ロックスター・ゲームス、PS3/Xbox 360「RED DEAD REDEMPTION」

西部開拓時代を生きるための「狩り」と「投げ縄」を紹介


10月7日 発売予定

価格:7,340円

CEROレーティング:Z(18歳以上のみ対象)



 ロックスター・ゲームスは、10月7日発売予定のプレイステーション 3/Xbox 360用オープンワールドゲーム「RED DEAD REDEMPTION(レッド・デッド・リデンプション)」に関するゲームの情報を公開した。

 本作は、西部開拓時代を舞台にしたゲームだが、人の関わりだけでなく、大自然をもオープンワールドに取り込んでいる。西部の広大さが感じ取れる世界を創り出すことを目指したというフィールドは、数マイル四方に広がる渓谷や砂漠、山岳や河川を、国境すら越えて行動できる。

 この世界では、開拓地における日常の一部であった、生存競争が描かれる。そのリアリティを生むために、特徴的な性格や方言、職業を持つ、数百のキャラクターが用意されている。ロックスター・ゲームスは、“いつ何が起こるか予測できない世界”を開発のゴールと見据え、プレーヤーの状況がめまぐるしく変化する中で、行動を自由に選択できるアクション性を盛り込んだ。

 本作の物語は、この時代の最後の開拓地の1つであるニュー・オースティンから始まる。生き残るために戦う貧しい牧場と、牛泥棒や盗賊、ならず者、詐欺師などで溢れている危険な場所である。主人公のジョン・マーストンはこの街で、家族を救い出すために奔走する。そのためには、マーストンがギャングであった頃の盟友であり、今はニュー・オースティンの住民を恐怖に陥れているギャングを率いる、ビル・ウィリアムソンを探し出さなければならない。




■ 西部を生き抜く「狩り」に挑む

 本作では前述のとおり、広大な大自然も舞台として描かれている。そこには家畜やペットだけでなく、獰猛な野獣も暮らしており、30種類を超える動物達の生態系が存在する。平原の多いニュー・オースティンの開拓地から、ヌエーヴォ・パライソ一帯に広がるメキシコの砂漠、ウェスト・エリザベスの緑あふれる高山地帯と、それぞれ地域によって固有の動物が生息している。

 西部においては、動物の狩りも生活に欠かせない。本作ではその動物達に独自のAIが備わっており、お互いに捕食しあう関係を再現する。馬車を追いかける犬や、群れを成して動く家畜達、死体をついばむハゲワシ、さらにはプレーヤーや馬にも襲い掛かるグリズリーやオオカミも現われる。

 プレーヤーは装備を調えて身を守るのはもちろん、金稼ぎのための狩りもできる。仕留めた獲物は、皮や羽根をはいでおけば商人に売りさばける。また特殊な道具を購入すれば、より珍しい獲物をおびき出して狩ることも可能だ。


【スクリーンショット】
大自然に生きる動物達の生態系までが再現される。銃撃戦の後には、死体にハゲワシが群がる。そこを狙い打てば、射撃系チャレンジを開始できる
人間であるプレーヤー本人も、生態系の一部だ。グリズリーやオオカミなど、一歩間違えば「狩られる」立場に逆転してしまう相手も存在する



■ これぞ西部! 第2の武器「投げ縄」を操れ

 西部といえば、銃とともに欠かせないのが「投げ縄」だ。投げ縄を使えば、人や動物を生け捕りにしたり、悪党を引きずりまわしたりと、さまざまな目的に利用できる。

 開発のロックスター・サンディエゴは、「投げ縄をリアルに、かつ楽しく扱えるようにするのは、開発チームにとって大きなチャレンジだった。要素としては、この壮大な作品のごく一部に過ぎないが、これらのディテールがあってこそ、20世紀初頭のアメリカ西部の本当の姿が再現できたと言えるだろう」と、投げ縄にかけた想いを語っている。


【スクリーンショット】
馬にまたがり、投げ縄で捕まえる!西部には欠かせない、開発も入魂のシステムだ
動物を捕まえるもよし、犯罪者を泥の中で引きずり回すもよし。うまく活用して開拓地で生き延びたい

(C)2005-2010 Rockstar Games, Inc.

(2010年 8月 26日)

[Reported by 石田賀津男]