アガツマ、Wiiウェア「ニックスクエスト」

光と影のグラフィックスが印象的な横スクロールアクション


2010年春 配信予定

価格:900Wiiポイント



ステージ・デザインを表わしたグラフィックス。焦土に落ちるとミスになってしまう
男性がイカロスで、女性がニックス。プレーヤーはニックスとなりイカロスを捜す旅に出る
このグラフィックスはコンセプトアートだが、雰囲気をよく現わしている

 株式会社アガツマ・エンタテインメントは、Wiiウェアにおいて横スクロールアクション「ニックスクエスト」を2010年春から配信を開始する。価格は900WiiポイントでCEROレーティングはA(全年齢対象)。

 「ニックスクエスト」は、スペインのデベロッパーであるOVER the TOP GAMESが制作した横スクロールアクションで、巨大な石像や神殿をバックに、光と影をうまく使ったグラフィックスが印象的な作品。ギリシャ神話をモチーフにしており、イカロスとの仲を裂かれたニックスが焦土と化した下界においてイカロスを捜し彷徨うというストーリー。

 ゲームにはパズル的な要素もあり、様々なギミックが登場する。石柱やブロックは物理演算で自然な動きをするよう設計され、物理法則による相互作用をうまく利用してステージを進んでいくようになっている。

 プレーヤーは焦土に落ちないように遺跡や石柱、ブロックなどを足がかりにステージを進んでいく。ジャンプは羽ばたくことで5回まで上昇することが可能。操作方法は、ヌンチャクとWiiリモコンを使用。ヌンチャクのコントロールスティックでニックスの移動を行ない、Zボタンで走る、滞空を操作。一方、Wiiリモコンでは、画面上に表示されるカーソルをポインティングし、Aボタンでジャンプ、Bボタンで“神の力”を使う。

 “神の力”とは、冒険を進めるとオリンピアの神々が力を貸してくれるようになる。例えば石柱やブロック、燃えさかる炎などを動かすことができる“テレキネシス”や、風に乗りより高く、遠くに移動できる“風の力”、敵や障害となる岩などを破壊することができる“光の力”などがある。これらの力を対象となる敵やギミックにWiiリモコンでカーソルを合わせてBボタンで発動することになる。

 登場するステージは全12ステージ。流砂が吹き出すトラップなどが仕掛けられた「コリンスの廃墟」をはじめ、ヒドラが棲む「乾いた沼地」、この他にも「オリンピア」、「エオリア」、「ディルフィーの信託」など様々なステージが登場する。


 

【スクリーンショット】

「ニックスクエスト」は、ギリシャ神話をモチーフにしている。神話の時代に空に憧れるイカロスは、ロウの翼を身にまとい世界を旅していた。そんなとき、神の国を見つけ、そこに住まう美しい少女“ニックス”と出会う。イカロスは度々、ニックスの元に訪れ友情を育んでいたが、神と人とが近くにいることに反対する巨人ヘリオスによって地上は焼き払われてしまう。ニックスはイカロスがもう戻ってこないことを悟ると神々の制止を振り切り、イカロスを捜す旅への下界に出かけていった……
物語の設定にあるように、基本的に焦土と化しているため、足場に飛び移ってステージを進んでいくことになる。また、ステージには様々な仕掛けが用意されており、その謎も解きながらゲームを進めていくことになる
もちろん行く手を阻む敵が現われる。プレーヤーの操作はヌンチャクのコントロールスティックでニックスの移動させ、Wiiリモコンのポインティングでカーソルを定め、敵を攻撃したりギミックをクリアしていくことになる
ヒドラの住む沼地など様々なステージがプレーヤーを待ち受けている。用意されているステージは、全12ステージ

(C) 2009. OVER the TOP GAMES, SL
(C) 2010 Agatsuma Entertainment Co.,LTD.

(2010年 4月 15日)

[Reported by 船津稔]