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「UBIday 2016」、「ウォッチドッグス2」の魅力が明らかに!

遠隔操作にデータ改ざん、街の全てをハッキングせよ!

11月3日開催



会場:ベルサール秋葉原

 ユービーアイソフトは、11月3日、東京・ベルサール秋葉原にてゲームの試遊イベント「UBIday 2016」を開催した。イベントではユービーアイソフトの様々な最新タイトルを試遊できるだけでなく、多彩なイベントも開催された。

 今回の大きな目玉は12月1日発売予定のプレイステーション 4/Xbox One/PC用アクション「ウォッチドッグス2」だ。「UBIday 2016」ではデモプレイと、イベントが行なわれた。

他人の情報を改ざんし、マフィアの抗争も誘発できるハッキング

 会場では大型モニターと、デモプレイで「ウォッチドッグス2」をアピールしていた。プレイに合わせて説明役のスタッフがユーモアたっぷりに解説を入れゲームを紹介していた。「ウォッチドッグス2」はサンフランシスコ周辺を再現した広大な地域を舞台としており、ある事件で犯罪者と誤って認識されてしまった主人公・マーカスがハッキングの世界へ深く入っていくこととなる。今回のデモプレイでは、このハッキングにフォーカスされた要素を見ることができた。

会場では非常に注目度が高かった
ハッカー集団「デットセック」のコスプレも

 マーカスはスマホを使って周囲の人の情報を読み取るだけでなく、様々な機器を遠隔操作することが可能だ。スマホを取り出すとそこから線が延び様々な対象と結ばれる。繋がったものはハッキングができる。例えば走っている車にスマホを向けハッキングすれば、ハンドルやアクセルを遠隔操作して意のままに操ることができる。止まっている車を急発進させることも可能だ。街中で走っているときに前の車を次々に暴走させ、自分の前の道路から車をどけてしまうこともできる。

 そして他人のスマホの内容を見るだけでなく、個人のデーターベースをハッキングし、個人情報そのものを書き換えてしまうことも可能だ。目の前の人のデータベースに「指名手配犯だ」という情報を入力してしまえばいきなり警察がその人の周りを取り囲み、逮捕させてしまうこともできる。

 また、今作ではクアッドコプターや車型の「ドローン」を活用し、そのカメラを通じてのハッキングもできる。飛行型ドローンを使えば建物を上空から偵察でき、さらに空調ファンなどの機器を暴走させて電磁パルスを発生させ、周囲にいる人間を気絶させることもできる。走行型ドローンはマーカスが入り込めない狭い場所に入り込むことができるし、収納用スペースに現金や目標となるアイテムを入れて奪うこともできる。

 今作のマップは“支配地域”が設定されている。ゲーム内のサンフランシスコ周辺はマフィア達に支配され、その地域を奪い合っているという。マーカスはこの戦いにもハッキングで干渉する。隣接している支配地域に誤情報を流し込み、あたかも敵対勢力が殴り込みをかけているような情報を流し込むことで、反撃を誘発させ本格的な抗争まで発展させるのだ。その騒ぎに乗じてマーカスは走行型ドローンを駆使して建物に潜入、見事に目的のモノを入手することができた。

 このほかマーカスの「セーフハウス」がマンガ喫茶のようなカフェの隠し部屋にあり、服装などを選べる要素や、ミッションでの協力者の紹介などが行なわれた。前作とはひと味違った軽くて明るいノリと、応用力が強く強力なハッキング能力をまざまざと見せつけるデモプレイだった。

【デモプレイで魅力をアピール】
ドローンも活用し、ハッキングはより多彩に
様々なアプリや、服装の多さもアピール

おもしろプレイ連発、自由度の高さを楽しむ

 ステージイベント「『ウォッチドッグス2』 日本語プレイ!」では発売に先がけ、日本語版でのデモプレイが行なわれた。出演はGeroさん、能登有沙さん、Karasuさんで、ユービーアイソフト広報の福井蘭子氏の鋭いツッコミのもと、Karasuさんがゲームをプレイしていった。

右から、Geroさん、能登有沙さん、Karasuさん、広報の福井蘭子氏
Karasuさんはマーカスに「散歩に行くおじいちゃん」のような服装をチョイス

 最初に福井氏により説明されたのは「ウォッチドッグス2」のストーリー。前作「ウォッチドッグス」は巨大企業ブルーム社が開発した都市管理オペレーティングシステム「CTOS」に支配されたシカゴが舞台となったが、今作は「CTOS2.0」に管理されたサンフランシスコとその周辺地域が舞台となる。

 「CTOS2.0」の最大の特徴が「犯罪予測システム」。都市に住む人々のデータ、人種、社会構成、これまでの経歴などから“犯罪者としての素養”を割り出し、管理するシステムだ。主人公マーカスは犯罪を犯したことがないのに、ブラックリストに入れられてしまう。この理不尽な仕打ちが引き金になり、マーカスはハッカー集団「デッドセック」に協力し、システムを破壊すべく行動することとなるのだ。

 Karasuさんのデモプレイはまさに“カオス”と言うのがぴったりの無軌道ぶりだった。いきなり洋服店に入り散歩のお年寄りのような服装に着替え、バイクで公園を走り回り、ひたすら人間や犬をつけ回し、その後急に犬をなで出す。「街の住人のスマホをハッキングできる」という説明をするのが目的だったのだが、Karasuさんの大暴れに、他の出演者は積極的にツッコミを入れていた。

 そして家庭用端末をトラックごと盗む初期のミッションに挑戦。警備の厳しい倉庫に忍び込むのだが、走行用ラジコンを警備兵に破壊されたりしながらも飛行ドローンでゲート用パスワードを入手し、海から飛び込み潜入したまでは良かったが、敵に見つかってからはグダグダ。警察を呼ばれ追いかけ回された後、結局アサルトライフルで周囲の敵をなぎ倒し、トラックでパトカーを吹っ飛ばしながら逃げ切った。

 福井氏によれば、今回はデモプレイ用にマーカスがかなり強くなっていたため今回のKarasuさんのプレイで何とかなったが、本来はステルスや経路の確認などきちんとしていくのが「ウォッチドッグス2」の進め方だという。マーカスは“フォロワー”を集めることで強化できるようになる。今作ではメインミッションを進めずにひたすらサブミッションをプレイしてもフォロワーは得られるので、がんばれば今回のように初期ミッションを強いマーカスでプレイすることも可能だという。

 「ウォッチドッグス2」はハッキングの力がかなり強くなり、データベースの改ざんによる混乱など様々なアプローチが可能となっており、自由度が上がっている。前作はかなりシリアスな感じだったが、今作はエキセントリックな仲間達で明るいノリとなりそうだ。デモプレイ、ステージと共に、「ウォッチドッグス2」の魅力を強く感じられた。

【楽しいデモプレイ】
Karasuさんのマーカスは大暴れ。公園は大混乱に
ステルスで潜入するも結局銃撃戦でなぎ倒し、強引に逃げ出すという力業でミッションクリア
豪華なコレクターズエディションの内容も紹介