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「ハースストーン」11.2アップデートを実装

6月13日にログインすると無料「ゴールデンクラシックパック」が入手可能

6月6日 実装

 Blizzard Entertainmentは、PC/モバイル向けデジタルカードゲーム「ハースストーン」11.2アップデートを6月6日に実装した。

 今回のアップデートでは、カードの処理についてのゲームメカニクスの修正が行なわれたほか、闘技場のドラフトも改善されている。

「時をかける酒場」スペシャルイベント

 6月11日から7月3日まで「時をかける酒場」が開催される。トキが時間線をこんがらがらせ、異なる現実同士がぶつかり合う酒場で、時系列カオスが体験できる。闘技場専用の28枚のスペシャルカードがドラフト可能になったほか、「時をかける酒場」の特別デイリークエストでは、ゴールドと魔素の両方がもらえる。

無料「ゴールデンクラシックパック」やお得な「即戦力バンドル」が登場

 6月13日にログインすると、ゴールデンカードが詰まった「ゴールデンクラシックパック」が無料で入手できる。さらに、クラシックと「妖の森ウィッチウッド」、「コボルトと秘宝の迷宮」、「凍てつく玉座の騎士団」、「大魔境ウンゴロ」の各パックが2個ずつ、合計10パックが入ったお得な「即戦力バンドル」も6月19日10時(北米時間)までの期間限定で登場する。「即戦力バンドル」は何度でも購入可能となっている。

ゲームメカニクスのアップデート

 「ハースストーン」では、カードの処理がより直感的に把握できるよう、イベント発生のタイミングが随時更新されている。今回修正された点について紹介したい。

 まず、召喚および手札からの使用に対するトリガーは、盤面の修正や雄叫びの効果を受ける前の、手札の状態の能力値を参照するようになった。

 例えば、「無貌の操り手」を、攻撃力5のミニオンを対象として手札から使用した場合、これからは「ジャングルの巨獣たち」のクエストカウントが進まなくなった。「無貌の操り手」の雄叫びは「ミニオン1体を選択し、そのミニオンのコピーに変化する」だが、「無貌の操り手」は本来の能力値、3/3と見なされるためだ。

 また、手札から使用されずに戦場に登場したミニオンに対し召喚トリガー(「~する度」または「~した後」)が発動する場合、盤面の修正が適用される前の状態を参照するようになった。

 例えば、「アジュア・ドレイク」が(手札から使用する以外で)召喚されて「ダイアウルフ・リーダー」の隣に置かれた場合、これからは「ジャングルの巨獣たち」のクエストカウントが進まなくなった。

 他にも、「選択」により変身するミニオンは、戦場に出る前に変身したものと見なされるようになった。「シェルシフター」を手札から使用して「5/3」に変身することを選択した場合、これは攻撃力5のミニオンとして、「ジャングルの巨獣たち」のクエストカウントを進めるようになっている。

 カード調整について、開発者が語る動画も公開されているので参考にしていただきたい。

【ジョシュ・ドリーカの炉辺談話:ゲームメカニズムのアップデート】

闘技場のアップデート

 レジェンドではないカードにはいくつか、レジェンドカードには2つ、「出現組み合わせ」が新たに追加された。新しい「出現組み合わせ」は、既存の組み合わせの中庸化をはかったもので、闘技場デッキのドラフト時に選択のバリエーションをより多くする目的で追加された。

 闘技場のドラフトとは、12勝または3敗するまでの1回の挑戦で使用するカードを「闘技場デッキ」に入れる、一連のプロセスのこと。ドラフトの最小単位は「ピック」で、表示される3枚のカードから1枚を選ぶ(=ピックする)ことを指す。カードを30枚ピックしたら闘技場デッキが完成する。

 これら新しい「出現組み合わせ」には、非常に強いカードや非常に弱いカードが含まれなくなっているため、それらのカードの出現率はこれまでの半分になる。

カード裏面デザインが追加

 6月と7月のランク戦で5回勝利すれば、それぞれ以下の「カード裏面デザイン」が手に入る。

【蒼き竜勢】
6月にランク戦プレイで5回勝利すること入手できる
【ライトフォージ製】
7月にランク戦プレイで5回勝利すること入手できる

 他にも、同一のヒーロー同士(デスナイトは除く)が対戦するミラーのあいさつにも、新しい感情表現が追加され、不具合修正およびゲームプレイの改善も行なわれている。詳細は公式ページ内の特設ページにて公開されている。