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【特別企画】これを読めば「ザンキゼロ」がわかる!ゲーマー心をくすぐるゲームシステムが満載!
第2回:ダンジョン探索とサバイバル生活に迫る
2018年7月6日 12:00
- 7月5日 発売
- 価格:
- PS4 7,200円(税別)
- PS Vita 6,800円(税別)
- 【エクステンド EDITION】
- 9,936円(税込、PS4版)
- 9,504円(税込、PS Vita版)
- CERO:D(17才以上対象)
「ダンガンロンパ」シリーズを手がけたスタッフが贈る完全新作サバイバルRPG「ザンキゼロ」がプレイステーション 4/PlayStation Vita用ソフトとして、7月5日にスパイク・チュンソフトより発売された。
独特な世界観が光る本作を今回プレイして気づいた、サバイバル生活を生き抜く手段を紹介していく。
【第1回リンク】
これを読めば「ザンキゼロ」がわかる!謎が謎を呼ぶ“極限状態”のサバイバルRPG
第1回:ゲームの流れはこうだ! 何度でもやり直すことができるクローン人生!!
潜って死んで蘇ってを繰り返していく、プレイするたび深みの出るゲーム性
人類最後の生き残りである8人の男女が生活するのは「ガレキ島」という名の孤島。この島がサバイバル生活の拠点となる。本作はガレキ島とダンジョンを行き来して、ミッションをクリアすることで物語が進んでいくチャプター形式をとっている。
まず初めに本作の軸となるダンジョン探索について触れていこう。ダンジョンは一歩足を踏み入れればそこには危険が溢れており、常に死と隣り合わせにある。ダンジョン内に巣食う敵からの襲撃や、スタミナ切れでの餓死など様々な危険を回避して進んでいかなければならない。
ダンジョン探索において真っ先に必要となるのが、敵から身を守る武器や防具だ。最初のダンジョンである「真白ガーデンタワー」ならば、建物に入る前の海辺を探索すれば、流木やビニール傘などの武器になるアイテムを拾うことができる。攻撃力はお世辞にも高いとはいえないが有ると無いとでは雲泥の差である。ダンジョンに潜る前に最低限の装備品を整えておくのが重要だ。
【ここがポイント!】
まずは武器と防具を揃えろ!
ダンジョンは4人1組でパーティを組んで探索していく。敵はダンジョン内を闊歩しており、こちらを発見すると襲い掛かってくる。こちらの攻撃方法は「通常攻撃」と「チャージ攻撃」の基本は2種類。
通常攻撃は連続で行なうことでパーティのメンバーが順々に攻撃を仕掛けていく。ただし攻撃後は「クールタイム」が発生し、一定時間攻撃ができなくなるので、仕留められなかった際はすぐに敵と距離をとり、再度攻撃ができるようになるまで安全に立ち回るヒット&アウェイが基本の戦い方となる。
攻撃ボタンを長押しすることで繰り出せるチャージ攻撃は、とても強力で戦闘ではかなり役立つ。チャージ完了後、さらにボタンを押し続けるとパーティメンバーも重ねてチャージを行ない「連携攻撃」を発動することもできる。4人での連携攻撃を食らわせれば、ある程度の敵なら一撃で倒すことができる。
1つだけ注意する点は、チャージ攻撃の溜め中はスタミナが大幅に消耗することだ。スタミナが0になると空腹状態となって徐々に体力が減っていってしまうので、スタミナの残りを気にしながら使っていかなければならない。
【ここがポイント!】
強力なチャージ攻撃だが、スタミナには気をつけろ!
いくら装備や食料を整えても、いつかは死んでしまう……そう、死から逃げられないのが本作の特徴である。このゲームに登場する人物はクローン人間であり、「比良坂サチカ」を除く全てのキャラクターは高速で老化が進み、わずか13日の経過で老衰死をむかえてしまう。ダンジョンは何階層にもなっている作りで、1つの階層を進むことで1日が経過する。ダンジョン攻略の途中で寿命がきて死んでしまうこともままある。
パーティメンバーが減ってしまうと戦力としてマイナスなのはもちろんのこと、ダンジョン内で回収できるアイテムを持つ人手が減ってしまうのもかなりの痛手である。メンバーの内3人以上死亡してしまった場合は無理に奥へ進むのではなく、一旦拠点に戻って体勢を立て直すのが賢明だ。余裕があれば来た道をそのまま戻り拠点に帰るのが望ましいが、スタミナの残りやパーティの体力に不安がある場合はメニューの中から「ベースに帰る」を選べば、復活するのに必要なポイント「スコア」を消費する代わりに一瞬で拠点に戻ることができるので覚えておこう。
【ここがポイント!】
仲間が死んだら、迷わず拠点に帰ろう!
どれだけ万全を期してもいずれは寿命により死んでしまうが、拠点にある「エクステンドマシン」を使えば幼年期の状態で復活させることができる。ただ復活して生後日数がリセットされるだけではなく、「シガバネ」というボーナスが発生する。シガバネボーナスは、死んだキャラクターの“死因に対する耐性”が付く。例えば毒で死んだ場合、シガバネボーナスを付けて復活すると毒の効果を受けにくくなる。いろんな状況で何度も死亡するほどに、復活時に様々なボーナスが付与され、まさに“死をバネ”にすることでキャラクターが強くなっていくのだ。
シガバネによるキャラクターの強化だけではなく、オーソドックスなレベルの成長要素もある。レベルが上がるとパラメーターの上昇に加えてSP(スキルポイント)が手に入る。SPを消費することで様々なスキルを修得することができる。攻撃力や防御力が上がる能力アップ系のものから、採取や釣りなどができるようになる補助的なものまであり、自分好みの方向性でキャラクターを育てることができる。
攻略の途中で一旦拠点に戻ってしまうと探索はダンジョンの入り口からのスタートとなってしまうが、ダンジョン内のマップは自動マッピングされているので迷うことなくサクサク進める。また、謎を解くことでショートカットのルートが生まれる場所もあり、再侵入もしやすくなる。
そして、スキルの修得と死亡と復活を重ねて得られるシガバネボーナスによって、初めは歯応えのあるダンジョンも次第に攻略が楽になっていくのが面白い。サクッと攻略を目指すのではなく、じっくりと繰り返し潜り、着実に奥へ奥へと進んでダンジョンを制覇していくのが本作の楽しみ方だ。
【ここがポイント!】
シガバネボーナスでキャラクターを強化! 難関ダンジョンもじっくり攻略
施設を充実させて、快適にダンジョン探索を進めよう
ここからは攻略に役立つ施設について紹介していこう。先で述べたキャラクターを復活させるためのエクステンドマシン以外にも、拠点にはゲームを進めるうえで役立つ様々な施設が存在する。
ゲーム開始時は島には何も無い状態からのスタートだが、探索で手に入れた素材とキャラクターの持つスキルを駆使することで様々な施設を建設できる。施設の解放により得られるメリットは大きいので積極的に建設をするのがオススメだ。
中でも早い段階であると重宝する施設が「倉庫」だ。倉庫があればダンジョンで拾ってきたアイテムを収納することができる。素材や食料など、すぐに使わないアイテムの保管にとても役立つのだ。
武器や防具などの装備品を作ることができる「工作室」もサバイバルには欠かせない。ダンジョンで拾える流木や錆びたナイフなどはそのまま武器にすることはできるが、ゲームが先に進んで敵が強くなるとパワー不足になってくる。
そこで工作室をつかえば、持っているアイテムを掛け合わせて新たな装備品を生み出すことができる。ゲーム序盤では流木とカッターを掛け合わせて作れる木刀や、コンクリート片と流木でできる石槍などが強力。手強かった敵もサクッと倒せるようになって爽快だ。
【ここがポイント!】
施設を作るときは、まずは「倉庫」と「工作室」を作れ!
ダンジョンで消耗した体力とスタミナを回復するのに使える施設が「寝室」だ。利用することで1日が経過してしまうが体力とスタミナをともに全回復できる。この日にちが経過するのを利用して、ダンジョン出発前にキャラクターを適正な年齢に調節することや、老年期に入ったキャラクターを老衰させて幼年期にリセットさせることもできるので、とても便利だ。
寝室ではただ休めるだけではなく、就寝する際に「ソイネマッチング」が行なえる。ソイネマッチングとは、その名の通りキャラクター同士を好きな組み合わせで1つの部屋でソイネさせることだ。ソイネで就寝させるとスタミナは回復せず、むしろ消費してしまうが、ソイネした双方のキャラクターはソイネ効果が付与されて様々な能力がアップする。
どんな能力がプラスされるかはソイネするキャラクターの組み合わせによって変わってくるので色々試してみよう。さらに同室のキャラクター同士が生涯初めてのソイネだった場合、通常よりもさらにソイネ効果が高くなる「ロストオーバージーン」が発生する。ダンジョン攻略を有利にする本作ならではの面白いシステム。ガツガツ利用するのがオススメだ。
始めは不自由なサバイバル生活も、施設を活用していくことでどんどん快適になってくる。この過程も本作の面白さの1つである。
【ここがポイント!】
キャラクター同士が一緒に寝る「ソイネマッチング」でパラメーターを強化!
本作特有の独特なシステムがゲーマー心をくすぐる!
今回はゲームを進めるうえで重要なサバイバル術を紹介してきた。本作特有の独特なシステムが数多く詰めこまれており、そのどれもが“噛めば噛むほど味が出る”ゲーマー心をくすぐる中毒性の高さを感じた。
システム面だけで見てもゲームに引き込む力を持っている作品なのだが、本作の注目部分はそこだけではない。「ダンガンロンパ」シリーズと同じく、“不鮮明な世界観”と“先の展開が読めないストーリー”も見所である。
接点の無い8人の男女が、なぜ人類滅亡後の世界に集められたのか……? そもそもキャラクターたちが住むガレキ島とは、本当に人類滅亡後の世界なのだろうか? 謎が謎を呼ぶ物語にも注目してもらいたい作品である。
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