【特別企画】
「モンハンNow」Season 5にて新モンスターのディノバルドとアオアシラが登場! 新シーズン発表会レポート
モンスターモチーフの重ね着や「モンスターハンターワイルズ」とのコラボも実施
2025年2月18日 10:00
- 【Monster Hunter Now:Season 5】
- 3月6日 配信予定
ナイアンティックは、Android/iOS用リアルワールドハンティングアクション「モンスターハンターNow」(以下、モンハンNow)において、3月6日から開始されるSeason 5に関するアップデート内容とコラボに関するメディア向け発表会を開催した。同イベントでは、本作のシニアプロデューサーである大隅栄氏とプロデューサーの麥谷結衣氏が登壇し、今回の取り組みについて紹介が行なわれた。
今回のSeason 5に付けられたタイトルは、「春陽薙ぐソードテイル」だ。こちらは春の季節に合わせた要素と、カバーモンスターを合わせたものとなっている。キービジュアルも従来のものとは大きく異なるテイストになっているが、こちらはカプコンと話し会いながら新たな雰囲気やアートスタイルに挑戦したいというところから生まれたものだ。
ビジュアルの主役は“モンスターとハンター”という部分に関しては変わりはないが、新たな季節を感じさせるポップな雰囲気が特徴となっている。このキービジュアルは、次回のアップデート以降にロード画面で見られるようになる。麥谷プロデューサーによると、今後も「モンハンNow」でしかできない新しい表現に挑戦したいと考えているという。
Season 5のオープニングを飾るモンスターはディノバルドとアオアシラ!
3月6日のSeason 5スタート時点で登場する追加モンスターは、ディノバルドとアオアシラの2体だ。4月には亜種モンスターが、5月には古龍種モンスターが追加されるなど、毎月新しいモンスターが追加予定である。新しい追加モンスターの数が少なく感じるかもしれないが、大隅氏によるとシーズンを通して見ると例年と変わりない数のモンスターが登場するということなので、その点は安心してほしい。
ディノバルドは、自身の尻尾で大ぶりの攻撃を行なってくるのが特徴のモンスターだ。それに加えて、口で尻尾を研ぐことでも攻撃が変化する。そのため、討伐では尻尾の動きに合わせた立ち回りが重要となってくる。また、 ジンオウガやラージャンと同じように最低の強さは★5で、通常時は低確率で出現する。だが、シーズンスタート時のイベントでは高確率で出会うことができるだろう。
このディノバルドの素材から作ることができる装備には、新スキルの力任せが付いている。こちらは会心率が下がる代わりに攻撃力が上がるというものだ。Season 4で実装されたスキルの凶会心とも相性が良く、さらに火力を上げて有利に狩りができるようになる。
アオアシラは、体全体を揺らして非常に強力な爪攻撃を繰り出してくるのが特徴のモンスターだ。攻撃範囲も広いため、狩りごたえのあるバトルが楽しめる。また体全体を使って後ろにも攻撃を加えることができるため、油断はできない相手だ。アオアシラ自体は、最低★2から出現するモンスターとなっているため、本作を遊び始めたばかりのプレーヤーでも挑みやすいところもポイントとなっている。
このアオアシラから作ることができる装備では、新スキルのグループハント強化【攻撃】が付いている。こちらはその名の通り、グループハント時に自分の攻撃力を上げることができるというものだ。アオアシラ自体が狩りやすいということもあり、こちらも序盤で強化するには持ってこいの装備である。
推しコーデが楽しめるモンスターモチーフの重ね着も登場
毎回シーズンパスが用意されているが、そこに含まれている新たな重ね着としてフレンチカジュアルとデニム、クルルヤックモチーフ、ツィツィヤックモチーフが登場する。フレンチカジュアルは、春の季節らしい見た目にできる重ね着だ。こちらは名前の通り、フレンチコートをモチーフにしたものである。また、同じくデニムは名前の通りデニムのジャケットとパンツのコーディネートが楽しめる重ね着となっている。
今シーズンからの新たな試みとして登場するのが、モンスターをモチーフにした重ね着のクルルヤックモチーフ、ツィツィヤックモチーフという2つだ。こちらは、それぞれモンスターの特徴やカラーといった要素から、現代的な衣装に落とし込んだものである。コンセプトとしては推しコーデに近いものだと思えばいいだろう。こうしたモンスターをテーマにした重ね着は「モンハンNow」ならではの要素といえるが、今後もこうしたものが登場する予定だ。
下方修正はなし! Season 5のバランス調整
Season 5では、武器種や一部スキルのバランス修正が行なわれる。こちらは武器間のバランスを整えることを目的としており、それぞれの武器で抱えていた問題の解消や効果が感じられにくいスキルをよりわかりやすくするための調整となっている。また、SNSなどからもらったプレーヤーからのフィードバックも、今回のバランス修正に反映されている。
ここで注目したいのは、いずれも上方修正のみ行なわれているというところでだ。どうしてもこうしたバランス調整では、ナーフされてしまうようなものも出てくることが多いイメージがある。しかし、今回はそうしたことはないため、既存のハンターたちも安心してプレイすることができる。
ここで、バランス調整の一部をご紹介しておこう。片手剣は剣と盾を使った連続攻撃が特徴だが、剣による攻撃が控えめで部位破壊が難しくなっていた。今回は、そちらを補強するための調製が行なわれている。具体的にいうと、【SP】ジャストラッシュコンボで、タイミング良くタップすると威力が上げられるといったものだ。
双剣は、これまで鬼人化状態のときにスタミナ管理が難しい。これはSPゲージがたまっていると、スキルを使うことでしか解除できなかったからだ。そこでSPボタン以外で解除できるように、長押し+フリック操作でもできるように操作が追加されている。また、攻撃力の高い乱舞を鬼人化直後に行なえるようにしたほか、鬼人化状態を切り替えることで大きなダメージを与えられるようにしている。
弓は溜め段階3の状態で指を離すのが、威力が高く効率も良かった。そうしたこともあってか、なかなか溜め段階4まで溜めて使われることが少ない状況となっていた。そこで今回のバランス調整では、溜め段階4で攻撃するときに威力が上がるようにしている。また、連射矢などに比べて威力が低い傾向にあったため、それぞれのレベルに合わせて矢の数を増やして威力を向上させている。
これらはほんの一部にすぎず、ほかにもさまざまな調整が行なわれている。それらの詳細については、3月6日のアップデート当日に発表される予定である。開発チームとしてのゴールは、それぞれの武器種を使っているハンターにその魅力を感じてもらいながら、ときにはほかの武器種も触ってみたくなるようなものにしたいということだ。今回のアップデートを機会に、これまで触ったことのない武器にも挑戦してみるというのもいいかもしれない。
「モンスターハンターワイルズ」とのコラボモンスターや重ね着も登場
すでに発表済みではあるが、シリーズ最新作の「モンスターハンターワイルズ」とのコラボレーションについては、今年の頭から取り組みを行っており、第1弾としてチャタカブラが登場する。「モンスターハンター」のフランチャイズ全体でも盛り上げていこうと考えており、自宅では「モンスターハンターワイルズ」を遊び、外手中は「モンハンNow」を遊んでもらうといったことを考えている。
このコラボで登場するチャタカブラは、「モンスターハンターワイルズ」で初登場するモンスターだが、それが「モンハンNow」でも戦えるというのが大きなポイントだ。長い舌を出して広範囲に攻撃してくることに加えて、腕に石を纏わせるといった部分についてもしっかり再現されている。
このチャタカブラの装備には、新スキルの防御の構えが付いている。こちらは、回避することで次に受けるダメージを軽減できるというもので、最大3回まで重複するのが特徴だ。そのためスキルレベルが上がるほど、ダメージ軽減率も上昇していく。
チャタカブラの開発では、カプコンの協力によって実現している部分も多い。そのため「モンスターハンターワイルズ」と「モンハンNow」でそれぞれ討伐に挑んで、違いや同じ部分を比べてみるというのも面白いかもしれない。
これも発表済みだが、セレクト乗りと呼ばれるコラボ重ね着も登場する。「モンスターハンターワイルズ」には、移動手段としてセクレトと呼ばれるモンスターが登場するが、そちらにハンターが乗っているときの姿をモチーフにしたようなデザインになっているのが特徴だ。
セクレトをモチーフにした重ね着を作ろうとアイデアを出していたときに、もっともインパクトが強かったのがこちらのデザインであった。こうしたものは、まさに「モンハンNow」でしか実現できないということで採用されている。これらはコラボのクエストをクリアすることで入手することが可能だ。
もうひとつ、コラボ重ね着として登場するのがホープである。こちらは「モンスターハンターワイルズ」で最初にハンターたちが身に付けている姿をモチーフにしたものだ。コラボイベントの支給品として入手することができるので、すぐに見た目を変更することができる。
また、同じくコラボの支給品としてホープシリーズの武器も生産することが可能だ。こちらはすべての武器種を作ることができ、加えて、初期グレードが3になっておりゲームを遊び始めたばかりの人にとっても有用な装備となっている。
今回の「モンスターハンターワイルズ」とのコラボで、新規に遊び始めたユーザー向けの施策もいくつか行なわれている。まずコラボのタイミングに合わせて、12武器種の解放タイミングを早めている。これまで「モンハンNow」では、ゲーム開始時は全員片手剣からスタートしていた。その後、ストーリーを進行していくことでほかの武器種が解放されていったのだが、そちらをプロローグ後からプロローグ中に変更している。
また、支給品として回復薬やアイテムボックスなどに加えて、火・水・雷・氷の4属性の武器をグレード5まで生産・強化できる素材もクエストや報酬などで解放される。
モンハンNow感謝祭【1.5周年】やモンハンNow公式オフライン交流会の開催も決定
今後の予定として、3月6日のSeason 5のアップデート以降も、さまざまな施策が用意されている。「モンハンNow」は今年の3月で1.5周年を迎えるが、それを記念したイベントが「モンハンNow感謝祭【1.5周年】」だ。こちらでは、亜種や希少種など出会いにくいモンスターがピックアップされているほか、亜種モンスターがモンスタートラッカーで指定できるようになる。
また、新機能として狩猟を行なうことでアイテムを獲得することができ、そのアイテムを使用して好きな素材と交換できるといったものも登場する予定だ。イメージとしてはよくある交換所のような機能だが、欲しい素材があるときはかなり活用できそうである。
この新機能についてはイベント限定として登場するが、今後もイベントで登場予定となっており、そちらにも期待しよう。これら以外にも、4月や5月には機能の改善や新しい遊びの要素も企画されている。こうした情報については、随時公式サイトなどで発表されていく予定である。
発表会の最後に、コミュニティマネージャーの甘利朱氏からコミュニティイベントの取り組みについての紹介が行なわれた。同社ではアジア地域を中心にファンミーティングを開催してきた。1月19日には、韓国でファンミーティングが実施され、約120名のユーザーが同イベントに集結している。
このように、対面で集まり一緒に遊ぶ場を作ることが同社のミッションである「Niantic inspores people explore the world.together(Nianticは人々を刺激し、世界を一緒に探検する)」ということにも結びついていると甘利氏は説明する。
その一環として、日本でも「モンハンNow公式オフライン交流会」を3月16に東京・秋葉原で、3月29日には大阪・なんばでそれぞれ開催されることが決定した。応募の開始は2月18日お昼過ぎからで、抽選で参加者が決定される。このオフライン交流会では、4人ひと組みでパーティを組み一緒に遊ぶというものとなっている。今回はその第1弾として行なわれるが、今後も継続的にこうしたイベントが開催される予定だ。
Season 5のアップデートや「モンスターハンターワイルズ」とのコラボなど、全体的になかなか盛りだくさんの内容となっていた。とくにSeason 5についてはあくまでもスタート時の情報となっており、今後も新たな要素が盛り込まれていく予定だ。最新作の「モンスターハンターワイルズ」と共に本作を遊び始めるにはちょうどいいタイミングとなっているので、少しでも興味を持ったならばぜひこの機会に挑戦してみよう!
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