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試練の目的、“桃太郎への復讐”。「ONI - 空と風の哀歌」試遊版を体験【BitSummit2022】
「PlayStation C.A.M.P!」出身クリエイターが牽引する鬼の子3Dアクション
2022年8月6日 14:14
- 【BitSummit X-Roads】
- 開催日:8月6日・7日
- 会場:京都市勧業館「みやこめっせ」 3階第3展示場
「BitSummit X-Roads」の集英社ゲームズブースにて、プレイステーション 5/4/Steam「ONI - 空と風の哀歌」が試遊出展されていた。2022年発売予定で、価格は未定。
「ONI - 空と風の哀歌」は、和風で柔らかなビジュアルが特徴的な3Dアクション。プレーヤーは鬼の子ども「空太」を操作して、人にして悪鬼「桃太郎」を倒すために数々の試練に挑んでいく。
試遊版では主に戦闘アクションを体験できた。戦闘アクションでの特徴は、敵を2段階で倒す必要があるというシステムだ。本作では、棍棒で殴りつけるなどの通常攻撃で敵を倒すと、敵の体から“黒い球体”が登場する。この黒い球体を特殊攻撃で叩くと、敵の「心」が切れて完全に倒せる。黒い球体が出たまま放っておくと復活してしまうため、黒い球体が出次第叩くのがポイントとなる。
またストーリーが進むと、相棒として幽霊の「風丸」が味方になる。「風丸」は普段は空太の隣について回るが、(DUALSHOCK 4での)R1を押している間、右スティックで移動できるようになる。
「風丸」は移動中、敵と重なったときにL1を押すと黒い球体をいきなり出現させられる特技を持っており、空太の立ち回りと合わせることで戦闘を一気に有利にできる。ただし、風丸の技は空太の体力を削るために多用はできない、という仕組みだ。
風丸の移動中も敵の攻撃は空太に向かうため、実際にプレイすると左スティックで空太を逃しながら、右スティックで風丸も移動させる「2人同時操作」がポイントになる。実際にプレイすると、これが結構忙しい。ただ、その分のメリットはしっかりあるほど風丸は強く、積極的に使って行きたくなるところが面白い。
ゲームが進むと敵が増えたり、風丸の技を使わないとクリアできない試練が出てきたりと、様々な仕掛けがあるという。ビジュアルの良さだけでなく、こうしたバトルシステムがしっかり考えられていることで全体の完成度にも期待ができる印象だった。
なお本作は集英社ゲームズによる支援プロジェクト「集英社ゲームクリエイターズCAMP」の支援タイトルのひとつ。開発元KENEI DESIGN代表の葉山賢英氏は、クリエイターオーディション「PlayStation C.A.M.P!」出身で、坂口博信氏率いる開発会社「ミストウォーカー」のデザイナーとして「TERRA BATTLE」や「FANTASIAN」のアートを手掛けてきた人物。本作は葉山氏のこだわりが詰まっているとのことで、ぜひその仕上がりに期待したい。