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【全日本模型ホビーショー】京商、「ドローンレーサー」を発表
操作をシンプルに、レースを楽しむための「次世代のラジコンカー」
2016年9月24日 14:57
今回の「全日本模型ホビーショー」で話題を集めたのが、京商の「ドローンレーサー」である。京商はブース内に専用のコースを作り、京商の代表取締役社長鈴木明久氏による発表会が行なわれた。
「ドローンレーサー」のボディはレーシングカーのようで、後ろにはウィングがある。期待の側面に4つ配置されたプロペラで浮き上がり、滑空する。鈴木氏は本商品を「次世代のラジコンカー」と表現した。「ドローンレーサー」は、現在“ドローン”と呼称される、クアッドコプターラジコンとは全く違うものだというのだ。
それは「ドローンレーサー」が提示する方向性にある。「ドローンレーサー」はハンドルと銃型引き金のスロットルがついたラジコンカー用送信機(プロポ)で操縦する。その操作はラジコンカーそのままで、操縦者はラジコンカーと同じ感覚でプロポを操る。高度はあらかじめ設定された2パターンから選択でき、コントローラのスイッチで切り替えられる。設定されている高度は30cmと60cm。こちらの設定は、PCのソフトで切り替えることができる。
ヘリコプタータイプの従来型ドローンとは大きく操作性が異なる本商品のコンセプトは「次世代のラジコンカー」であると鈴木氏は何度も強調した。「ドローンレーサー」は従来のラジコンカーのように走る場所を選ばない。泥地でも、水辺でも草むらでも地上のコンディションに左右されることがなく、スペースさえあれば気楽に滑空させ、レースを楽しむことができる。
「ドローンレーサー」は通常のマックススピードは30km/h。速度重視のセッティングにすると34.5/hにすることも可能だという。オプションパーツでのセッティングも可能で、コーナリングなどでのテクニックも追求できる奥深さも持っている。また、本体重量は130gで、航空法の規制対象外。プロペラにものが当たったときや、一定以上の傾きになると動作を止める安全対策も行なっているという。
発表会ではさらに機首に取り付けることができるカメラユニットや、カラーリングを楽しめるスペアパーツなども明らかになった。「ドローンレーサー」は11月25日発売予定で、価格はプロポやスペアプロペラもセットで、26,000円(税別)。カラーリングは「ダイナミックホワイト」と、「フォースブラック」。11月6日までに予約すれば、スペアバッテリーがついてくるキャンペーンを開催中だ。