ネクソン、SFMMO「EVE Online」の日本サービスを今秋より開始
日本語クライアント、グローバルサーバーでCCPとの共同配信


今秋サービス開始予定

利用料金:月額制+アイテム課金



7,000以上の星系が存在する大宇宙世界の住人になれるSFMMORPG「EVE Online
E3 2011で発表されたスピンオフ作品「DUST 514」。こちらはPlayStation Network独占配信のPS3タイトルとして開発が進められている

 株式会社ネクソンは、アイスランドCCPが開発/運営を行なっているWindows用MMORPG「EVE Online」の日本サービスを今秋より開始することを明らかにした。CCPとの共同配信という形を取り、ビジネスモデルは月額制とアイテム課金のハイブリッドを予定。

 「EVE Online」は、アイスランドを代表する老舗デベロッパーCCPの代表作で、遙か未来の大宇宙空間を舞台に、7,000以上の星系の領有権を巡って大小無数の戦いが繰り広げられる。35万人のユーザーが単一のゲームサーバーでプレイするというユニークな運営スタイルが特徴となっている。今年は、同作の世界観をモチーフにしただけでなく完全連動を目指すオンラインFPS「DUST 514」を発表し、さらに「EVE Online」ユニーバースを広げつつある。

 「EVE Online」の日本サービスは、2003年のヨーロッパでのサービス開始以降、クライアントそのものの日本語化も含め幾度となく話題となってきたが、いずれも自社やパートナーの都合で中止となっている。もっとも盛り上がったのは2007年で、ソフトバンクBBを通じて日本サービスが行なわれる予定だったが、立ち消えとなっている。

 今回は、数多くのオンラインゲームのパブリッシングを行なってきたネクソンをパートナーに、共同配信という形で日本進出を目指す。クライアントはもちろん日本語化され、プレイサーバーは、現在稼働しているTranquilityサーバーで、英語、ドイツ語、ロシア語に加えて今回新たに日本語にも対応することになる。


(2011年 7月 7日)

[Reported by 中村聖司]