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アイ・オー・データ機器、「父ノ背中」とのスポンサー契約を締結
新年会では23.6型で144Hz、HDR10対応のゲーミングモニター「LCD-GC242HXB」を展示!
2019年1月30日 11:00
アイ・オー・データ機器は1月29日、新年会を兼ねたプレス向けセミナーを開催した。
セミナーではアイ・オー・データ機器代表取締役社長の濵田尚則氏と企画開発部 部長の加藤光兼氏、販売促進課 課長の西田谷直弘氏が登壇。濵田氏からは新年の挨拶と共にアイ・オー・データ機器のこれまでの業績や今後の方針、加藤氏からは開発中の音声配信サービス「PlatCast」やゲーム市場に向けての取り組みが紹介されたほか、西田谷氏からはゲーム市場へのプロモーション活動についてが語られた。また、プロモーション活動の一環として、新たにマルチゲーミングチーム「父ノ背中」とスポンサー契約を締結したことが明かされた。
セミナーの中では「父ノ背中」とのスポンサー契約と、セミナー後の懇親会で展示されていた同社のゲーミングモニターブランド「GigaCrysta」の新製品「LCD-GC242HXB」がゲームに関するトピックスとして目を惹いた。
「父ノ背中」は「レインボーシックス シージ(ユービーアイソフト)」や「コールオブデューティ(アクティビジョン)」、「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)」などのFPSタイトルを中心に活動するマルチゲーミングチームで、大会での実績などその実力はもちろん、積極的なストリーミング配信や動画投稿によって多数のファンを抱える人気チームだ。
アイ・オー・データ機器はこれまでも「オーバーウォッチ(Blizzard Entertainment)」のプロゲーミングチーム「Green Leaves」や北陸のプロゲーミングチーム「TSURUGI TOYAMA」とスポンサー契約を結んでいたが、「父ノ背中」はチーム機材入れ替えの際、「GigaCrysta」シリーズの製品を導入したことを縁にスポンサードへと発展したのだという。なお、契約期間は1年間で、製品の使用や情報発信、定期的なファンイベントの共同開催に加え、製品へのアドバイス提供などが行なわれるということだ。登壇したチームリーダーのてるしゃん選手は、「製品の良さを伝えられるように頑張っていきます!」とその意気込みを語った。
懇親会にて展示されていた「LCD-GC242HXB」は、23.6型のフルHDパネルを採用した、最大リフレッシュレート144Hz、0.6msの応答速度(GTG、オーバードライブ時)を誇るゲーミングモニター。入力端子はHDMIを3端子、DisplayPort1端子を備えており、「HDMI1」端子への接続時にはHDR10信号入力にも対応する。FPSなど視野が目まぐるしく動くゲーミング用途にはもちろん、Ultra HDブルーレイプレーヤーなどに接続して映画を楽しむのにもうってつけの製品と言える。なお、出荷は2月中旬を予定しており、価格はオープン。参考価格は39,800円(税別)。
セミナーにおいて直接ゲームへの関わりは言及されなかったが、将来的に繋がりが生まれそうだと思ったのは「PlatCast」だ。こちらは音声配信に特化したサービスで、配信側はヘッドセットとマイクミキサー、Raspberryなどのローコストな機材、聴取側もQRコードをスマートフォンで読み取るだけで音声を聴取することができるというもの。動画ではなく音声に特化しているため、少ない遅延で多数の参加者にライブ配信を行なうことができ、さらに通信量も少なく、サービスの構築・運用費が安価であることがメリットとして挙げられる。
現状ではスポーツイベントなどで実証実験を行なっている段階だということで、サービスの開始時期は未定とのこと。サービスの内容からすると大会場でのeスポーツイベントなどでも効果を発揮しそうにも思えた。
セミナー後に製品展示とともに行なわれた懇親会では、余興として「ぷよぷよeスポーツ」を用いたトーナメント大会が行なわれたが、突如ゲストとして「ぷよぷよ」プロ選手のくまちょむ選手とKuroro選手が登壇。エキシビションマッチでその腕前を披露したほか、大会の解説や選手へのアドバイスを行なうというサプライズも行なわれた。