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日本ゲーム業界の印象は? マイクロソフト フィル・スペンサー氏とTango Gameworks 三上真司氏が対談
「Xbox Game Pass」などが若いクリエイター育成の追い風に
2021年9月30日 19:32
- 【Tokyo Game Show 2021 Xbox Live Stream】
- 9月30日18時〜18時50分 配信
「東京ゲームショウ2021 オンライン」の公式番組「Tokyo Game Show 2021 Xbox Live Stream」にて、MicrosoftのXbox責任者であるフィル・スペンサー氏とTango Gameworks代表の三上真司氏による対談が公開された。
対談では、まずスペンサー氏が三上氏に、今作っているもので思い描くスタジオの未来を質問した。三上氏はそれに対し、「Tango Gameworksは若い人に大きなチャンスを与えるスタジオとして、新しいゲーム作りに常にチャレンジをし続けている」と返答。また、三上氏は日本のゲーム業界と開発シーンについて、日本独自の感性によるゲームデザインを活発に行なっているところが魅力的だと語った。
さらに三上氏は、「Xbox Game Pass」などのサブスクリプションサービスやクラウドでゲームを気軽に遊べるような状況はTango Gameworksにとって追い風になると続ける。今までボリュームの大きいゲームが多くでているが、短いゲームだがユニークなゲームを楽しみたいユーザーに対して、新しくて尖ったゲームを若いクリエイターが作っていくことができるようなマーケットは非常に魅力的だという。三上氏は、現在開発中の「Ghostwire: Tokyo」のディレクター木村憲司氏など若いクリエイターを挙げ、非常に若くエネルギッシュでとても期待している語った。
次に三上氏は、今後の日本市場をどう思っているのか、また、どうXboxシリーズを盛り上げていくのかをスペンサー氏に質問。スペンサー氏は「Xbox Game Pass」には日本のパブリッシャーから100以上のタイトルを提供してもらい、Xboxコミュニティの方が過去に遊んだことがないゲームをプレイする簡単な仕組みを作る助けになったという。また、コンソールの供給を増やすことを解決すべき課題としつつ、日本市場にXbox Cloud Gamingを展開したことでXboxを手軽に体験できるようになっていると語った。