ニュース
「攻殻機動隊」のVRライド型アトラクションや「LITTLE PLANET × XFLAG」も登場!ダイバーシティ東京 プラザがリニューアルオープン
2018年11月2日 11:57
ガンダムユニコーンの実物大立像で知られる東京・お台場のダイバーシティ東京 プラザが2012年の開業以来初となる大規模リニューアルを敢行。11月2日より新規および改装店舗約40店を順次オープンしていく。
それに先立ち、11月1日には同施設を会場に、「リニューアルオープン内覧会」が開催され、今回の目玉とも言えるVRライド型アトラクション「hexaRide」や、東京に初出店となる体験型知育デジタルテーマパーク「Little Planet × XFLAG」などがメディアに向けて公開された。
日本初上陸のVRライド型アトラクション「hexaRide」
「hexaRide」は、台湾のブロージェントテクノロジーズが開発した室内型のアトラクションだ。同社が開発した「Q-Ride」というシステムにより、VR技術と最新ライド型アトラクションを組み合わせているところがポイント。最大12人が同時に搭乗可能で、各自が装着したヘッドマウントディスプレイに連動し、シートがダイナミックに揺動し、没入感の高いVRコンテンツを楽しむことができる。
このシステムで楽しめるコンテンツの第1弾は、「攻殻機動隊 GHOST CHASER」だ。ベネチア国際映画祭、シッチェス国際映画祭などといった映画祭のVR部門で正式招待され、高い評価を得ているVR作品「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Driver」の東弘明監督と、プロダクション・アイジーが映像を制作。「hexaRide」の機能を最大限に活かすべく、ブロージェントテクノロジーのモーションプログラミングチームとの度重なる検証を経て完成にこぎつけたのだという。
この日の内覧会は2部構成になっていて、第1部では、ブロージェントテクノロジーズの設立者兼CEOである歐陽志宏(オウヤンツウホン)氏らのテープカットやオープニングスピーチの後、この「hexaRide」の試乗会が行なわれた。
クザン共和国という国の国防大臣を草薙素子をはじめとする「公安9課」が護衛する、というのが、本作のストーリー。基本的には作中に登場するAI搭載の多脚型輸送車“ロジコマ”の視点で映像は進んでいくのだが、原作の設定を活かし、登場人物それぞれの視点、あるいはそのどれでもない映画的視点にとダイナミックに切り替わり、立体感と迫力ある映像を楽しむことができた。
体験できる映像は約8分。原作を知らなくても楽しめる作りではあるが、各シーンの描写の意味など、原作を知っていればより楽しめる作りとなっているのも確か。原作のファンであればかなり満足度の高いVR体験ができる。
なお、第2弾コンテンツとしてすでに「進撃の巨人」が製作中であることもアナウンスされた。「進撃の巨人」が完成した後は、「攻殻機動隊 GHOST CHASER」との併催になるそうで、時間ごとにふたつのコンテンツが交代で上映されることになるとのこと。料金は1人1,000円。身長100cm未満、7歳未満など利用制限も設けられているので、詳しくはWebページで確認してほしい。
大人も夢中になれる!? 知育デジタルテーマパーク「Little Planet × XFLAG」
プレースホルダが展開する「Little Planet」は、デジタル技術を駆使して“いつもの遊び場を未来の遊び場に進化させる”という、体験型知育デジタルテーマパークだ。期間限定で立川や赤坂で開催されたことはあったが、常設のものとしては新三郷のららぽーとにあるだけ。つまり、この「Little Planet × XFLAG」が都内で初の常設施設ということになる。
今回のダイバーシティ東京 プラザへの出店に関しては、施設名にもあるようにミクシィが展開するゲーム・映像事業の「XFLAG」とのコラボが実現。「モンスターストライク」のオラゴンをはじめとするXFLAGのキャラクターたちが随所にフィーチャーされている。さらに施設内のアトラクションなどのゲーム性向上や演出などの点でもXFLAGが持つ知見が提供されているそうだ。
今回の内覧会では、招待されたとある幼稚園の園児たちが体験しているなかでの取材となったが、どのアトラクションでも子供たちがとても楽しそうに遊ぶ姿を見ることができた。
園児たちがいなくなってから筆者もいくつかを体験してみたのだが、どれもよく考えられていて、大人でも驚きと発見があり、かなり楽しめるものばかりだった。特にスキャンされた塗り絵が画面のなかでバトルロイヤルを繰り広げるデジタル紙相撲「PAPER RIKISHI」、プロジェクションマッピングされた砂場で専用の道具を使って生物を探し出したり新たな地形を地形を作り出すAR砂遊び「SAND PARTY!」は秀逸。子供連れでないとなかなか入る機会はないと思うが、そのことがもったいないと思わせられる、そんな施設だった。
なお、料金はこども(0~17歳)が60分1,400円、延長15分が300円、大人(18歳以上)の場合は60分900円、延長15分が100円となっている。
フードコートでは新たに5店がオープン
筆者の場合、ダイバーシティ東京 プラザはライブハウス「Zepp Diver City」目的で訪れることが多いのだが、そのときに利用するのが2階のフードーコート。今回のリニューアルでは、フードコートにも11月2日より新たに5つの店舗がオープンする。
海鮮ひつまぶしの「築地虎杖 〆虎」、親子丼や唐揚げ丼の「親子丼TORIKAI EXPRESS」、豚バラ肉を大胆に使ったボリューム満点な丼で知られる「伝説のすた丼屋」、かつ煮とご飯が別盛りで提供されるかつ丼のお店「かつゑもん」、色とりどりの綿飴とタピオカミルクティやソフトクリームを出す「DECORA CREAMERY」と、その5店はバラエティも豊か。比較的ガッツリめのメニューが多い印象だ。さらに11月30日からはハンバーガーショップとカフェの2店がオープンするとのこと。
最後になってしまったが、今回のリニューアルは開業以来の大規模なものというだけあり、ダイバーシティ東京 プラザではさまざまなイベントも企画している。また、当稿で紹介していない新規店舗も数多い。リニューアルオープンの特設ページも用意されているので、ぜひそちらの情報も参照して欲しい。
©士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会