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なんかちょっとエロい「ドルフロ」の「スオミ」ちゃんが届きました!はじめてのフィギュア購入レポート

凄まじい造形美に深淵の入り口を覗く

 青島文化教材社の「ドールズフロントライン 1/7 スオミ KP-31(以下、スオミ)」が編集部に届いた。

 ことの発端は筆者の大先輩でありホビー担当の「今後フィギュアを扱うなら絶対に購入して実物を見るべきだ!そして記事を書くがよい(意訳)」というひとこと。実は最近弊誌でフィギュアの記事がよく読んでいただけることもあって、自身でもフィギュアに興味津津だったのだが、筆者はフィギュアを見たことはあっても自分で買ったことがなかったのだ。確かにゲームで考えればプレイしてないのに偉そうに記事を書くのは論外だし、フィジカルなアイテムは触らなければわからないことがたくさんあるのだろう。

 というわけで、本稿では初めてフィギュアを手にして、写真を見るのとはひと味もふた味も違う素晴らしさとスオミの抜群の可愛さを味わった筆者が"はじめてのフィギュア購入レポート"としてその心境をお伝えしたい。

きましたスオミちゃん

いざ、見えている沼への第一歩を

 最近は弊誌でもフィギュアのニュースが人気で、「ニーアオートマタ」より「2B」のフィギュアや、「Re:ゼロから始める異世界生活」より「レム」のフィギュアなどがゲームのニュースの間隙を縫ってランキング入り……というより「2B」は並み居るゲームネタを抑えてかなり長いこと1位に君臨していたりする(12月18日現在)。

 ところが筆者は日々仕事でフィギュアのニュースを探したり書いたり、取材に訪れたフィギュア系のイベントで語彙力が低下するほどすんばらしいフィギュアに心奪われたりしながらも、先述の通りなんらかのフィギュアを購入する、というところまでは至っていなかったのである。

フレア「NieR: Automata 2B(ヨルハ二号B型)[DX版]」
タイトーのプライズ「Re:ゼロから始める異世界生活 プレシャスフィギュア レム~オリジナルサロペット水着 ver.~Special」
「メガホビEXPO」で取材したコトブキヤの「ジェネ(ステラメモリーズVer.)」。マジで可愛かった……

 フィギュアというのは意外と初めの1個を買うまでの心理的な壁が高めなアイテムだと思う。造形がしっかりしたものは新品で概ね15,000円前後、あるいはそれ以上という安くはないお値段だし、いざ買ったところでプラモデルのように組み立てて遊べるわけでも、アクションフィギュアのように好きなポーズを取らせて"ブンドド"で遊べるわけでもない。しかもいわゆる美少女的なフィギュアは部屋に設置しているところを見られたら、あるいは理解のない親兄弟や友人に後ろ指を刺されかねない。わりと超えるべきハードルが高いような気がする。なので興味津々なのは間違いないのだが、お財布事情がとか置く場所がとか言い訳しつつ、ずるずると今日まで来てしまったのである。

どれにするかめっちゃ悩んでさあ購入

 ちなみに、今回は"編集部が買う”という体(やったぜ!)になっているのだが、購入のチョイスは筆者に一任された。……しかし、いざ好きなものを買うがよい!と言われても悩んでしまうのが人の性。思い入れのあるキャラクターがいいか、はたまた知らないけれど造形に惹かれたものにすべきか……悩みに悩んでオンラインストアを仕事の合間にグルグルと巡ってみたり、ときには秋葉原での取材にかこつけてフィギュアショップを覗いてみたりした。色々と見ていると目が肥えていくもので、顔つきが目つきが体型が衣装が塗装が……と知識がないなりにより良いものが欲しくなる。その過程も実はかなり面白かったりしたのだが、最終的にキミにきめた!のが「スオミ」であった。

公式ページの写真。これだけでもう欲しくなるやつ

 「ドルフロ」ではキャラクターが一定以上ダメージを負うとグラフィックスが変わる、ド直球に言うと服が破れて大分イケない状態になるのだが、本フィギュアは「スオミ」のそんな重症イラストを立体化したものだ。「スオミ」はゲーム内ではその華奢な見た目に反して最前線でタンク役を担うキャラクターであり、高難易度コンテンツを攻略していたり、運が悪いとよくこの姿になる。それでいて上半身は制服とマントでガッチリガード、というある意味チグハグなダメージ表現が大変ソソるのである。

 そもそも「スオミ」はAnmi氏がイラストを担当した「ド-ルズフロントライン(以下、ドルフロ)」作中トップクラス(※独断)の可愛さを誇る戦術人形(=キャラクター)で、モチーフとなった銃「スオミ KP-31」がフィンランド製であることから、金髪碧眼でフィンランドの軍服風の衣装を纏い、サウナとヘビーメタルが好きな一方ロシア(旧ソビエト)が大嫌いと言った属性てんこ盛りの魅力的なキャラクターである。実装当初あまりのイラストのパワーに釣られて資材を次々と溶かしてなんとかゲットしたのはいい思い出である。性能的には……というところだが、そこは愛でカバーだ。よくよく考えたらこのフィギュアを買わない理由がなかった。

通常時のスオミさん(画像はゲーム内図鑑より)
重傷時のスオミさん(同上)。このイラストが素晴らしいフィギュアになりました

 というわけでスオミをポチリ。待望のスオミが編集部もとい筆者のデスクに到着したというわけだ。前置きが長くなってしまったがここからはフィギュアをじっくりと眺め回していく。ちなみに一部多少のエロスを含む写真も掲載するので、今職場でこっそりと見ていただいていたり、背後に人の気配を感じる場合はまた機会を改めて読んで頂くほうがよろしいかもしれない。忠告はしましたよ!

ブリスターに収まるスオミさん。本来は各パーツが厳重にビニールで梱包されているが、逸る気持ちを抑えられず撮影前につい剥いでしまった
靴から生えているピンを土台にセット
付属の銃と脱げたブーツ。銃は太ももに挟むようにしてセットして、ブーツは足元に転がして……
完成!

びっくりするほど可愛いスオミが目の前に。一瞬スケベ心が抜け落ちるほどの造形美

 さて、実際手元に届いたフィギュアは、想像通りのスオミであり、想像を超えるスオミだった。自分でも何を言っているのやらという感じだが、我々の知るスオミはゲーム画面やイラストという2次元であり、目の前にいるスオミはフィギュアという立体物である。前面はもとより、本来は拝むことができないはずの側面、背面と360度破綻なく作られたフィギュアは、想像以上に実在感を伴ったスオミだったのだ。

ご尊顔
斜め上から
後ろから。あっこれやばいやつ

 正直キャラクターへの愛着に加えて「尻尻尻尻尻尻」というスケベ心込みで本フィギュアを選んだのは否めない事実だが、いざ実物を目にすると、立体的になびく髪やボディラインに張り付くような衣装、はためく裾の表現、そして硬質な素材でありながらふんわりと豊かに広がったマントの表現と焦げたようなダメージの痕跡、そして何より二次元のはずのスオミの顔が立体で可愛らしく表現されていることに心底驚く。モチーフとなったイラストをイメージ通りにフィギュアで表現するというのがどれだけ難しいことなのかは、平面から立体に変わる過程で悪い意味で変身を遂げてしまう悲しい製品の例を見れば想像に難くないが、ことこのフィギュアに関してはただただ、可愛い。スオミ可愛い。めっちゃ可愛い。

カチューシャもきちんと再現
髪は複数のパーツで構成されているが、髪の分け目に沿って分割されており目立ちにくい作り
流れる髪の躍動感たるや
ピタッとした胸元に目が行きがちだが、腕に絡みつくマントの立体感も凄まじい
背後から見るとたなびく柔らかなマントと銃の硬質さの対比が味わえる。マントの焦げ感もいい感じだ
破れたスカートと、そこから覗く桃尻。眼福
タイツの裂け目から腿がムチッとはみ出している。どうやらかなりタイトなタイツの模様
タイツはホワイトなのだが、ふくらはぎ部分は伸びて肌色が強くなっている。この塗り分けの細かさに感心させられる
足裏のかかと、土踏まず、指の付け根が描くアーチ

 また、ゲーム内では全体的にツヤ感が表現されているが、本フィギュアはベルトなどの金属部分やカチューシャを除き全身マット塗装。これのおかげで、Anmi氏の描くふわりとした、線の薄い雰囲気が立体でうまく表現できているようにも思える。その効果は特に顔が顕著で、瞳の淡いブルーと虹彩、そして肌の柔らかな白さは、立体物なのに一瞬イラストと見紛うばかりである。美しい……。さらにゲーム内では目尻と眉がイラスト的表現で顔にかかる髪の"前"に描かれているが、フィギュアは立体物のためそれが髪に隠れるような形になっている。表情そのものはほとんど同じなのだが、これだけでもかなり見たときの印象が違うのが面白い。

金属部分のメタリック感がいい感じだが、やはり谷間に食い込むベルトに眼が吸い寄せられる。食い込んだボディ部分表現や服のシワの表現が素敵
色白な顔に映えるブルーの瞳。やっぱりスオミさん可愛すぎません?

 こうして夢中になってスオミを眺め回している姿は傍から見ると完全に怪しい人のそれだったかもしれないが、一瞬エロが頭から抜け落ちるほど夢中でディテールを具に観察する、というのは、フィギュアをその手にしたものの特権であり、これこそがフィギュアの喜びなのかもしれない、と思える。それを目の届くところにデン!と置いて好きなときに愛でるというのはまさに至福。今回自腹を切っていないのが痛烈に後ろめたく感じられるほどの素晴らしい体験を味わえた。

 ちなみに、スオミの重傷イラストは当然"前方"からのアングルで描かれている。まさかゲームで背後や下からのイラストを採用するわけもあるまいし、当然である。しかしこのイラストでははためき、破れたスカートの隙間からパンツが見えない。腰を回る帯(?)や紐らしきものも見えない。このことからファンの間では"スオミはパンツはいてない説"までもが浮上していた。

 フィギュアは360度眺め回せるのが素晴らしい、と書いたばかりなので、この神秘の空間に潜む真実を実証しなければならない。「これは仕事だから」、「どうしても確認しなきゃいけないから」と自分に言い聞かせつつスオミの下からカメラを……

はい、失礼しますね
んん
んんん……!

 前張り。少々煽って置きながら恐縮だが、実はこれは以前別の担当者が取材した「第59回 全日本模型ホビーショー」の青島文化教材社ブースでのインタビューで明らかになっていたことではある。しかし、いざ実物を目の当たりにすると「おやおやこれはこれは……」と思わず含みのある表情になってしまう。布のサイズからするともしかして出ちゃってるのでは?などと思ったりもするが、弊誌のポリシー上これ以上の言及は難しいので、あとはご想像にお任せする。なお、巷には"キャストオフ"なる仕様のフィギュアがあることを最近知ったのだが、スオミに関してはキャストオフできない剥がせない。きわどいながらも極めて健全なフィギュアだったので、どうかそこは安心してほしい。

1体目のハードルを超えるとあとは……とかくフィギュアは素晴らしい!

 あの憧れのキャラクターが、目の前に存在感を持って降臨し、好きなときに好きなだけ360度眺め回すことができる。フィギュアではその表情や立体感、衣装の美しさや表現力など、原案となるイラストがどのように立体で再現されているのかをその目で確かめることができるというのは、これまで知らなかった世界だった。

 現在スオミはシンプルに筆者のデスクの上に飾ってあるだけだが、既にミラー張りの展示用アクリルケースやクルクルと自動で回る回転台も欲しいなぁなどと思っていたり、製品のイメージカットよろしくジオラマ仕立てにしてみたり、背景を入れて写真を撮ったりしたら楽しそうだなぁなどと思っていたりする。また、日常の取材などではズームレンズを使って遠距離から写真を撮ったりすることが多いのだが、フィギュアはそれとはまた違った撮影の難しさがあって、素敵な写真を撮るためにカメラの腕を磨かなければと思ったりもした。ここからの沼は……深そうだ。

 何より恐ろしいのは、実際にスオミの完成度と、それを眺める喜びを知ってしまったが故にもう次のフィギュアが欲しくなってしまっている自分である。大ファンである漫画「五等分の花嫁」の「中野三玖」や、太ももが印象的すぎる「ライザ」など、ひとつを手にすれば満足するかと思いきや、次のブツに対する物欲が倍増してしまうから不思議なものだ。ちなみに、弊誌ではタイムリーに2019年最高の美少女フィギュアはコレだ!(コスチューム編)などという大変よろしい(?)記事も掲載しているので、もし美少女的なブツに興味がありつつ、まだフィギュアを手にしたことが無い方がいればぜひ参考にしていただきたい。

コトブキヤ「1/8スケールフィギュア 中野三玖」
Wonderful Works「ライザ(ライザリン・シュタウト)」

 フィギュアは製品の写真を眺めるだけでも十二分に楽しいが、実物にはそれ以上の楽しみがあることを今回の購入で体感した。仕事の合間に眺めるスオミは控えめに言って最高だし、なんなら仕事を放棄してずっと眺めていたくなるほど素敵なものだ。他のフィギュアにもそんな喜びがあるかと思うと逆にちょっと怖い気もするが、その先を見てみたい気もする。今後もし自腹レポートが上がることがあれば、どうかお察しいただきたい。

最後にもう一回美少女載せておきますね