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スクウェア・エニックス謎の新作「LEFT ALIVE」が明らかに

3人の主人公が織りなす、“フロントミッションの系譜”を継ぐサバイバルアクション

9月21日~24日 開催

会場:幕張メッセ

左から順に、本作のプロデューサーを務める橋本真司氏、キャラクターデザインを手がける小島プロダクションの新川洋司氏、ディレクターの鍋島俊文氏

 東京ゲームショウ2017の開幕に先駆けて開催された「2017 PlayStation Press Conference in Japan」にて発表されたスクウェア・エニックスの新規タイトル「LEFT ALIVE」。本作がどのようなゲームなのかを紹介するスペシャルステージが行なわれた。

 ステージに登場したのは、本作のプロデューサーを務める橋本真司氏、キャラクターデザインを手がける小島プロダクションの新川洋司氏、ディレクターの鍋島俊文氏の3人。

 まず、橋本氏から本作制作のいきさつが語られた。橋本氏はそもそもスーパーファミコンで1995年に発売された「フロントミッション」からの、「フロントミッション」シリーズのプロデューサー。「LEFT ALIVE」も当初は「『フロントミッション』シリーズの新作を作ろう」という考えから進めたそうだ。

 このとき、「メタルギア」シリーズのフィギュアをスクウェア・エニックスが販売している経緯があり、その監修として交流のあった小島プロダクションの新川洋司氏に、「フロントミッション」シリーズ新作のデザインをお願いしたのだという。

 そしてフロム・ソフトウェアにて「アーマードコア」シリーズを手がけた鍋島氏がフロム・ソフトウェアを退社するという話を聞きつけた橋本氏が声をかけたのだそうだ。

 こうして揃った今作の座組だが、ここで橋本氏は「このメンバーなら、新しい意欲的な作品にしてもらいたい」と、「フロントミッション」シリーズの世界感を受け継ぎつつの新規タイトルとして、タイトル名を「LEFT ALIVE」にしたということだ。

 ちなみに最初に公開されたティザーPVでも、本作が「フロントミッション」の系譜を継ぐ作品であることのわかるヒントがあったのだという。

 ひとつは最初のホテルのロビーらしき通路の場面。壁に飾られている絵が、「フロントミッション」の舞台だったハフマン島だった。また、都市が瓦礫と化しているシーンでは、「フロントミッション」に登場した企業のロゴがチラホラみられる。

ハフマン島の絵画、企業のロゴなど、「フロントミッション」の系譜を継ぐタイトルであることがPVには隠されていた

 キャラクターデザインについても触れられた。ロゴイラストにいる3人のキャラクターはいずれも主人公なのだという。それぞれに立場の異なる3人が戦場で、生き残りをかけた戦いを繰り広げていく。

 鍋島氏いわく主人公の3人は、「おじさん、お姉ちゃん、イケメン」。主人公の1人である寡黙なおじさんは複雑な背景を抱えているキャラクターになっているという。また、女性キャラクターは元軍人であり現在は警察官という経歴の持ち主。

3人の主人公の1人、複雑なバックボーンがあるという男性。新川氏としては描きやすい設定のキャラだったという。一方で、若いイケメンの男性は苦戦したのだとか

 現在開発中のゲーム画面も紹介された。画像はいずれも操作キャラクターの姿が見えている、いわゆるTPS視点。銃を持ち、敵兵やヴァンツァーから身を隠している様子がわかる。鍋島氏いわく本作はアクションゲームであり、中心となるのは人間になるそうだ。

 謎に満ちた新規タイトル「LEFT ALIVE」。その姿がわずかながら見えたスペシャルステージとなった。なお、この日初めて公開された「LEFT ALIVE TGS2017 Trailer」がYouTubeにて公開されているので、そちらもぜひご覧頂きたい。