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【ホビーショー】京商ブースでラジコンに“乗れる”! 筐体システムで新感覚を体験せよ
ラジコンにカメラを取り付ける「オンボードモニター」が世界を変える
2017年9月30日 12:00
京商ブースは長蛇の列確実のシステムがある。「KYOSHO RC RIDE-ON SYSTEM 4D」は、アーケードゲームの様な可動筐体で、このシステムでラジコンを「運転」できるのだ。正面のモニターにはラジコンの“視界”が映し出されており、アクセルとブレーキ、ハンドルでラジコンカーを運転できる。会場ではもちろん体験可能で、見ているだけで待機列に並びたくなること請け合いである。
この運転システムで会場内の特設コースをドライブできる。デコボコ道も用意されており、底を走ると筐体が激しく揺れる。運転がうまくいかない場合は、サポートの人がプロポで補助をしてくれるので安心である。誰もが楽しく「ラジコンを運転する」という新しい体験を楽しむことができる。
今回のこのアトラクションを可能にしたのが11月発売予定の「KYOSHO オンボードモニター」というシステム小型のカメラとプロポに取り付ける液晶モニターのセット。カメラ用のバッテリーも付属し、価格は14,000円(税別)。2.4GHzの無線通信でモニターに映像を送る。小型のため全長18cmの小型ラジコン「ミニッツ」シリーズにも搭載可能だ。
元々本システムは「ドローンレーサー」用に開発されたもので、こちらはバッテリーなしでさらに安価に入手できる。フレームレートは30fpsで、会場ではwi-fiに干渉している性でちょっとカクついていることもあったが、京商ならではの新しい挑戦として注目したい。
もう1つの注目は“老舗”である京商ならではの「復刻ラジコンバギー」だ。1980年代後半にはラジコン、特にラジコンバギーの大きなブームが起きた。京商とタミヤはその中心としてブームを牽引していたのだが、京商はその当時のモデルを最新技術でリファイン、好評を得ているのだ。今回は会場で「ジャベリン」をデザインしたAKIRA KOGAWA氏に話を聞くことができた。
ジャベリンは1986年に発売されたRCバギー。パイプフレームで構成された野性味溢れるバギーをモチーフとしており、人気を集めた。今回発売される「ジャベリン」は特に内部素材を一新、現在の技術により大きく性能アップしている。当時は実現できなかった小型の大出力モーターに対応するため、ギアの素材を変更、ギア比のチューンも行なっている。ボディのウィングなども素材の強度が変わっている。ダンパーなども一新されており、昔のデザインを踏襲しながらも、最新技術が惜しみなく投入されたマシンとなっているという。
京商ブースでは他にも様々な最新マシンを見ることができる。デモンストレーションや体験コーナーも充実しており、来場者を楽しませてくれる空間として注目である。