馬の祖先のような原始ほ乳類、巨大なワニなどもいる。

 今回紹介されたムービーはあくまでゲームのイメージのようで、動物などに近づいても何も起こらない。画面はクォータービューで、動物のモデリングはかなりリアル寄りだ。近づくと実写のようなアップ画像が表示されるものもいる。動物図鑑を見ているようで面白い。

 この世界には主人公以外にも人がいて、恐竜を狩って食料にしたり、皮をなめして利用しているのも見える。フィールドはいくつかの“時代”を表わしているようで、主人公が移動するのに合わせて人々は石造りの村を作り、さらには様々な道具を使って恐竜と戦っている姿も見える。プレーヤー達が活動していく中で文明は進んでいくのだろうか?

 学校の制服などを着ているキャラクターもいて、アバター要素も期待できそうだ。映像の後半では象に乗って移動するシーンも見られる。協力して生産していたり、恐竜と戦っていたり、コミュニティを作り、より豊かな生活を目指すというのもゲームの大きな目的のようだ。

 現在提示されているムービーでは、ゲームとしてのルールや、“生き抜く”というサバイバルの駆け引きといった部分はまだわからない。クリエイター達が強い情熱を持って生物たちのモデリングや、フィールドのデザインを行なっていること、キャラクターの仕草や、生産や戦争といったゲーム要素をできるだけ盛り込もうとしていることが伝わってくる。続報を待ちたい。

【Durango - Museum of Natural History】

【Durango】
まだどのようなゲームになるか見えないが、ビジュアルから広がるイメージはとても魅力的だ

(勝田哲也)