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セガ、マイクロソフトと戦略的提携の検討を進めることに合意。次世代戦略タイトルの創出に向け

11月1日 発表

 セガとマイクロソフトは11月1日、今後セガの中長期重点戦略において「Super Game」と掲げている大型グローバルタイトルの創出に向け、戦略的提携の検討を進めていくことに合意したことを発表した。

 「Super Game」とは、セガの「グローバル」、「オンライン」、「コミュニティ」、「IP活用」がキーワードである新しいジャンルのゲーム。今後、クラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」においてマイクロソフトの様々な技術を活用してタイトル開発を進めていくこと、およびマイクロソフトが保有するソリューションを活用しセガの次世代開発環境の構築を進めていくことを主軸とする戦略的提携の検討を進めていく。

 「Super Game」や今回の合意の背景として、近年5Gとクラウドサービスの本格展開が始まっていることが挙げられている。インターネットに接続する世界中のすべての人が、いつでも手軽に高品質なエンタメコンテンツを楽しめる土壌が整いつつあるという。こうした背景の中、ゲーム産業を取り巻く経済システムは世界的規模で急速に進化・拡大、ゲーム自体も次世代の一大メディアとして台頭してきているとのこと。

 セガは「Super Game」開発に向け、特に、グローバルに対応したオンラインサービスの提供に必要なネットワークインフラやコミュニケーションツールの構築といった領域において、クラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」上でマイクロソフトの保有する技術の活用といった、さらなる技術開発に向けた相互協力などを行なう。さらに、ワークスタイルの多様化などの日々変化するセガの開発環境を次世代型のものに移行していくために、両社間で技術的な提携を検討していくことに合意した。

【セガ 代表取締役社長COO 杉野行雄氏のコメント】

 本日、セガのSuper Gameの開発、並びに先進的なゲーム開発環境の構築にあたり、マイクロソフト様との間で戦略的提携の検討を進めることを発表することができ大変喜ばしく思います。セガが持つゲーム開発力とマイクロソフトが保有する最先端のテクノロジーや開発環境の構築といった分野において、相互に協力関係を築くことで、世界中のゲームファンにお楽しみいただけるゲーム開発をさらに進めてまいります。

【マイクロソフト コーポレートバイスプレジデント サラ ボンド氏のコメント】

 セガ様は、ゲーム産業における象徴的な企業であり、長年に渡り、私たちの掛け替えのない大切なパートナーです。この度、セガの新しい挑戦に、マイクロソフトのクラウド テクノロジーを活用してご一緒できることを大変楽しみにしています。セガとゴールを共有し、ゲームファンの皆さんに、より多くの新しい価値を一緒に提供していけるよう努めていきます。