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フルボイスで物語を楽しめる! 「タクティクスオウガ リボーン」がいよいよ本日発売

グラフィックスやサウンドがパワーアップし、ゲームデザインも進化

【タクティクスオウガ リボーン】

11月11日 発売

Steam版:11月12日 発売予定

価格:
通常版 5,480円(税込)
スタンダードエディション 5,478円(税込、PS5/PS4版)/5,480円(税込、Nintendo Switch/Steam版)
デジタルプレミアムエディション 8,780円(税込)
CEROレーティング:B(12才以上対象)

プレイ人数:1人

 スクウェア・エニックスは、プレイステーション 5/プレイステーション 4/Nintendo Switch/Steam用タクティカルRPG「タクティクスオウガ リボーン」を11月11日に発売する。価格は通常版(パッケージ版)が5,480円(税込)、スタンダードエディション(ダウンロード版)は、PS5/PS4版が5,478円(税込)、Nintendo Switch/Steam版が5,480円(税込)。

 ゲーム本編に加えて、「タクティクスオウガ リボーン オリジナル・サウンドトラック」が付属する「デジタルプレミアムエディション」が8,780円(税込)。本作のPS4版は、追加費用なしでPS5版にアップグレードすることが可能となっている。なお、Steam版は11月12日に発売予定。

 本作は、タクティカルRPGの金字塔「タクティクスオウガ」のリメイク版。2010年にPSP向けに発売された「タクティクスオウガ 運命の輪」をベースに、グラフィックスやサウンドのパワーアップのみならず、ゲームデザインにまで踏み込み、新たに製作。プレーヤーが物語の世界をより堪能できる形でリメイクされている。

【『タクティクスオウガ リボーン』ファイナルトレーラー】

 また、ゲーム本編に、公式画集やサウンドトラックなどが付いたスクウェア・エニックスe-STORE限定版「タクティクスオウガ リボーン コレクターズエディション」が数量限定で販売された。価格は22,000円(税込)。なお既に品切れとなっている。

「タクティクスオウガ リボーン コレクターズエディション」

ゲームの概要

【Story】

オベロ海に浮かぶヴァレリア島……。
古来より海洋貿易の中継地として栄えたこの島では
その覇権を巡り、民族間で紛争が絶えなかった。
そうした永い戦いに終止符を打った男がいた。
後に覇王と呼ばれたドルガルアである。

ドルガルア王は民族間の対立を取り除くことに努め、
ヴァレリアは半世紀に渡り、栄えることとなる。

しかし王の死後、その後継を巡って貴族階級のバクラム人、人口の大半を占めるガルガスタン人、少数民族のウォルスタ人の三民族が覇権を争い、ヴァレリアは再び内乱状態に陥った。

バクラム陣営、ガルガスタン陣営が島を二分する形で一旦沈静化したかに見えた内乱だが、それがつかの間の静寂であることを知らぬ者はいなかった。

映像表現力の向上

 グラフィックスの高解像度化のみならず、操作の利便性を図りUIが一新されている。

キャラクターとBGを高解像度化

 オリジナルの「タクティクスオウガ」から高いクオリティを誇っていたキャラクターとBGの描写をさらに高解像度化。このゲームの持ち味となっている「緻密に描かれたピクセルアート」の風合いを活かした形で表現が強化されている。

UIを一新

 UIについても高解像度化のみならず、情報把握のしやすさや操作手順の簡略化を考慮し一新。ウィンドウ方式からアイコン選択方式に変更され、より直感的に魔法や消耗品、必殺技を使用できるようになっている。また、マウス操作にも対応。キーコンフィグを活用して操作環境をカスタマイズしよう。

ゲーム内UIを一新。描画をさらに高解像度化

サウンド表現力の向上

 カットシーンをフルボイス対応し、SEも再構築。様々な思想を持った登場人物たちによって構成される重厚な群像劇に、より一層の没入感を与えるのみならず、バトルシーンの臨場感もアップしている。音声は「日本語」と「英語」2種類の音声を収録。ゲーム内のコンフィグからいつでも切り替えが可能だ。

 「タクティクスオウガ」のコンポーザー崎元 仁氏の手によって、すべてのBGMが生演奏で再レコーディングされており、生演奏ならではの音の伸びや余韻が、ゲームプレイの没入感をより一層高める。さらに本作書下ろしの新規楽曲も収録されている。

バトルデザインをリメイク

ユニットごとのレベル管理

 「タクティクスオウガ 運命の輪」で採用していたクラスごとにレベルを管理するシステムから、ユニットごとにレベルを管理するシステムに変更。ユニットごとに、クラスによる成長の変化、武具、スキル、魔法をどのように組み合わせるか、そのうえでどのようなユニット編成でバトルに挑むかといった「考える楽しみ」をシンプルに体験できる。

バトルAIを一新

 バトルフィールドの形状や戦局に応じて敵の戦術が変化。シチュエーションに応じてどう戦うかを考えることが楽しい、飽きのこないバトルを演出する。

プレイアビリティの向上

 バトルのテンポ向上やオートセーブ機能などはじめとし、遊びやすさを追求してさまざまな改善が施されている。

登場キャラクター(一部)

デニム・パウエル/Denim Powell

CV:前野 智昭

 ウォルスタ人、18歳。本作の主人公。港町ゴリアテが暗黒騎士団に襲撃された際、父・プランシーを連れ去られてしまう。以後、ウォルスタ解放軍の一員として、姉のカチュア、幼なじみのヴァイスと共にバクラム、ガルガスタン陣営に対してゲリラ活動を行なう。

 正義感が強く、また、理想をかなえるための実行力を持つ。その一方で思慮深くもあり、戦う意味について思い悩むこともある。

「僕は理想のためにその手を汚すことができるのか……?」

カチュア・パウエル/Catiua Powell

CV:Lynn

 ウォルスタ人、19歳、闇竜の月15日生まれ。デニムの姉。ウォルスタ人。幼い頃に母親を亡くし、以来父と弟の3人で暮らしてきた。弟・デニムに、過剰な愛情を注ぐ。神父でもある父の手ほどきで、プリーストとしての修行を積んでおり、弟のデニム、幼なじみのヴァイスらとともにゲリラ活動に参加する。しかし、それは理想のためというより、弟・デニムを失うのを恐れるがゆえである。

「約束して。姉さんから離れないって。ね?」

ヴァイス・ボゼック/Vyce Bozeck

CV:杉山 紀彰

 ウォルスタ人、18歳、神龍の月14日生まれ。唯一の肉親であった父親を暗黒騎士団によって殺され、天涯孤独の身となる。ウォルスタ人が虐げられていることに強い反感を抱き、積極的にゲリラ活動に参加する。行動力に富み、デニムとはお互いを補い合える関係。

「戦いたくて戦ってるんじゃねぇや。犬死にしたくないだけだ、俺は」

ランスロット・ハミルトン/Lanselot Hamilton

CV:阪口 周平

 ゼノビア人、38才、双竜の月6日生まれ。元新生ゼノビア王国聖騎士団団長で、ゼノビア王国シャロームの都市バルナ出身。騎士団の不祥事からゼノビア国王・トリスタンの怒りを買い、身分を剥奪、国外追放を命じられる。数人の仲間と共に傭兵の仕事を求めて各地を放浪していたところ、デニムたちと出会う。

「命を懸けるということと死ぬということは全然違うことだ」

ウォーレン・ムーン/Warren Moon

CV:土師 孝也

 ゼノビア人、63才、炎竜の月19日生まれ。元新生ゼノビア王国魔法団団長。占い師というよりは預言者と呼ぶに相応しい老人。ランスロットと同様に、騎士団の不祥事から身分を剥奪され、国外追放処分を受けた。

「そのような魔法使いがいたとは聞きますが、私ではございませんな──」

カノープス・ウォルフ/Canopus Wolph

CV:中村 悠一

 ゼノビア人、48才、闇竜の月5日生まれ。元新生ゼノビア王国魔獣軍団団長で、ゼノビア王国シャロームの都市ペシャワール出身の有翼人。ランスロットと同様に、騎士団の不祥事から身分を剥奪され、国外追放の処分を受けた。有翼人は通常人より3倍の寿命を持つため、見かけはとても若い。風の力を利用した特殊な技を用いることから「風使い」の異名を持つ。

「オレの名前はカノープス。死にたいヤツはかかってこい!」

ミルディン・ウォルホーン/Mirdyn Walhorn

CV:中川 慶一

 ゼノビア人、28才、風竜の月9日生まれ。元新生ゼノビア王国聖騎士団所属で、ゼノビア王国ダルムードの都市コンシュ出身。物静かというにはあまりにも無口すぎる優男。甘いマスクを見た女性はツヤのある台詞を聞きたがるが、彼は黙って微笑むだけである。ギルダスとは対照的。

「自分を責める必要はありません。」

ギルダス・W・バーン/Gildas W. Byrne

CV:赤坂 柾之

 ゼノビア人、32才、火竜の月4日生まれ。元新生ゼノビア王国聖騎士団所属で、ハイランドの上都ザナドュ出身。酒と女が何よりも大切な、およそ騎士らしからぬ男。しかし、情に厚く頼りになるタフガイでもある。ミルディンと共に追放されたランスロットに従う。

「オレたちは罪人なのさ。もう帰る故郷はないんだ。」
【キャラクター相関図】

ゲームシステム

タロットカードとキャラクターメイク

 本来は占いで使われるタロットカードだが、オウガバトルシリーズとは密接な関係があり、本作でもタロットカードが重要な役割を果たす。その1つがキャラクターメイクで、キャラクターメイクでは主人公デニムの生年月日を尋ねられる以外に、タロットカードの大アルカナと呼ばれる22枚のカードの中から、いくつかのカードが出現し質問を投げかけられる。

エレメントと神の加護について

 オリジナル版「タクティクスオウガ」のシステムあった「エレメント」が復活する。

 エレメントには「火」、「水」、「風」、「土」、「闇」、「光」、「雷」、「氷」の計8属性があり、キャラクターメイクの最後にゼテネギア神話に登場するいずれかの神の加護を求めることでデニムのエレメントが決定される。

 デニム以外のキャラクターにもエレメントが設定されており、ユニットのエレメントと使用する魔法属性、武具の属性を組み合わせることで、より高い威力を発揮することができる。例えば、火のエレメントのウィザードが火属性の攻撃魔法を使うと、ダメージ値がアップする。またエレメントには、それぞれの属性間で「風」は「土」に強く、「土」は「雷」に強いといった強弱関係がある。

マルチストーリー&マルチエンディング

 本作では、プレーヤーの選択によって展開や結末が異なるマルチストーリー&マルチエンディングシステムが採用されている。

 主人公の青年・デニムの視点で物語は進行し、迫られる決断によって彼を巡る人々の運命とヴァレリアの歴史が大きく動いていく。

 思想の違いにより敵味方にわかれるキャラクター、新たなキャラクターとの出会い、プレーヤーにとっても衝撃的な展開が待ち受けている。

ユニットとクラス

 本作では主人公デニムは自分の騎士団を率いることになる。その騎士団に所属し、デニムと共に戦う団員達を「ユニット」と呼ぶ。彼らは様々な「クラス」についており、それぞれ異なる能力を持っている。主にバトルで敵を倒し、勝利することや、店で装備品を購入したり、魔法を覚えたりすることで、育成、強化していくことができる。

 またクラスごとに、レベルアップした際に上昇するステータスの内容が異なる。例えばウィザードだとINT(知力)が、バーサーカーだとSTR(力)が、ナイトだとVIT(生命力)の値が上昇しやすいといった特性を持っている。

誰を仲間にし、どのクラスでどう育てるのか。自分だけの騎士団を作り上げよう

バトルの流れについて

(1)ワールドマップを移動すると移動先の目的地もしくは目的地までの道のりでバトルに突入することがある。

(2)バトルに突入すると編成画面に移り、出撃ユニットの選択と配置の決定を行なうことができる。またユニットの情報確認や装備の変更が可能。バトルによって出撃可能ユニット数は異なる。

(3)バトルが始まると、そのバトルでの勝利条件が提示され、条件を満たすと勝利となる。

(4)バトルは敵味方関係なく、素早さや装備などに応じて順に行動していくWT(ウェイトターン)制で進行します。ユニットに行動順が回ってきた状態をAT(アタックターン)と呼びます。

(5)勝利条件を満たすとそのバトルの勝利となる。特定ユニットの討伐が勝利条件の場合は他敵ユニットが生存していても特定ユニットを討伐した時点で勝利なり、バトルが終了する。

(6)勝利後のリザルトでは、回収できなかったアイテムポーチを入手できる。また自軍が得た経験値やユニットのレベルアップに関連する情報を確認することができる。