トイラジコンに新風！　「NIKKO KYOSHO EGG」誕生

　東京おもちゃショー初出展となった「NIKKO KYOSHO EGG」。2016年1月に設立された新会社で、香港のトイステートと、京商の共同出資会社となる。ホビーラジコンメーカー京商のユニークラジコンブランド「KYOSHO EGG」と、トイラジコンメーカーの老舗「NIKKO」が協力した新会社で、今後オリジナルブランドのラジコンや、海外メーカーの代理店として商品を展開していくという。

「マックストラックス」は、最高時速14kmで高速走行する

高性能のホビードローンも展開

　ジャイロ機能や、バッテリーの高出力、省スペース化などでトイラジコンの需要は上がっている。NIKKOならではの商品の耐久性と簡素化を突き詰めた送信機などのデザイン、本格ラジコンの京商ならではの高出力のモーターやバッテリーと、「NIKKO KYOSHO EGG」は、2つのメーカーの強みを大いに活かした商品を展開していく。トイラジコンには難しかったハイパワー、本格ラジコンならではのハードルの高さを緩和した商品を見ることができた。

　「マックストラックス」は、最高時速14kmという本格ホビーラジコンに負けない高速移動を実現したキャタピララジコン。本体はバッテリーを使い、力強く高速の走行が可能になっている。今回は動画を用意したが、クローラーを使った走行は四輪車とはひと味違ったどっしりした安定性があり、それでいながらきびきび動く。2016年夏発売で価格は6,480円(税別)。

　もう1つの注目商品が「パポライザー2」。巨大なタイヤを装備したバギーカーで、完全防水により陸と水の上を自由に走行する。地上では片輪を前進、片輪を後進させることで戦車のような“信地旋回”を高速で行なう高速スピンが可能。こちらも2016年夏発売予定で、価格はオープンプライス。1周り小さくカジュアルな「ナノ・パポライザー2」も発売される。

　このほかにも空撮可能なクアッドコプター、本格的なオフロードラジコンのパワーを持ちながら、トイラジコンの手軽さを持つバギーなど様々な新製品を予定している。大型の工作作業車の玩具や、ホットウィールのラジコンなど様々な商品を出展していた。今後ユーザーの間で存在感を増しそうなメーカーだ。

【NIKKO KYOSHO EGG】

今後様々なラジコンを販売していく