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ウォーゲーミングジャパン、「World of Tanks」1.0の内容を公開!

新たなエンジン、クライアントの統合。「WoT」が生まれ変わる

12月20日 開催

 ウォーゲーミングジャパンは12月20日に開催したプレスカンファレンスにて、PC用オンラインタンクバトル「World of Tanks」の2018年3月実施予定のアップデート「1.0」についての情報を公開した。

 「1番大事なアップデート」として発表された本アップデートにおける最大の変更は、新たなグラフィックスエンジン「CORE Engine」が搭載されることだ。社内製のエンジンで、「WoT」にピッタリなエンジンに仕上がったという。そこでグラフィックス、サウンドなど様々な面で変革が行なわれるため、これまでアップデートを行なってきた「0.x.x」から「1.0」へと進化するのだ。

大きく生まれ変わる「WoT 1.0」。グラフィックス面の進化とは

 従来グラフィックスとの違いは、よりリアリスティックに見せるために破壊可能なオブジェクトを追加する。物理演算も導入し、塀や建物の崩壊もリアルに描画される。このとき公開されたトレーラーでは石積みの塀が崩れ、ゴロゴロとがれきが転がる様子もみられた。

 さらに29のマップもHD化され、車輌のグラフィックもさらにリアルに変化する。詳細な山などの背景の地形も描かれるようになり、より没入感が高まるように変わる。「単純に綺麗になるだけでなく、今までとは全く違う印象のゲームに生まれ変わる」アップデートのようだ。

 そして、このアップデートでゲームシステムや要求スペックが変わらないということも発表された。エンジンは刷新され、今まで公開されていた「SDクライアント」と「HDクライアント」も統合される。さらには物理演算も導入され、ゲーム体験は全く新しいものに生まれ変わるにもかかわらず、大きなゲームシステムの変更や要求スペックの向上は行なわれない。

 「WoT 1.0」では、標準画質の「SDクライアント」と高画質の「HDクライアント」が統合される。代わりにグラフィックスの設定がより容易に、柔軟に調整可能になり、最小スペックでのゲームプレイも可能なまま車輌の詳細なディテール表現や美麗なグラフィックスなど、”見て欲しい部分”を楽しめるようになるという。高性能なゲーミングPCなら設定を引き上げ、4K画質も使用可能になる。

シチュエーションに応じて変わるBGMを搭載

 ミュージック面では、「アダプティブ・ミュージック」としてシチュエーションに応じて変わるBGMを搭載すると発表した。たとえば戦闘が開始したばかりの雰囲気や残り人数が少なくなり緊迫した状況など、同じ曲でも状況や雰囲気を伝えるようなBGMを目指して開発が進められている。現在開発された楽曲は40種以上としており、各国のミュージシャンとコラボし、ゲームバランスに合った楽曲になるとしている。

ベンチマークソフトのリリースも決定

 「WoT 1.0」の挙動をテストするソフト、「World of Tanks ENCORE」のリリースも発表された。海外版は12月24日より配信され、日本語ローカライズも予定されている。自分のPCのスコアのような情報を確認でき、グラフィックス設定の確認が可能なソフトとなる。