任天堂、Wii向けに懐かしのアーケードゲームを配信

Wii「バーチャルコンソール アーケード」サービス開始


GDC2009の基調講演で発表された「バーチャルコンソール アーケード」

3月26日 サービス開始



 任天堂株式会社は、過去のアーケードゲームをWii向けに配信する「バーチャルコンソール アーケード」のサービスを、3月26日より開始し、6タイトルの配信を開始した。

 「バーチャルコンソール」では、家庭用ゲーム機向けに発売された過去の作品を配信しており、これまでにファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、ニンテンドウ64、マスターシステム、メガドライブ、PCエンジン、NEOGEO、MSXの各プラットフォームの作品426タイトルが配信されている。

 「バーチャルコンソール アーケード」は、「バーチャルコンソール」にゲームセンターなどに設置されていたアーケードゲームをラインナップに追加するサービス。サービス開始に合わせて、テクモ株式会社の「スターフォース」、株式会社セガの「スペースハリアー」、株式会社バンダイナムコゲームスの「イシターの復活」、「エメラルディア」、「ギャプラス」、「ソルバルウ」の計6タイトルの配信が開始された。



■ テクモ「スターフォース」

価格:500Wiiポイント(500円相当)

 1984年9月にリリースされた、宇宙空間を舞台にした縦スクロール型シューティングゲーム。プレーヤーは自機「ファイナル・スター」を操作し、ショットで敵を撃ち落としていく。各ステージは、一定数以上の敵を破壊することで「エリアターゲット」と呼ばれるボスが登場し、これを倒すとステージクリアとなる。

 シューティングゲームとしてはシンプルながら、ボーナス要素が随所に散りばめられており、ハイスコアを競う上で重要な要素となっている。

【スクリーンショット】

(C)TECMO,LTD. 2009


■ セガ「スペースハリアー」

価格:800Wiiポイント

 1985年にセガ体感ゲームシリーズ第2弾として登場したシューティングゲーム。3D視点で画面奥から迫ってくる敵の攻撃をかわしながら、敵を撃ち落とすという作品で、プレーヤーは超能力戦士「ハリアー」となり、邪悪なドラゴンや異生物、巨大ロボット、戦闘機などと戦いを繰り広げる。

 バーチャルコンソール版では、Wiiの「ヌンチャク・スタイル」に対応し、オリジナルに近い直感的な操作感でプレイできるという。

【スクリーンショット】

(C)SEGA


■ バンダイナムコゲームス「イシターの復活」など

価格:各800Wiiポイント(800円相当)

 バンダイナムコゲームスからは、アクションロールプレイング「イシターの復活」、パズル「エメラルディア」、シューティング「ギャプラス」、フライトシューティング「ソルバルウ」の4タイトルが登場。価格はいずれも800Wiiポイント(800円相当)。

【イシターの復活】
1984年に「ドルアーガの塔」の続編として登場したアクションロールプレイング。カイとギルを操り、ドルアーガから奪い返したブルークリスタルロッドを持って塔の脱出を目指す。
(C)1984-2008 NBGI
【エメラルディア】
1993年に登場した落ち物パズルアクションゲーム。海を舞台にした美しいグラフィックスの中、6色のキューブを動かして壊していく。
(C)1993 2008 NBGI
【ギャプラス】
1984年にリリースされた、固定画面タイプのシューティングゲーム。ファイターを操作して、襲い来るギャプラス編隊を撃ち落とす。
(C)1984 2008 NBGI
【ソルバルウ】
「ゼビウス」の世界観を3Dで表現したシューティングゲーム。家庭用ゲーム機へは初移植となる。
(C)1990 2008 NBGI

 また、同社からは今後の配信予定タイトルも発表された。配信予定タイトルは以下の通り。このうち、「ナックルヘッズ」、「ニューマンアスレチックス」、「ファイネストアワー」、「ホッピングマッピー」は家庭用ゲーム機へ初めての移植となる。

【配信予定タイトル】
アサルトギャラガ'88
コズモギャング・ザ・パズルコズモギャング・ザ・ビデオ
サイバースレッドスカイキッド
スターブレードスプラッターハウス
ゼビウスドラゴンスピリット
ドラゴンセイバードラゴンバスター
ドルアーガの塔ナックルヘッズ
ニューマンアスレチックスバーニングフォース
パックマニアファイネストアワー
フェリオスホッピングマッピー
マーベルランドマッピー
ローリングサンダーワンダーモモ
源平討魔伝妖怪道中記

(2009年 3月 26日)

[Reported by 滝沢 修 ]