コーエーテクモ、“戦国死にゲー”「仁王」のブラッシュアップ方針を発表

東京ゲームショウ2016初日はシブサワ・コウ氏による大きな発表があった「仁王」

　コーエーテクモは、新作和風アクションRPG「仁王」の紹介ステージを東京ゲームショー2016にて開催した。

　15日のイベントステージではゼネラルプロデューサーのシブサワ・コウ氏が登場し、構想10年の和風ダークファンタジーとして大々的な発表するといった趣きが強かったが、16日のステージではディレクターの早矢仕洋介氏、安田文彦氏が登場し、主にβ体験版で受けたユーザーアンケートに応えるブラッシュアップの方針を発表するという、少々コアながら、ユーザーにはうれしい報せを届けるステージとなった。

　大方針としては、早矢仕ディレクターによると「難易度と達成感はそのままに、ユーザーのストレスになっていた部分を減らしてより爽快に“死にゲー”を楽しんでいただく」とのこと。

　β体験版中にもユーザーの意見を受けて何度か調整が入っていたが、製品版に向けて理不尽な部分や、逆にドロップなどで優遇されすぎていた部分、ユーザーインターフェイスなどに手を入れていくということで、特にβ体験版をプレイしたで改善してほしいと感じたユーザーは目を通してみてほしい。

ブラッシュアップ方針の説明は安田ディレクターが担当した

遠距離武器の操作仕様は一般的なFPSの操作に準拠したものになるようだ

落下しやすい場所は緊張感を産むが、あまりに落ちやすすぎると理不尽になってしまうため、調整が入る

「いわゆる数の暴力による安易な難易度調整をなくします」と安田ディレクター

無駄なアイテムがドロップしすぎたり、鍛冶で装備が強くなりすぎてドロップの旨味が減ったりという部分を無くすとのこと

コンボカスタム画面を例にとり、より直感的でわかりやすい画面作りを心掛ける

死にゲーのカメラ位置は死活問題。見やすく調整できるようになるのはありがたい

血の刀塚から出る屍狂いによるドロップは、強力な武器が出過ぎるということで調整される

初回封入特典として真田幸村鎧装備一式のDLシリアルがつく

　今回発表したブラッシュアップ方針は公式HPにも掲載されるとのこと。早矢仕ディレクターは「β体験版をプレイした方や楽しみにしているユーザーはチェックしてほしい」と締めくくった。