バンダイナムコ、「超絶倫人ベラボーマン」、「ニューラリーX」を
バーチャルコンソール アーケードで10月6日より配信


10月6日 配信開始

価格:各800Wiiポイント(800円相当)


 株式会社バンダイナムコゲームスは、Wii用「バーチャルコンソール アーケード」(VCA)において、10月6日より「超絶倫人ベラボーマン」、「ニューラリーX」の2タイトルを配信する。価格は各800Wiiポイント。

■ 「超絶倫人ベラボーマン」

ボタンを押す長さ(Wiiリモコン)、ボタンの違い(クラシックコントローラ)によって、攻撃距離が変化する
水中では「シーベラボー」となってミサイルと爆雷で戦う

 本作は、1988年にアーケード版がリリースされたアクションゲーム。SYSTEM I基板でドライブされたアクションゲームで、1レバー2ボタン(攻撃、ジャンプボタン)の操作系。業務用には「ベラボースイッチ」と呼ばれる専用のボタンが用意され、ボタンを押す強弱によって、手足や首による攻撃およびジャンプの距離や高さが変化する仕組みだった。VCA版はWiiリモコン、クラシックコントローラに対応しており、Wiiリモコンではボタンを押す長さ、クラシックコントローラではボタンによって長さが異なる仕様となっている。

 ストーリーは「保険会社に勤める中村 等はα(アルファー)遊星人から銀の力と超変身物質を授かり、地球の平和を守る正義の使者「ベラボーマン」に変身できるようになる。世界征服をたくらむ悪の天才科学者爆田博士と悪の軍団から、新田四丁目と地球に平和を取り戻せ!」というもの。

 全32面構成で、横スクロールアクションとスクロールシューティングの2つのパターンのステージが存在する。ベラボーマンの体力ゲージがゼロになったところでゲームオーバーのライフ制を採用、コンティニューあり。アクションステージでは十字ボタン左右で横移動(入れっぱなしで走る)、下でしゃがむ。十字ボタンを入れながら攻撃ボタンを押すことで、パンチ、キック、ヘッドバットなどの攻撃を手足、首を伸ばしながら行なうことが可能。シューティングステージでは、ベラボーマンは「シーベラボー」となり、十字ボタンで移動、攻撃ボタンでミサイル(ベラボーマンの正面方向へ攻撃)、ジャンプボタンで爆雷(下方向への攻撃)を発射可能。

 本作の特徴の1つとしては、敵を倒すと出現することがある「福」マーク(福引補助券)。これを10個集めると「福引男」が現われ、パワーが回復する「ラーメン」や、攻撃力がアップする「貫通拳」などのアイテムがもらえることがある(得点が入るだけの『スカ』もある)。また、「福引男」は特定のステージのゴールにも出現し、「福」の数に応じて「おにぎり」をくれたりもする。

 本作は、「源平討魔伝」を制作した「源平プロ」が関わっており、ステージの特定の場所に行くと、ベラボーマンがダジャレを言うなどのおまけ要素に「源平~」と通じるものがある。なお、本作の移植版であるPCエンジン版が2007年5月に600Wiiポイントで配信されている。



(C)1988 2009 NBGI

■ 「ニューラリーX」

デザインやBGMが変更されたほか、難易度も下げられた「ニューラリーX

 1980年に登場し、人気を博したアクションゲーム「ラリーX」の難易度を調整したり、追加要素を加えて1981年にリリースしたのが「ニューラリーX」。本作では、BGMが軽快なイメージのものに変わり、認知度も旧作より高いと思われる。

 基本ルールは「ラリーX」同様、マイカーを操り、レッドカーや岩といった障害物にぶつからないよう、10カ所に設置されたフラッグを通過することでラウンドクリア。1レバー1ボタンの操作系で、ボタンはレッドカーをスリップさせ、一定時間スピンさせることで足止めできる煙幕が発射できる。通常の走行、煙幕の発射には燃料が必要で、ステージクリア時に燃料の残りはスコアに換算される。また、画面右の燃料計がゼロになると、極端に遅くなってしまう。

 特定のステージはチャレンジングステージとなっており、配置されたレッドカーはマイカーが燃料切れになるまで動かない。



(C)1980-2009 NBGI

(2009年 10月 5日)

[Reported by 佐伯憲司]