【特別企画】

ゲーム特化の発見型アプリストア「あっぷアリーナ!」iOS版が提供開始! 岡田結実さんと武田真治さんも興奮の発表会をレポート

【「あっぷアリーナ!」(iOS版)】
3月31日~提供開始

 BBSSは3月31日、ゲーム特化型の発見型アプリストア「あっぷアリーナ!」(iOS版)の提供を開始した。

 「あっぷアリーナ!」は、ポルトガルのアプリストア事業者Aptoideとのパートナーシップにより開発されたサービスで、2025年12月に施行された「スマホソフトウェア競争促進法(スマホ新法)」を背景に、iPhone向けサードパーティアプリストアとしてローンチを迎えた。Android版は5月11日にリリース予定。

 同日、都内で開催されたローンチ発表会には、BBSS 代表取締役社長兼CEOの本多晋弥氏、同社R&D本部本部長の橋本雅斗氏、Aptoide COO&CO-founderのAlvaro Amorim Pinto氏が登壇。ゲストとしてタレントの岡田結実さんと俳優の武田真治さんが招かれ、実機を使った体験デモを交えたトークセッションが行なわれた。

【ひらくたびに、心が動く。あっぷアリーナ!l ローンチトレーラー】

200万アプリ時代の「発見できない」問題に挑むサービス

BBSS 代表取締役社長兼CEOの本多晋弥氏

 発表会の冒頭、本多氏は国内ゲームアプリ市場の現状について語った。Sensor Towerのデータを引用しながら、国内のゲームアプリのダウンロード数および収益がともに右肩下がりから停滞傾向にあることを指摘。経済産業省が掲げるコンテンツ産業の海外市場規模20兆円目標に対し、ゲーム産業がその柱の一つであるにもかかわらず、市場が伸び悩んでいる状況に危機感を示した。

 その要因として本多氏が挙げたのが、現在のアプリストアの構造的な課題だ。2024年時点で世界に200万を超えるアプリが配信される中、既存のストアはダウンロード数に基づくランキングが主流であり、上位タイトルが常に上位を独占する状況が生まれている。日々新しいゲームを開発するインディーズクリエイターにとって、この環境の中で注目を集めることは極めて難しい。加えて、ゲーム内容とかけ離れたプッシュ型の広告が溢れる中で、ユーザーが本当に楽しめるゲームに出会う機会も減少しているという。

 本多氏は「供給量が増加しているのに発見しにくい。これがアプリ市場の構造的なギャップです」と話す。ユーザーが自分の嗜好に合ったゲームに出会うための“羅針盤”となるサービスを提供することで、ユーザーとクリエイターの架け橋となることを目指すと語った。

「あっぷアリーナ!」は“発見型ストアの誕生”であると話す

 「あっぷアリーナ!」の設計思想として、本多氏は3つの柱を提示した。

 第一が「編集型キュレーション」。ランキングに依存しない、メディアとの連携による情報提供を軸としている。具体的には、「あっぷアリーナ!」専属の編集チームを立ち上げ、編集長には、元週刊ファミ通副編集長の大塚角満氏を招聘している。ほかにも、ゲームメディアとのコラボレーションや業界有識者、インフルエンサーとの連携を通じて、ユーザーが本当に求める深いゲーム情報を提供していく方針だ。

 第二が「15分間のクラウド体験」。大容量化が進む昨今のゲームにおいて、ダウンロードの手間はユーザーにとって大きな障壁となっている。「あっぷアリーナ!」ではクラウド技術を活用し、フルサイズのゲームをダウンロードすることなく、15分間のお試しプレイを可能にする。端末のストレージを消費せず、長時間かかるダウンロードも必要ない。実際のプレイ感を確認した上で導入を判断できる仕組みだ。

 第三が「経済的インセンティブ」。ストア内でのアプリ課金に対し、決済金額の5%をストアポイントとして還元する。当面はローンチキャンペーンとして最大10%のポイント還元を実施する。

「編集型キュレーション」、「15分間のクラウド体験」、「経済的インセンティブ」が3つの柱だ

 これらの機能を実現する技術基盤として、BBSSはポルトガルのAptoideとパートナー契約を締結している。Aptoideは世界4億人以上のユーザーと100億件以上のダウンロード実績を持つ、世界最大級の独立系アプリストア事業者だ。

 発表会に登壇したAptoide COO&CO-founderは、「日本は世界で最もクリエイティブで影響力のあるゲーム市場の一つ。『あっぷアリーナ!』により、日本初のiOS代替ストアを立ち上げ、プレイヤーにはより多くの選択肢を、デベロッパーには新たな成長の機会を提供する」と語った。ポルトガルと日本の450年以上にわたる交流の歴史にも触れ、今回のパートナーシップの意義を強調した。

Aptoide COO&CO-founderのAlvaro Amorim Pinto氏
BBSS R&D本部本部長の橋本雅斗氏

 続いて登壇した橋本氏からは、サービスの技術的な詳細が説明された。

 デベロッパー向けには日本語版のデベロッパーサイトを用意。登録申請後、BBSSとAptoideによる審査を経て、専用ダッシュボードから連携用SDKをダウンロードする流れとなる。SDKの組み込みは課金周りの部分のみで、アプリケーションのAPK自体は変更不要。開発者の環境にもよるが、最短数日、QAを含めても2~3週間で対応可能だという。

 橋本氏は「埋もれているけれど面白いゲームを再発見し、再定義していく。新しいアプリだけでなく、過去に作られた良質なアプリにもう一度スポットライトを当てたい」と、発見型ストアとしてのビジョンを語った。また、日本のメーカーが海外に展開したい場合には、Aptoideの流通網を活用してユーロ圏での販売を支援する体制も整えているという。

橋本氏は「埋もれているけれど面白いゲームを再発見し、再定義していく」と話す

岡田結実さん・武田真治さんが「あっぷアリーナ!」を体験

タレントの岡田結実さん
俳優の武田真治さん

 発表会の後半では、タレントの岡田結実さんと俳優の武田真治さんによるトークセッションが行なわれた。

 今年2月に出産を発表した岡田さんは、子育ての合間にも夫婦でゲームを楽しんでいるというゲーム好き。普段はWi-Fiが使えない仕事現場でもプレイできるゲームを探しているといい、「ダウンロードに時間がかかっている間に寝落ちしてしまうこともある」と悩みを打ち明けた。

 「あっぷアリーナ!」の15分お試しプレイ機能には「ダウンロードしなくても試せるのは最高」と反応。編集チームによるキュレーション記事についても「やる前に何のゲームかわからないアプリがすごく多い。記事で事前に内容がわかれば、合わないアプリはダウンロードしなくて済む」と好感を示した。

 一方の武田さんは「ゲームはこれから」と、スマホゲームはほぼ初体験だと告白。しかし発表会中に「あっぷアリーナ!」を触り始めると、ジュースを色分けするパズルゲームなどに夢中になり、司会のトークそっちのけでプレイし続ける一幕も。

 「説明書もなくできてる自分が気持ちよくて」と笑顔を見せ、「ゲームに触れてこなかった人生だったけど、やり始めるとこんなにあってすぐに始められるってすごい」とその手軽さに感心していた。「サックスをやっているので、作曲を兼ねたゲームや演奏ができるゲームはやってみたい」と意欲を見せた。

 課金額に対するポイント還元機能については、岡田さんが「アプリを買ってポイントが返ってくる仕組みは『あっぷアリーナ!』でしか知らない。だったらここで買うよって思う」と率直な感想を述べると、武田さんも「同じゲームをするにも、ここを通じて買った方がいいってことですよね、すごい」と納得の様子だった。

「あっぷアリーナ!」を体験する岡田さんと、ゲームに夢中になる武田さん

 「あっぷアリーナ!」は、スマホ新法の施行により可能になった日本発のサードパーティアプリストアであり、ゲーム特化型かつ「発見型」という明確なポジショニングで差別化を図っている。編集キュレーションによる良質な情報提供、ダウンロード不要の15分お試しプレイ、そして課金に対するポイント還元という3つの柱は、ゲームとの新しい出会い方を提案するものだ。

 ローンチ時点ではタイトル数がまだ限定的であり、日本のゲームメーカーの参入はこれからという段階。ストアの価値はラインナップの充実度に大きく左右されるため、今後のタイトル拡充が成長の鍵を握る。本多氏が掲げる「日本式のコンテンツエコシステムを世界に展開する」というビジョンの実現に向け、デベロッパーとユーザーの双方をどれだけ引きつけられるかが注目だ。

□「あっぷアリーナ!」ダウンロードページ