【特別企画】

90年代の懐かしさが溢れ出す「精霊機(スプリットマシン)フレイリート」試遊レポート【TGS2024】

憧れたロボアニメの世界観を感じさせる2Dアクション!

【精霊機(スプリットマシン)フレイリート】

今冬 発売予定

価格:未定

 インティ・クリエイツは、ゲーム展示会「東京ゲームショウ2024(TGS2024)」に出展中のインティ・クリエイツブースおよびパピネットブースにて、今冬発売予定のプレイステーション 5/プレイステーション 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PC用ノスタルジック2Dアクションゲーム「精霊機(スプリットマシン)フレイリート」の試遊を実施している。

 本作は、90年代に放映されていたロボットアニメのようなテイストに、ドット絵のキャラクターを操作するというノスタルジーが詰まった作品となっている。ゲームの舞台は剣と魔法の異世界「キラカディア」。その世界に突然「精霊機士(スプリットマスター)」として召喚された火野勇人を主人公として物語が進んでいく。プレーヤーは主人公の勇人を操作しながら、数多のモンスターと戦いながら、キラカディアの広大な世界を冒険していくこととなる。

 今回パピネットブースにて本作を体験することができたので、プレイして感じた本作の魅力をお伝えしたい。

【精霊機(スピリットマシン)フレイリート - 開発始動!】
主人公火野勇人と精霊機フレイリート

懐かしい2Dアクションと憧れのロボットアニメを体験できる

 本作の主な流れは、主人公・勇人がステージを冒険していくトップビューパートと、トップビューパートのクリア後に繰り広げられる巨大化したボス VS 精霊機フレイリートのボス戦パートの2つに分かれて進んでいく。

 トップビューパートは見下ろし型の2Dアクションを楽しめる。攻撃方法は通常攻撃と、通常の攻撃を連続して行う三段斬り、力を貯めて斬るチャージ斬りの3つ。また、敵の攻撃を避けることができる回避はローリングのみとなっており、攻撃と回避は方向を指示するスティック操作と2つのボタンで完結するほどシンプルなものとなっている。

通常攻撃を連続して行うことで三段斬りが使える
チャージ斬りでは炎の回転斬りを行うことができる
ボスは巨大化して襲い掛かってくるため、勇人は精霊機フレイリート乗り込み応戦することに。懐かしいロボットアニメを彷彿とさせる演出がエモい

 チャージ斬りに関してはゲージが用意されており、そのゲージが尽きると使用不可に。ゲージはステージ内での発見や、モンスターからのドロップにより獲得できる青い瓶を拾うと回復できる。また、同様に獲得できるハートは、モンスターからの攻撃などにより減少してしまったHPゲージを回復することができる。

チャージ斬りの使用に必要なゲージは青い瓶を拾うと回復できる

 冒険するステージにはギミックも用意されており、鍵のかかった扉や壊せるブロックなど様々な仕掛けが登場する。そのため、単純なアクションだけなく、プレーヤーは工夫しながら進んでいくこととなる。また、モンスターと戦う際も、どの敵に三段斬りやチャージ斬りが効果的か、といった判断をすることで効率良くゲームを進められるようで、操作はシンプルでも以外とアレコレ考える戦略要素があるのも本作の魅力の1つと言える。

 また、ゲーム性だけでなく、作り込まれた世界観にも注目したい。冒険するステージやキャラクター、モンスターはドット絵で描かれており、スーパーファミコンなどで遊んだゲームを彷彿とさせる。綺麗なグラフィックスでありながらどこか懐かしさを感じられ、プレイしていて童心を思い出させてくれるのだ。

鍵のかかった扉を開けるには鍵を探さなくてはいけない。こういった探索要素も楽しい
どこか懐かしいドット絵のステージやモンスターが童心に帰してくれる

 トップビューパートとは異なり、ボス戦パートではキャラクターが動き回ることなく、目の前で様々な攻撃を仕掛けてくるボスに対してガードを駆使しながら、遠距離と近距離攻撃を使い分けて戦っていく。

 長距離攻撃は精霊機フレイリートの手から出る銃撃となっており、ボスに照準を定めてから攻撃を打ち込んでいく。一方で、近距離攻撃は剣での強力な斬撃となっているが、ガードをした状態からでないと繰り出すことができないという制限がある。この近距離攻撃か遠距離攻撃かを判断しながら攻撃手段を切り替える戦い方が緊張感がありとても楽しい。ボスは頻繁に移動することもあり、その時々の状況を把握しながらうまく攻撃を当てられるとかなりの爽快感がある。

 また、フレイリートの中から見える景色も昔懐かしいロボットアニメの主人公が見ていた景色を見ているようで、ワクワク感とともに子どもの頃に憧れた世界を体験できるようになっていると感じた。

ボス戦は精霊機フレイリートの手から出る銃撃か、ガードからの斬撃で戦う
タイミングよくガードすることでボスからの攻撃を防ぎつつ、斬撃でのカウンターを狙えるのだ

 全体的にどこか懐かしいテイストで描かれており、まるで1990年代にタイムスリップしたような感覚を味わえる本作。今回はストーリー部分までは触れることはできず、突如異世界に召喚された勇人がどのような目的で冒険をしているのかなどまだまだ謎が多いが、小さな少年が異世界でロボットとともに頑張る姿は、当時のアニメを見ていた世代からは懐かしさとともに当時のワクワク感を思い出させてくれる作品だと感じた。

 興味がある方はぜひインティ・クリエイトブースかハピネットブースにて体験してみてほしい。