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「クラロワ」、日本プロチームに所属する全16選手を発表!

「クラロワリーグ」1stシーズンの概要も明らかに

4月24日 発表

 Supercellは、リアルタイム対戦型モバイルカード「クラッシュ・ロワイヤル(以下、クラロワ)」の公式eスポーツリーグ「クラロワリーグ アジア」の1stシーズンを4月27日に開幕する。

 開幕に先駆け、「クラロワリーグ アジア」1stシーズンの概要、及び日本のプロチーム「DetonatioN Gaming」、「FAV gaming」、「GameWith」、「PONOS Sports」に加入するプロ選手16名の発表会が行なわれた。

 発表会では各チームの監督と代表選手2名が登壇。チームの方針と、これからプロとして歩んでいく選手たちの意気込みが語られた。

「クラロワリーグ アジア」の開催概要を公開!

「クラロワリーグ アジア」について説明するSupercell eスポーツアジア担当の殿村 博氏

 「クラロワリーグ」は北米、ヨーロッパ、中国、ラテンアメリカ、そしてアジアの各地域に設置されるリーグで、日本が所属するのは「クラロワリーグ アジア」となる。「クラロワリーグ アジア」4月27日の開幕から約4カ月に渡って開催され、日本の初戦は4月29日を予定している。

 「クラロワリーグ アジア」の1stシーズンでは、まず「シーズン戦」として同じくリーグに所属する韓国、東南アジア諸国との計12チームで約70試合の総当たり戦を行ない、各地域の1位を決定。1位チームは「世界一決定戦」への切符を争う「プレイオフ」に出場することができる。

「クラロワリーグ アジア」に属する日本、韓国、東南アジアの12チーム

 「プレイオフ」は計4チームによる勝ち抜きトーナメントとなっており、各地域の1位で計3枠、残りの1枠は「ワイルドカード」として全体順位4位から7位のチームによるトーナメント戦で1位になったチームに与えられる。各試合の概要は下記の通り。

シーズン戦

・勝利条件:下記の2セット先取(最大3セット)により、勝敗を決定する。なお、「ワイルドカード」トーナメントの勝利条件もシーズン戦と同様となる。

□第1セット:1対1の試合を2ゲーム先取で1セット獲得。
・試合形式は1対1。
・出場選手はチーム内から1名。
・両出場選手はお互いに1枚BANカードを指定する(ゲーム間でのBANカードの変更は無し)。
・BANカード公開後2分間のデッキ変更タイムが与えられる。
・ゲーム間のデッキ変更は勝敗に関わらず可能。
・ゲーム間のデッキ変更タイムは2分とする。
・引き分けの場合は再試合を行なう。
・2ゲーム先取で勝利(1セット獲得)。

□第2セット:第1セットに出場しなかった選手による「協力バトル」で、2ゲーム先取で1セット獲得。
・試合形式は2対2。
・出場選手はチーム内から2名を選出(自動的に1セット目に出ていない選手2名が出場となる)。
・両チームはお互いに1枚BANカードを指定する(ゲーム間でのBANカードの変更は無し)。
・BANカード公開後2分間のデッキ変更タイムが与えられる。
・ゲーム間のデッキ変更は勝敗に関わらず可能。
・ゲーム間のデッキ変更タイムは2分とする。
・引き分けの場合は再試合を行なう。

□第3セット:1対1の試合を2ゲーム先取で1セット獲得。
・基本的なルールは第1セットと同様。なお、第1セット、第2セットを先取している場合、第3セットは行なわれない。

「プレイオフ」

・勝利条件:「シーズン戦」と同様に3本先取。いずれかのチームが3セット選手した時点で終了となる。

□第1セット~第3セット:「シーズン戦」と同様。

□第4セット:第3セットと同様(※第3セット目に出場した選手は選出不可)。

□第5セット:1対1の勝ち抜き戦を3ゲーム先取で1セット獲得。
・試合形式は1対1による勝ち抜き戦(3ゲーム先取)。
・出場選手は4セット目終了後に選手全員の出場する順番を提出する。
・両出場選手はお互いに1枚BANカードを指定する(ゲーム間でのBANカードの変更は無し)。
・BANカード公開後2分間のデッキ変更タイムが与えられる。
・ゲームに敗れたチームは次の選手へと交代する(勝利したチームの選手はそのまま)。
・ゲーム間のデッキ変更は勝敗に関わらず可能。
・引き分けの場合は再試合を行なう。
・ゲーム間のデッキ変更タイムは2分とする。

各チームのプロ選手計16名が発表!

 日本のプロチームとして出場するのは「DetonatioN Gaming」、「FAV gaming」、「GameWith」、「PONOS Sports」の4チーム。チームメンバーの発表と共に各チームの監督と代表選手2名が登壇し、チーム方針とその意気込みを語った。

DetonatioN Gaming

左からkoo選手、Lewis選手兼監督、まつもとん選手、ピラメキ選手

 他のタイトルにおいて世界大会出場経験も豊富な「DetonatioN Gaming」の所属プロはLewis選手、koo選手、ピラメキ選手、まつもとん選手。監督は選手と兼任のLewis選手。

 この日登壇したのはkoo選手とピラメキ選手の2名。koo選手は16歳の最年少プロであり、最多トロフィーは6396、現在のローカルランキング1位。「自分がやるべきことをしっかりやります。最年少ということで、未来の16歳の目標となれるよう頑張ります」とコメントした。

 ピラメキ選手は「koo選手のような実績はありませんが、これから作っていこうと思います。初戦までの残りの日々でチームメイトと練習を積み重ね、本番に全力で挑んでいきたいです」とその意気込みを語った。

「選手とみんなで一体となって成長していけるようなチームにしていきたい」と語るLewis監督兼選手(右)

FAV gaming

左からけんつめし選手、焼き鳥選手、RAD選手、Oz選手

 Gzブレインのeスポーツチームであり、「Fun and Victory(楽しんで勝つ)」からその名をつけた「Fav gaming」。過去のイベントの実績を元にプロとなった特別選手を2名獲得しており、所属選手は特別選手のRAD選手とけんつめし選手、及びOz選手、焼き鳥選手。監督を務めるのはファミ通App編集部のおこめちん氏。

 登壇したのはけんつめし選手とRAD選手の2名で、チームのキャプテンを務める傍ら配信にも取り組むけんつめし選手は「クラロワ 日本一決定戦」の5月大会で優勝を収めており、「クラロワ アジア大会」では3位タイの経験がある。「チームのキャプテンとしてチームをサポートするのはもちろん、『クラロワリーグ』によって『クラロワ』そのものも盛り上げていきたい」とコメントした。

 「自分の力を存分に発揮し、チームを世界一に導きたい」と語るRAD選手は現在大学生で、今後は兼業プロゲーマーとして活動する。最高ゲームランキングは世界7位で、「クラロワ日本一決定戦」においても6月から8月の3大会を優勝で飾った経験がある。

「"世界一"を目指すことができる千載一隅のチャンスを生かしたい。また、長いシーズンを常にポジティブに戦っていきたい」と語るおこめちん監督(右)

GameWith

左からKK10212選手、shun選手、ユイヒイロ選手、アマテラス選手

 ゲーム情報メディアの運営や動画配信を行なう「GameWith」傘下のeスポーツチームで、所属選手はアマテラス選手、ユイヒイロ選手、KK19212選手、shun選手。

 登壇したアマテラス選手は、「クラロワ 日本一決定戦」2位、「クラロワ 世界一決定戦」ではベスト16の戦績を誇る。「世界大会の経験を生かして、チームを引っ張っていけるように頑張りたい」とした。

 shun選手は「プロになれたことを本当に嬉しく思います。勝利を目指すことはもちろん、観ている人たちや自分たちも楽しみながらプレイしていきたい」と語った。

「非常に若い選手が多いので全力でバックアップして、緊張を少しでもほぐしていけるチームにしたい」と語る大庭仙充監督(右)

PONOS Sport

左からライキジョーンズ選手、みかん坊や選手兼監督、天GOD選手、フチ選手

 「ゲームが上手いことに価値を」、「ゲームが本職でない人も」、「共に成長」、「最後まで諦めない」、「エンターテイメント」、「皆から愛されるチームへ」の6つをキーワードとするPONOS Sport。特別選手としてみかん坊や選手兼監督とフチ選手の2名、および天GOD選手とライキジョーンズ選手が所属する。

 フチ選手は「クラロワ 日本一決定戦」での優勝経験があり、「クラロワ 世界一決定戦」にも出場経験がある。しかし、そこでの1回戦敗退という苦い経験をバネに、「頼もしい仲間たちとともに、世界へのリベンジを果たしたい。今度こそよい結果を日本に持ち帰れるように頑張りたい」と語った。

 「クラロワ」のローンチ当初からプレイしており、「最強クラン決定戦」にも2度の出場経験を持つライキジョーンズ選手は、「クラロワリーグでプロとして活動する以上、このメンバーと勝ちにこだわって世界で活躍できる選手になりたい」とコメントした。

「チームを組んで世界を目指すのは初めてなので、チーム一丸となってともに成長していきたい。まず自分たちが楽しむことを第1に、観ている人にも楽しみを伝えていきたい。最後まで諦めずにに戦う覚悟はできている」と語るみかん坊や監督兼選手(右)
Supercellの殿村氏と、日本を代表するプロとして戦うことになる4チームの監督、選手たち。これから世界一の称号を目指しどのような戦いを見せてくれるのか、楽しみだ

【お詫びと訂正】掲載当初、「FAV gaming」について誤った画像を掲載していました。関係者の方々にお詫び申し上げるとともに、訂正させていただきます。