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【WF2018冬】FREEing「犬神家の一族 犬神佐清」「円山応挙 幽霊図」など、日本の恐怖をfigmaで再現
2018年2月19日 17:15
2月18日に幕張メッセで開催された「ワンダーフェスティバル2018冬」の「WONDERFUL HOBBY LIFE FOR YOU!! 27」ブースの一角に、FREEingが手掛ける商品のコーナーが設けられていた。
昨年夏のワンフェスに出展し、一部で大きな話題となったfigma「多治見要蔵」(1977年公開「八つ墓村」より)に続き、同じ「金田一耕助シリーズ」より「犬神家の一族」の「犬神佐清」の原型が公開され、商品化検討中ということが明らかになった。
同作劇場版冒頭の遺言公開のシーンの着物に白いマスクという姿をイメージ。さらに映画を象徴するシーンで、ネット界隈で「スケキヨ」と呼ばれる、湖から突き出た両足も立体化。また付属品としてマスクに手をかけて脱いでいるときのシーンを再現する頭部の再現も検討中だそうだ。アクションフィギュアとしての存在感はもちろん、ネタとして楽しむディスプレイにも重宝しそうなフィギュアである。
企画担当は弊誌「figma バーチャファイター」のインタビューで話を聞いたFREEingの錦織敬樹氏。同氏はこれまで「figma レッドピラミッドシング」や「魔王マーラ」など、ホラーテイストのフィギュアも手掛けていて、「多治見要蔵」や「犬神佐清」もその延長上で、日本ならではの怖さを演出したフィギュアとなっている。
また「テーブル美術館」のシリーズにも、同様に日本古来の恐怖を強調した「figma 円山応挙作 幽霊図」が出展された。江戸時代の画家、円山応挙の「返魂香之図」と「幽霊図」という、足のない日本独自の幽霊の絵画を立体化している。会場に展示されたのは前者の姿だが、パーツの差し替えで後者も表現できる仕様となるようだ。何も描かれていない掛け軸の前に配置することで、本当に画から出てているたように見え、書かれているのが幽霊だけに、恐怖感が際だっているのも面白いところだった。
そしてFREEingのもう一つの大きなラインナップである、様々なキャラクターをバニー姿で発売する「B-style」では、「DEAD OR ALIVE Xtreme 3」や「サクラ大戦」、「艦隊これくしょん -艦これ-」などのキャラクターが新たに立体化される中、「テンカウント」の「黒瀬陸」は、男性キャラクターのバニーフィギュアとして企画され、女性ファンの注目が集まった。サイズは1/8と他の「B-style」の約半分となるが、価格も含め購入しやすい設定となっている。同作の「城谷忠臣」も企画中とのことで、女性ファンの心を掴むラインナップとして今後の展開にも期待がかかる。