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「キャプテン翼」が4月に連載終了。作者の高橋陽一氏がXにて想いを語る

今後は漫画形式ではなくネームなどの形で“物語”を残す

1月5日 発表

 1月5日、高橋陽一氏によるサッカーマンガ「キャプテン翼」が4月初旬発売予定の「キャプテン翼マガジンvol.20」掲載話にて連載終了することが発表された。

 「キャプテン翼」は、主人公・大空翼とその仲間やライバルたちの成長を描いた高橋陽一氏によるサッカーマンガ。連載開始時にはサッカーブームを巻き起こし、国内外のプロサッカー選手たちに大きな影響を与えた。1981年から続いたシリーズ連載が2024年4月で43年の歴史に幕を下ろすこととなる。

 「キャプテン翼」の連載終了について、作者の高橋氏が自身のXにてその想いをポスト。「最後まで連載にこだわり体力の限界まで“漫画”を描き続けるよりも、漫画という形式での連載をやめて最終回までの“物語”を残す決断をしました」と胸の内を明かした。

 高橋氏の頭の中には目安の最終回までの構想があるというが、その全てを漫画化するにはこの先40年以上かかってしまうかもしれないという。実現させるのは現実的ではないと感じた一方、ネームなどの形で“物語”を残すことだけに集中すればできるかもしれないと思いついたとのこと。

 また、体力の衰えや執筆環境の変化、新型コロナウイルスの感染拡大によりスタッフ体制の維持が困難となったこと、さらには憧れであり目標であった水島新司氏の訃報なども今回の決断について考えさせられる契機となったとしている。

 なお、連載終了に至った経緯などの詳細については本日1月5日発売の「キャプテン翼マガジンvol.19」に綴られており、連載終了後の物語をどう届けていくかは最終号となる「キャプテン翼マガジンvol.20」に掲載される最終話のあとでお知らせされる予定となっている。

□「キャプテン翼マガジンvol.19」のページ