日本一ソフトウェア、DS「流行り神DS 都市伝説怪異事件」
ニンテンドーDSでよみがえるシリーズ1作目


6月11日 発売予定

価格:3,990円

CEROレーティング:C(15歳以上対象)


 株式会社日本一ソフトウェアは、ニンテンドーDS用都市伝説推理アドベンチャー「流行り神DS 都市伝説怪異事件」を6月11日に3,990円で発売する。CEROレーティングはC(15歳以上対象)。

 警部補である主人公「風海純也」の視点で、都市伝説にまつわる様々な怪異事件を解決することが目的。怪異事件に対して理性や常識を武器としてあくまでも科学的に立ち向かうのか、それともオカルト的な視点を許容し不可思議な出来事もありのまま受け入れるか。プレイのスタンスによって物語は分岐し、同じ事件の真相を突き止めても、まったく違った結末へとたどり着く。もちろん、事件を解決へと導く「推理」を充実させることも重要なポイントとなる。

 本作は、本編シナリオ4話分、隠しシナリオとして+α話分、さらに各話に対応した「隙間録」を多数収録。シナリオ中に登場する選択肢や、推理の進め方によってストーリーが分岐するマルチシナリオ形式を採用している。キャラクター・デザインは、本シリーズのファンにはおなじみの菅原健氏。




【登場人物紹介】

 

■風海 純也(かざみ じゅんや。名前変更可能)

 本タイトルの主人公。23歳。新米刑事として警視庁捜査一課に配属されるものの、とある怪異事件がきっかけで警察史編纂室に異動となる。階級は警部補。国家公務員試験第1種試験の合格者で、いわゆるキャリア組。思考力洞察力に優れ、性格はいたって温厚。




■小暮 宗一郎(こぐれ そういちろう)

 27歳、独身。階級は巡査部長で、風海の良き同僚。いかつい見た目にたがわず腕っ節が強く、複数の格闘技の有段者。その反面、流血や怪談話が苦手という意外な面も持ち、オカルト方面には拒否反応を示すことも。





■犬童 蘭子(いんどう らんこ)

 風海や小暮の上司で、階級は警部。警察史編纂室のヌシとして、日々、公営ギャンブルや昼寝にいそしんでいる。部下達が関わっている事件に興味がないのか、常にダラダラとしているが、稀に含蓄のあることを言って周囲を驚かせる謎の人物。怪しげな大阪弁を話す。





■霧崎 水明(きりさき すいめい)

 都内の大学で講師をしている民俗学者。学生時代に両親を亡くして風海家に引き取られたため、風海とは兄弟のような関係。オカルト好きが高じて変人扱いされることも多いが、都市伝説や怪異事件への造詣が深く、事件解決への糸口が彼との会話から見つかることもある。





■間宮 ゆうか(まみや ゆうか)

 霧崎のゼミに所属する、自称「オカルト専門ジャーナリスト」の大学生。オカルトが大好きで好奇心旺盛。怪しげな噂を聞いては現場に駆けつけ、心霊写真を撮影しようとシャッターを切る。情熱や行動力は目を見張るものがあるが、本人には霊感がないらしい。





■式部 人見(しきぶ ひとみ)

 監察医をしながら、大学で助教授として教鞭をとる法医学のプロフェッショナル。断固としたオカルト否定派で、どんな怪異事件を前にしても科学的に分析を試みる。霧崎とは大学時代の友人であり、風海とも交流を持つ。法医学者として客観的な意見や知識を提供する良きアドバイザー。






■その他の登場人物たち。

 各シナリオに登場し、捜査に重要な手がかりを与えてくれることもある。さらに、その中には……。






■ストーリー解説

【第零話 「チェーンメール」】

 警視庁地下のとある1室。大きな事件もないせいか、警部補の風海純也は警部の犬童蘭子と巡査部長の小暮宗一郎とともに、暇をもてあましていた。

 そんな折、風海純也の携帯電話に1通のメールが届く。「連続殺人犯を目撃した――このメールを受け取ったら、電話番号を書いて返信してほしい」あからさまに怪しいチェーンメール。だが、刑事としての正義感からか、はたまた好奇心からか、風海はチェーンメールに応える。

 その後、主人公のもとにメールの差出人という女性から電話が入った。女性はメールに書いたとおり、連続殺人犯の名前を知っているという。半信半疑の風海。それでも女性は、その名前を出した。「はっとりえりさ」 それが、恐怖の事件の幕開けだった……。






【第1話 「コックリさん」】

 私立花峯高校――ありふれた私立高校で起こった連続自殺事件。たった数日のうちにこの高校の生徒達が不振な死を遂げていた。警視庁の捜査一課の刑事達は、事件性ありとして自殺事件の調査を始める。その中には、国家公務員1種試験に合格し、いわゆるキャリアとして捜査一課に配属されたばかりの、主人公・風海純也の姿もあった。

 その学歴や肩書きから、現場主義の捜査一課長に煙たがられた風海は、所轄の刑事・小暮と組んで、事件の聞き込みに回ることになる。現場から追いやられ、体の良い、厄介払いである。

 しかし、小暮と共に校内を回るうちに、風海は被害者たちに関する奇妙な噂を聞き、不振な行動をとる女性生徒を目撃するに至る。事件に怯え、風海たちの前から脱兎のごとく逃げ出した少女が残していったのは、血痕が残る「コックリさん」用のウイジャ版だったのだが――。

 果たしてこれが連続自殺と何らかの関係があるのか? 戸惑う風海や小暮を置いて、校内に渦巻く闇はその色を濃くし、更なる被害者を生み出して行く。






【第2話 「鬼」】

 都内にある公園で子どもがさらわれる誘拐事件が発生した。本来は関係ないはずの編纂室のメンバーに、事件捜査に加わるよう要請が入る。

 聞き込み情報を総合すると、どうやら子どもを誘拐したのは「鬼」である可能性があるらしい。地に足をつけ、現実的な捜査を行なう捜査一課では「鬼」などという怪しげ情報を扱いかねる。かといって、全面的に無視するのも具合が悪い、ということだった。

 厄介ごとを押し付けられているとは感じつつも、事件解決の一助となればと、風海と小暮は独自の捜査を開始する。誘拐された子どもの母親に聞き込みを行うと、犯人から「子どもをさらった」 「ざくろの実まで1人で来い」という不可思議な電話が入り、慌てて子どもの姿を探したが見つからなかったという。

 犯人からの意味深なメッセージ。証言する母親の態度の不自然さ。風海たちの聞き込みに過剰に反応する被害者宅の隣人。疑わしい要素は多いものの、なかなか捜査は進展しない。そんな中、誘拐事件発生から刻々と時間は経過し、誘拐された子供の身の危険が高まっていく。風海たちは、無事に子供を助け出せるのか、そして犯人「鬼」の正体とは――!?






■システム解説

推理ロジック:ゲーム中に登場人物の年齢、関係等の情報の整理を行なう。それまでシナリオ中に登場したキーワードを使い、隠された謎を解き明かしていく。ゲームの途中にもメインメニューに「推理ロジック」があるので、随時組み替えられる。新しいキーワードが出現したら、ロジック画面で整理することが重要となる。



カリッジ・ポイント:選択肢には、まれに「カリッジ」と呼ばれるポイントが必要な場合がある。カリッジ・ポイントが必要な選択肢には、オレンジ色のしるしが付く。プレーヤーが持つカリッジ・ポイントは各話ごとに一定数が決まっており、回復はしない。全て消費してしまうと、それ以降はカリッジ・ポイントが必要な選択ができなくなる。



セルフ・クエスチョン:集めた情報を整理して捜査方針を決めたり、犯人の動機や正体を推理するときに、「セルフ・クエスチョン」モードになる。選択肢に答えることで、最終的な「結論」を出し、それによって物語が変化する場合がある。

 セルフ・クエスチョンでの選択内容は、その後のシナリオの展開に大きく影響する。特に、シナリオのターニングポイントで訪れる「科学ルート」と「オカルトルート」の選択によって、同じ事件でもその後の展開や事件の真相がまったく違った顔を見せる。



データベース:ゲーム中に登場する、都市伝説、怪談、民俗学、心理学、法律などの専門用語・単語は「FOAFファイル」に記録される。メニュー画面からいつでも閲覧できるので、わからない単語などはすぐに検索できる。シナリオの進め方によっては、1回のプレイで手に入らない単語もある。そのため、「繰り返しプレイでデータベースを収集する」、「集めたデータベースに書かれた薀蓄を読み物として楽しむ」など、複数の楽しみ方ができるのも本シリーズの魅力のひとつとなっている。

 シナリオのあちこちに散らばっているFOAFファイルは、時には複雑な分岐の先のバッドエンド直前で入手できることもある。コンプリートするには、正しいルートを突き進むだけでなく、時にはあえて間違った道を進む必要もある。



隙間録:各シナリオで条件を満たすと、そのシナリオに対応した「隙間録」が解禁される。隙間録では、メインキャラクターや各話のゲストキャラクターのエピソードが綴られている。読むことでよりキャラクター達を身近に感じたり、事件の中での彼らの心理を把握できるようになる。


取得した隙間録は、一連のデモとしてタイトル画面から閲覧できる。




【スクリーンショット】



(C) 2004-2009 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.

(2009年 5月 15日)

[Reported by 上北皆人]