ゲームオン、WIN「RED STONE」、「WCG2009 日本最強決定戦」開催
新キャラクターなど韓国未公開のアップデートを発表


10月18日 開催

会場:青山スパイラル3階 スパイラルホール

入場料:無料


 株式会社ゲームオンは10月18日、同社が運営するWindows用MMORPG「RED STONE」のオフラインゲーム大会「WCG2009 日本最強決定戦」を、青山スパイラル3階のスパイラルホールにて開催した。

 本大会は、11月11日から15日まで中国・成都にて開催されるe-Sportsイベント「World Cyber Games(WCG)2009」に出場する「RED STONE」の日本代表チームを決めるもの。4人1チームでの対人戦で、事前に実施されたオンライン予選で参加者1,000人以上が争い、その結果上位8チームの精鋭が会場に集まった。

 大会当日の試合模様はインターネット上でストリーミング配信されていたが、会場には間近で試合を見ようとする人や、出場チームの応援者などで150名以上の観客が詰め掛けた。会場に設置されていた100席程の観客席は埋め尽くされ、立ち見も出る程の盛況ぶりとなった。

 大会の途中には重大発表として、今後のアップデート内容が公開された。大会の模様をお伝えする前に、韓国に先駆けて日本で先行公開されたアップデート情報からお伝えしたい。




■ 2010年実装予定のアップデートを発表

開発元の韓国L&K Logic Korea取締役 開発チーム長のイ・ヨンチャン氏
2010年実装予定のアップデート一覧

 アップデートの情報については、「RED STONE」の開発会社である韓国L&K Logic Koreaで取締役 開発チーム長を務めるイ・ヨンチャン氏が発表した。

 アップデート内容は、新規キャラクター、ポイント戦マップ、ギルドダンジョン、通常ダンジョンの追加、転職システムの実装などとなっており、開発中の画像が複数公開された。

 新規キャラクターは、戦士とネクロマンサーを組み合わせた戦闘スタイルを想定した女性で、大きな鎌を担いでいる姿と、両腕に刃を装着した姿のイメージイラストが公開された。保有スキルはほぼ決定しているそうだが、現在はまだ開発中で、名前を含め詳細は今後正式発表する予定だという。

 ポイント戦マップやギルドダンジョン、通常ダンジョンについては、複数のゲーム内画像が公開された。この中の通常ダンジョンについては、いくつかの種類が用意されており、幅広いレベルのプレーヤーをカバーするという。これらの追加に関しては、実装前に公開テストを実施予定で、多くのユーザーに参加してもらうことでバランスを調整していきたいという。

 転職システムは、今冬実装予定の転生システムとは別のもので、スキル強化や専用のスキルが新たに取得できるいう。開発段階なので変更の可能性はあるが、1次転職、2次転職を準備しているという。

 これらのアップデートの実装時期は未定だが、開発が順調に進めば2010年中には実装可能だとしている。


【開発中のアップデート】
キャラクターの追加により、狩りや対人戦のプレイスタイルを広げる。さらにギルド戦マップやダンジョンの追加などでユーザーが遊べるコンテンツが拡大する



■ 「WCG2009」日本代表の座は2年連続で「happysweets」が獲得

「RED STONE」プロデューサーの吉田一馬氏
「WCG2009日本最強決定戦」のトーナメント表

 本イベントのメインであるゲーム大会は、4対4のデスマッチ形式の対人戦で、2チームが1試合ずつ戦っていくトーナメント戦となっている。相手を倒すことで1ポイント獲得となり、先に20ポイントに達するか、制限時間の6分を経過した時点でポイントが多かったチームの勝利となる。ポイントが同点の場合は再試合となる。

 優勝チームには、「WCG2009」の日本代表選手としての参加資格と、本戦会場である中国・成都への旅費が与えられるほか、賞金16万円とゲーム内アイテム「RED STONE 地上の権勢」、「奇跡の幸運チケット」が授与される。また、2位のチームには賞金8万円とゲーム内アイテム「RED STONE 鳳凰章」、「至高の幸運チケット」、そして3位のチームには賞金4万円とゲーム内アイテム「RED STONE 平民の夢」、「究極の幸運チケット」が贈られる。

 司会進行を務めた本作のプロデューサーの吉田一馬氏は、「実は私もオフライン予選に参加したのですが、残念ながら負けてしまいました(笑)。昨年以上に高レベルな試合が繰り広げられると思います」と述べた。

 出場チームは、昨年の日本大会優勝チームである「happysweets」を始め、「naeotishimasu」、「noobs」、「crazythree」、「ixion」、「misuriru」、「herapanni」、「zousan」の8チーム。1回戦では予選1位通過の「naeotishimasu」が敗れるという波乱が起こる中、「noobs」、「cyazythree」、「misuriru」、「happysweets」が準決勝に駒を進めた。

 準決勝第1試合は、予選6位の「noobs」と予選2位の「crazythree」の対決となった。予選順位は離れていたが、実力は拮抗しており、「noobs」がリードすれば「crazythree」も奪い返すシーソーゲームが繰り広げられた。最終的に17対20の僅差で「noobs」が勝利した。


シーソーゲームとなった準決勝第1試合。「crazythree」チームは試合中、チャットで「支援」と発言するつもりが、誤って「しね」と発言してしまい、会場には大爆笑が巻き起こった。もちろん後でチャットで謝罪していた


 準決勝第2試合では、予選3位の「misuriru」と「happysweets」が争った。「happysweets」は、「zousan」の欠場により1回戦を不戦勝で勝ち進み、準決勝が初戦となった。各チームは1回戦で手の内が知られている中、昨年の実績がある「happysweets」がどのような戦いをするのか、会場の注目が集まった。

 試合が始まってから1分も経たない内に「misuriru」が7点を獲得したが、「happysweets」は0点のまま。本命の「happysweets」がこのまま負けてしまうのか、と場内がどよめくが、「happysweets」のリトルウィッチが「misuritu」の3人を行動不能にしたところから猛反撃し、12点で並んだ。その後は接戦が続き、両チーム19点でリーチをかけたところで、先に20点目を獲得した「happysweets」が辛くも勝利した。


本命の「happysweets」が大逆転劇を見せた準決勝第2試合。「happysweets」は本大会初試合だったため、序盤はエンジンがかかっていなかったのだろうか。しかし7対0からの逆転もやはり実力があるからこそだ


 そして決勝戦は「noobs」と「happysweets」が、日本代表チームの座をかけて争った。試合序盤は両チーム左右に分かれ、マップ中央を縦に分断するように攻防が繰り広げられた。パーティーの連携に関しては、「happysweets」が優勢だったのか、あっという前に15点を獲得した。一方「noobs」は0点のままワンサイドゲームになってしまい、背後から挟撃をしかけようとするが、形勢は変わらず。そのまま押し切った「happysweets」が20対2で手堅く勝利し、昨年に引き続き日本代表の座を獲得した。


「noobs」と「happysweets」による日本代表の座をかけた決勝戦。圧倒的なワンサイドゲームで「happysweets」が優勝。結果「noobs」が2位、3位決定戦で勝利した「crazythree」が3位となった

 試合を通して感じたのは、全ての選手がリラックスして戦っていたということ。試合は真剣なのだが、まるで模擬戦かと思ってしまう程に試合とは無関係なチャットが飛び交っており、来場者に対してアピールしながら楽しく遊んでいるようだった。一方、来場者も大声で応援したり、コスプレをしたりして和んでいた。ゲーム大会ではあるが、「RED STONE」の大規模なオフ会のような雰囲気で気軽に来場しやすいイベントだと感じた。


昨年に引き続き日本代表チームの座を勝ち取ったチーム「happysweets」会場のロビーには「RED STONE」のキャラクターの姿をしたコンパニオンと一緒に記念撮影ができるコーナーが設けられていた1/7スケールのランサーのフィギュアも展示されていた。フィギュアメーカーのオーキッドシードより7,800円で10月27日販売開始予定




■ ハッキング防止に向け、セキュリティを強化

ゲームオンのオンライン事業本部 本部長の萩原和之氏

 このほかイベントの中で、ゲームオンのオンライン事業本部 本部長の萩原和之氏が、同社のセキュリティ対策について語った。これは会員IDのハッキングにより、ゲーム内のアイテムや通貨の盗難などの被害が多発していることから、その報告と対応について述べたもの。ハッキングによる被害は同社だけの話ではなく、オンラインゲーム会社共通の悩みの種となっている。

 「RED STONE」では現在、被害にあったユーザーに対して、盗難されたアイテムの調査と補填を行なっているが、さらに磐石なセキュリティを構築するため、セキュリティ専門のチームを作り、対策に取り組んでいるという。

 具体的には、各都道府県の警察と協力して捜査を進めているという。他にもセキュリティの観点から詳細な内容は発表されなかったが、システム面におけるセキュリティ強化のための“ID保護システム”を開発中だという。

 ID盗用の手法で最も多いケースは、他社から漏洩したIDとパスワードを元に総当りでログインを繰り返してIDを探すものだそうで、この傾向を踏まえて萩原氏は、「IDとパスワードは他社と兼用せずに、『RED STONE』固有のものを設定するよう願います」とユーザーに呼びかけた。


(C)2009 L&K Logic Korea Co., Ltd. All Rights Reserved.
(C)2009 GameOn Co., Ltd. All Rights Reserved.

(2009年 10月 19日)

[Reported by 日高文典]