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Xbox Series X、画期的な新機能「クイックレジューム」をお披露目

ゲームの状態をSSDに丸ごと保存! 複数のゲームがサクサク切り替え可能に

2020年ホリデーシーズン発売予定

価格:未定

 Microsoftは米国時間の3月16日、次世代ゲーム機Xbox Series Xに関する最新情報を公開した。

 Xbox Series X本体、新型Xboxワイヤレスコントローラーに続いて最後に紹介したいのは、OS(ソフトウェア)側の新機能となる「クイックレジューム」。その存在は以前から紹介されていたが、今回初めてテクニカルデモが公開され、そのパワフルな機能を目の当たりにすることができた。

【Xbox Series X - Quick Resume Tech Demo】

 デモは2分ほどの内容で、「State of Decoy 2」や「Forza Motorsport 7」、「Ori and the Blind Forest」などをXboxメニューからポンポンとリズミカルに切り替えていく。Xbox Oneやプレイステーション 4など現行世代のゲームコンソールでは真似できない芸当で、マルチタスクが大前提のPCでも、パフォーマンスに影響が出てしまうため、複数ゲームの同時起動はしないものだ。しかし、このデモでは、4K水準のAAAタイトルを4つも5つも立ち上げたまま、あたかもPCでウィンドウを切り替えるような感覚で遊ぶゲームを変えている。切り替えはさすがに一瞬とはいかず、セーブデータをロードするぐらいの時間は必要なようだが、何度見ても衝撃的だ。

 リリースによれば、ゲームの状態は、SSDに直接保存されるため、電源を切ったり、再起動したり、システムアップデートが掛かっても、その状態はそのまま保持されるという。Xboxゲーミングをさらに進化させる「クイックレジューム」。PCを含めたあらゆるゲームプラットフォームでまったく実現できない画期的な機能で、使える日が楽しみだ。