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「無双OROCHI2 Ultimate」。いろいろ秘話も飛び出した!? 開発者トークショー
鈴木プロデューサーと野田ディレクターがゲームの魅力をアピール
(2013/9/14 16:57)
- 9月14日 開催
- 会場:ヤマダ電機 池袋LABI1 モバイルドリーム館
- 【無双OROCHI2 Ultimate】
- 9月26日 発売
- 価格:
- PS3 6,615円(ディスク版)
- PS3 5,800円(ダウンロード版)
- PS Vita 6,090円(カード版)
- PS Vita 5,400円(ダウンロード版)
- CEROレーティング:B(12歳以上対象)
コーエーテクモゲームスは、9月26日と発売日が迫ってきたプレイステーション 3/PS Vita用タクティカルアクション「無双OROCHI2 Ultimate」の体験会を日本各地で順次開催している。そんな中、東京・池袋のヤマダ電機 池袋LABI1 モバイルドリーム館で開催された体験会において、鈴木亮浩プロデューサーと野田洋司ディレクターがトークショーを開催し、ゲームの魅力と、聞くとちょっとお得な情報を大公開した。
トークショーは、今回初めてのお披露目となるオープニングムービーの上映からスタート。新キャラクターなども登場する意味深な内容で、ストーリー展開を想像させる内容に仕上がっていた。
鈴木プロデューサーは、「PS3で『無双OROCHI2』を発売し、その後他のプラットフォームに移植しキャラクターなどを追加した。これらのキャラクターを使いたいというPS3ユーザーの声に答えるために制作がスタートした。しかし、キャラクターを追加するだけではもったいない。ストーリーモードなど盛りだくさんの内容で出そうと言うことで、究極の意味で“Ultimate”をつけた想いがある」とリリースの意図を説明。
いっぽう、今作のアピールポイントについては、「DEAD OR ALIVE」、「NINJA GAIDEN 」から満を持してカスミが、ガストシリーズからは「ガストがグループに入ったことで『アトリエ無双』が出るといった噂があった」ことからステルクンブルクが、そして他社とのコラボということで「ソウルキャリバー」シリーズから「ソフィーティア」がそれぞれ参戦している。
ソフィーティア参戦については鈴木プロデューサーが「うちには半分バンダイナムコのプロデューサーのような鯉沼プロデューサーがいて、その縁でバンダイナムコの方達と仲良くなり、『ソウルキャリバー』のキャラクターが出たら面白いと盛り上がって出ることになった」と経緯を明かした。なぜソフィーティアかと言えば、多くの候補が出る中で、「始めは日本国内で1番人気のあるキャラを出すべきでは?」ということから決定したのだという。
「無双OROCHI2 Ultimate」の「ストーリーモード」については、前作の3つのエンディングのうち“グッドエンディング”の後日譚となる。今回、またもや波乱が起き、その原因がもっと昔にあるのではといったことから冒険が繰り広げられる。後日譚が前日譚につながり、オロチ誕生に迫るストーリーへと展開していくのだという。
一方今回新たに加わった「アンリミテッドモード」については、5人パーティでこれまで同様キャラクターを切り替えながら進めていくが、画面の中には5人のキャラクターが登場しており、プレーヤーが選んだ陣形をとり連携しながら進めていく。ダンジョンはスタート位置も出口も宝箱の中身もランダムで、全て探しながら進めていく。
鈴木氏はこのモードについて「途中でセーブもできないし、難易度が高いやりこみ要素の1つ」とし「あえて戦わないのが1番簡単」としながらも、より下の階層に行けば行くほどいいアイテムが登場し、そのアイテムを使い武器をカスタマイズしていくことができるため、自分の実力とキャラクターの強さなどを考えながら進めていく、やり込み度の高いゲーム的な面白さが詰まった内容となっているようだ。ちなみに5人全てがやられなければゲームオーバーにはならないため、やばくなったら逃げまくり、味方が復活するまで待つというのも1つの方策だとか。
アクションについてはより壮快感あふれるものに仕上がっており、3人を切り替えながら連撃を繰り返すスイッチコンボをより突き詰めたトリプルラッシュが盛り込まれ、気持ちよくアクションを繋げられる調整になっているという。チャージから1人目が打ち上げ、2人目が空中で連撃を入れ、3人目が叩きつける。今作では3人目がこのまま空中に留まりチャージに入り……ということで、上手くいけば延々と攻撃を受けることなく無限トリプルラッシュを繋げることができるのだという。そしてラストは合体技で仕留めるということでかなりの壮快感だと野田ディレクターは説明。「ぼくはトリプルダッシュが好きで延々と続けたい」ということで、野田ディレクターのプレイスタイルが強く反映されているようだ。ちなみにカメラがかなり上下するということで「酔いやすい人はほどほどにしてください」という野田ディレクターの忠告付きだった。
プレイしながら細かい要素や変更点の説明をはさみ、話題は開発秘話に。野田ディレクターは「これまではPS3版を作ってから移植していたので、それならできると思っていた。しかし、『同時にしてくれ』と言われ開発をスタートしたが、進めていく中で(PS3とPS Vitaで)データの作成量が2倍となり、最後にはプログラマが足らなくなってしまい開発チームから間に合わないという話が出た。しかしそれでは済まないので、プログラマー出身の自分が最後はプログラムを組んで何とか完成にこぎ着けた。今はこうやって体験会をやっているが、2カ月前は笑えなかった」と苦しかった状況をぶっちゃけ公開。
これには鈴木プロデューサーもビックリで、「初めは他のプラットフォームのキャラクターなどをPS3ユーザーに楽しんでもらおうということで、小さなプロジェクトという感じだったが、メンバーには無理を言っていろいろと付け加えた。『アンリミテッドモード』も一から組んで、追加要素については非常に時間が掛かっていて思い出深いタイトルとなった」とスタッフを労った。
最後にユーザーに対して野田ディレクターは「ストーリーモードを追加し、ゲームが2本分入っている。さらにデュエルモード、アンリミテッドモードもそれぞれ1本分に相当する。武器のカスタマイズや追加要素など1本で楽しめ、普通に遊んで150時間くらいかかるので、お買得な1本になっている。仕事している人が毎日帰ってきて遊べばお正月まで遊べます」とアピール。
鈴木プロデューサーは、「やりこみ要素に主眼を置いて制作した。前回遊んだ人も遊べるようになっている。武器を好きなようにカスタマイズできる」とコメント。そして最後の最後に「右下に撃破数が出ます。これまでカウンターストップが“9,999”でしたが、今回こっそり1桁増やしてあります。何万とか撃破数を目指してプレイしてください」と来場者に語りかけ、拍手を受けていた。
体験会の来場者は約半数が女性で、キャラクター人気の高さと、誰もが簡単にかつ爽快にプレイできる同シリーズの敷居の低さを反映していたように感じた。体験会は今後も各地で順次開催されるが、プレイするとその場でキャラクターが描かれた缶バッジがもらえるので、興味ある人はぜひとも参加していただきたい。
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